通販やフードデリバリーサービスだけでなく、スーパーや薬局など様々な実店舗でも利用できる決済アプリ「PayPay」。
今回は、PayPayで「現在ご利用を制限しております」と表示される原因とその対処法について徹底解説していきます。
コンテンツ
- 1 「現在ご利用を制限しております」いう表示が出て決済やチャージができない!
- 1.1 チャージ・お支払い時の場合
- 1.2 一定期間に同一金額でチャージをしようとした場合
- 1.3 一定期間に同一金額および同一店舗で支払いをしようとした場合
- 1.4 不正利用防止の観点からチャージごとの審査を行っている
- 1.5 クレジットカードの決済額が30日間で5万円以上になっている場合
- 1.6 PayPay残高の送信・受け取り時
- 1.7 10万円(過去24時間)や50万円(過去30日間)を超える場合
- 1.8 ログイン・登録時
- 1.9 取引審査の監視に該当した場合
- 1.10 クレジットカードの登録を複数回失敗した
- 1.11 パスワードの再設定ができない
- 1.12 アカウント自体が制限されている
- 1.13 登録した銀行がゆうちょの場合
- 1.14 チャージ額・利用可能額との関係性は?
- 1.15 PayPayアプリの不具合
- 2 「現在ご利用を制限しております」と表示される場合の対処法
「現在ご利用を制限しております」いう表示が出て決済やチャージができない!
現在、PayPayでは「現在ご利用を制限しております」というメッセージが出てしまい、決済やチャージができなくなっています。
ポイント
このエラーが表示されるのは、以下の場合の時です。
- チャージ・お支払い時の場合
- PayPay残高の送信・受け取り時
- ログイン・登録時
チャージ・お支払い時の場合
「現在ご利用を制限しております」とよく表示されやすいのが、チャージする時やお支払いをする時です。
チャージ・お支払い時にエラーが出る原因
- 一定期間に同一金額でチャージをしようとした場合
- 一定期間に同一金額および同一店舗で支払いをしようとした場合
- 取引審査の監視に該当した場合
- 不正利用防止の観点からチャージごとの審査を行っている
一定期間に同一金額でチャージをしようとした場合
短時間の間に同じ金額をチャージしようとすると、利用制限が掛かってしまう場合があります。
例えば、1000円分だけチャージしたものの残高が足りずもう1000円チャージし、その後もう少し買い物がしたいからと更に1000円…といった形で合計3000円分を短時間にチャージすると利用制限が掛かってしまいます。
一定期間に同一金額および同一店舗で支払いをしようとした場合
短時間に同じ金額、同じテンポで支払いをしようとした場合にも制限が掛かりやすくなっています。
これは転売などの不正利用を防止するための措置で、不正行為をしているつもりが無くてもこのような使い方をしていると制限をかけられてしまう事があります。
自動販売機や100円ショップなど、販売価格が一定のお店で買い物をする際は購入金額やタイミングに気を付けましょう。
不正利用防止の観点からチャージごとの審査を行っている
PayPayでは転売や他人からの乗っ取り利用などの、不正利用防止のために常にPayPayの決済審査を監視しています。
具体的にどんな基準で制限しているのか、制限される理由については回答がありませんが、一定期間内に大量購入をする・高額な商品が立て続けに購入されているなどの利用があると制限される確率が高くなります。
カードの支払いを滞納してしまったり、カードの解約があったなどの決済情報に問題があった場合は一時的に利用が制限されてしまいます。
クレジットカードの決済額が30日間で5万円以上になっている場合
PayPayでは、あらかじめアプリにクレジットカードを登録しておくことでPayPay経由でクレジットカードの使用が可能になりました。
クレジットカードは使えないけれどQRコード決済・バーコード決済は利用できるといった場合にはとても便利です。
しかし、クレジットカードでの利用は30日間で5万円までと決まっています。
再び利用するためにはPayPay残高へのチャージと同様に月初めの利用日から30日間経過するまで待つ必要があります。
注意ポイント
クレジットカードでの決済は1枚で5万円ではありません。
登録している全てのカードで5万円を30日間に使うと制限が掛かるので注意しましょう。
PayPay残高の送信・受け取り時
個別会計ができない飲食店では、事前に割り勘してから代表者に支払ってもらう必要がある場合があります。
そんな時に便利なのがPayPayの残高送信で、PayPayの残高を利用して足りない小銭を支払ったり、割り勘決済を行ったりすることができます。
しかし、そんなPayPay残高の送金時・受け取り時にもエラーが発生してしまう場合があります。
10万円(過去24時間)や50万円(過去30日間)を超える場合
PayPay残高からの送金で過去24時間以内に10万円、あるいは過去30日間で50万円の支払額を超えると、不正利用の疑いがあるとみなされて利用が一時的に制限されてしまいます。
また、一度に保有できるPayPay残高はPayPayマネーの場合は500万円、PayPayマネーライトの場合は100万円までとなっているため上限を超えないよう注意しましょう。
ログイン・登録時
そもそもアプリへのログインや登録の時点で「現在ご利用を制限しております」という表示が出てしまう場合もあります。
原因
ログイン・登録時にエラーが出てしまう場合、以下の原因が考えられます。
- 10万円(過去24時間)や50万円(過去30日間)を超える場合
- 取引審査の監視に該当した場合
- クレジットカードの登録を複数回失敗した
- パスワードの再設定ができない
- アカウント自体がを制限されている
- 登録した銀行がゆうちょの場合
取引審査の監視に該当した場合
PayPayでは、チャージ時や支払時、送金時などの決済をするごとに取引審査を行うことで不正利用の防止に取り組んでいます。
その結果、不正利用のつもりが無くてもシステム上不正利用と認識されて、一時的に制限が掛かってしまう場合があるのです。
決済情報に問題のあるカードを登録・または使用した場合、利用制限の解除には、PayPayの問い合わせフォームから連絡を行う必要があります。
①利用制限専用の問い合わせフォームを開きます。
「問い合わせ種別」のプルダウンメニューから「クレジットカード登録制限の解除依頼」を選択し、必要事項を入力して送信を行います。
クレジットカードの登録を複数回失敗した
クレジットカードの登録がうまくいかなくて何度かやり直してしまった場合にもこのエラーが出てしまう場合があります。
PayPayはVISA・MasterCardは問題なく登録が可能です。
しかし、JCBカードはYahoo!ジャパンカードのみ登録が可能となっています。
また、基本的にデビットカードやプリペイドカードは登録時に失敗しやすくなります。
パスワードの再設定ができない
パスワードの再設定には、登録している携帯電話の番号が必要です。
パスワードの再設定ができない際、不正アクセスと勘違いされて利用が制限されてしまうことがあります。
機種変更や乗り換えで電話番号を変える際は、あらかじめ引継ぎをしておきましょう。
既に携帯番号を変えてしまった場合は、0120-990-635へ電話をかけることで解決できます。
アカウント自体が制限されている
自分が不正行為をしていなくても、知らず知らずのうちに犯罪に巻き込まれていることもあります。
PayPayでは常に決済状況を監視するシステムがあるので、少しでも不正を疑われる取引があった際はアカウントを停止することで本来のユーザーの残高を守ろうとしています。
少し時間をおいてみるか、PayPayへ問い合わせしてみましょう。
登録した銀行がゆうちょの場合
ゆうちょ銀行を利用したPayPayの不正利用事件から、PayPayはゆうちょ銀行でのPayPay支払い口座登録に対して慎重になっています。
特に以前登録していたゆうちょ口座を登録しようとすると不正利用と勘違いされてエラーが出てしまいます。
他に登録できる口座を持っている場合は、少し時間をおいてから他の口座で登録するようにしましょう。
チャージ額・利用可能額との関係性は?
PayPay利用可能額、チャージ金額との関係性はなさそうとの口コミも見られます。
ただ、PayPay自体がこのように様々な要因から利用制限されてしまうため、本人でも気づかない所で不正利用と判断されてしまう場合もあるのです。
早めにPayPayへ問い合わせを行い、審査してもらっている間は不用意に利用しないようにしましょう。
注意
チャージできなくて問い合わせしたのは良いものの、支払いはできたからと審査中に利用しようとしてエラーが出てしまった場合、もう1度審査のやり直しになってしまいます。
その分利用制限が解除されるのが遅くなってしまうので、PayPayから解除のお知らせが来るまでは利用しないようにしましょう。
PayPayアプリの不具合
2021年5月19日に、突然PayPayが利用できなくなる不具合が発生し、チャージや送金時に「現在ご利用を制限しております」という表示とともに利用が出来なくなるという事態が発生しました。
現在でも不具合が直らず、出金やチャージに影響が出ていますが、不具合が直ったユーザーもいるように、状況は様々です。
原因は不正利用防止のためとのことですが、詳細は明らかにはなっていません。
問い合わせたところ長くても1週間、早ければ2~3日で直るとのことです。
不便ですがPayPayに問い合わせて対応を待ちましょう。
PayPayアプリの不具合が発生した場合はTwitterにお知らせが出ていたり、「PayPay 不具合」で検索すると同じような症状のユーザーがいる可能性が高いので調べてみましょう。
「現在ご利用を制限しております」と表示される場合の対処法
「現在ご利用を制限しております」と表示されてしまう場合の対処法は4つあります。
ここからは、「現在ご利用を制限しております」と表示されてしまった場合にどうしたら良いのか、対処法をご紹介します。
制限が解除されるまでの期間は?
問い合わせて制限が解除されるまでには、2~4日ほど掛かります。
今は不具合が起こっているユーザーが増加しているのでその分対応も遅れているのか、問い合わせても定型文で返答が返ってくる場合もあります。
該当の取引で発行された決済番号とPayPayIDを問い合わせに送ったら、しばらくは様子を見るのが1番です。
PayPayに問い合わせる
PayPayへの問い合わせ方法は2種類あります。
電話で問い合わせる場合:0120-990-634
問い合わせフォームから問い合わせることも可能です。
ポイント
PayPayへ問い合わせる際には、該当の決済番号とPayPayIDを一緒に書いておきましょう。
あらかじめ決済番号とPayPayIDを書いておくことで調査が進みやすく、解決も早まります。
利用可能額の上限を上げる
PayPayアプリのバージョンが2.43.0以降の場合、自分で利用可能額の上限を変更できます。
①PayPayアプリ右下のアカウントを選択し、プライバシーとセキュリティをタップします。
②利用金額の設定を選択し、設定したい項目を選びます。
③金額を入力したら、設定するを押します。
本人認証をする
本人認証をすることでエラーの解除がされる場合があります。
まだ本人認証をしていなかった人は、本人認証をしてみましょう。
本人認証をすることでクレジットカードでの支払い金額の上限を引き上げることが出来たり、Yahoo!カードからのチャージが可能になります。
詳しくは以下の記事をご参照ください。
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別の方法でチャージや支払をする
現在は不具合が起こっているためPayPayの対応を待つのが1番良いですが、どうしても今すぐ支払いたいという方は別の方法を試してみましょう。
PayPayはクレジットカードの他にも銀行口座からのチャージやコンビニATMからのチャージ方法にも対応しています。
PayPay以外の決済ができる場合は、現金払いやクレジットカード払い、LINEPayなどの他の決済サービスを使ってPayPayの復旧を待ちましょう。
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