郵便局のアプリ「ゆうパックスマホ割」で「かんたんSNSでお届け」が話題になっています。
今回は、住所を知らなくても郵送できるこのサービスの使い方や、勘違いしやすい点を徹底解説していきます。
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SNSしか知らない相手に郵便が送れる!?
SNSしか知らず住所が分からない相手に、郵便が送れるサービスである「かんたんSNSでお届け」が、ネット上で話題になっています。
しかし、「かんたんSNSでお届け」の説明が分かり難いと言われています。
「かんたんSNSでお届け」で、住所を知らない相手にも郵便できる流れ
下記では、まず分かり難いと言われている「かんたんSNSでお届け」で、相手に郵便物が届くおおまかな流れを解説します。
アプリで郵送したいモノを登録
まず、郵送したい人が、「スマホ割り」アプリで郵便物を登録します。そして、LINEなどのSNSを通して、受け取り者に通知が行きます。
受取側に通知が行き、相手側が受け取り場所を選択
通知を受けた受取者は、WEBページか「スマホ割り」アプリを通して受け取り場所を登録します。受取者の登録が済むと、再び郵送者に通知が届きます。
受取側が登録後、送付者が郵送手続き
受取側から通知を受けた郵送者は、アプリを操作して宛名ラベルなどの最終登録をします。
登録が済めば、郵便物を郵便局に持って行き、郵送してもらうことになります。
「かんたんSNSでお届け」の使い方
まずはアプリをダウンロードして起動します。
新規会員登録を行います。
個人情報を登録していきます。
登録したアドレスに、郵便局から認証用のメールが届きます。
届いたメールのリンクをタップします。
登録したIDでログインします。
ログインした後、アプリの「あて名ラベル作成」を選択します。
クレジットカードの情報を登録していきます。
「かんたんSNSでお届け」を選びます。
あて名ラベル作成で、自身の名前や住所を入力していきます。
これが、郵便局控えに印字される送り主になります。入力が完了すれば「次へ」を選択します。
ここで入力した名前が相手側の送信されるので気を付けて下さい。
次に、郵送先の名前を入れていきます。入力が完了すれば「次へ」を押します。
サイズを選択します。
次に「品名」を入力します。
郵送物に取り扱い注意などがある場合は、こちらをタップします。
次に発送予定場所の郵便局を選択。ここで決定した郵便局で、郵送手続きをすることになります。
郵便物はこの郵便局から発送されます。気になる方は、最寄りから外れた郵便局を使っても良いでしょう。
以下の方法で、最寄りの郵便局を探します。
郵便局の検索方法
- 現在地取得
- 住所リストから取得選択
- 駅リストから選択
- キーワードから検索
最寄りの郵便局が見付かったら、「ここから発送する」をタップします。
入力が完了すれば、「次へ」を選択します。
表示される入力確認が大丈夫であれば、「受取人に受け取り場所を選んでもらう」を選択します。
受取人に連絡するSNSを選択します。今回は、LINEを選択します。
リストの中から、郵送する予定の相手を選択します。
トークに送信を選択します。
そうすると、相手にURLの掲載されたメッセージが送信されます。
受け取り側の操作
送られてきたURLにアクセスします。
URLにアクセスすると、「アプリをダウンロード」か「電話番号とメールアドレス」の選択が表示されます。
アプリをダウンロードを選んだ場合は、上記の手続きと同じように個人情報を入力します、
「電話番号とメールアドレス」を登録すると、郵便局からメールが届きます。
登録したメールアドレスに届いたURLにアクセスします。
上記の郵送する郵便局を登録した時と同じように、荷物を受け取る場所を選択します。
受け取る場所が決定したら、「ここで受け取る」をタップします。
最終確認の後、「受取場所を決定する」を決定すると、郵送者にメッセージが飛びます。
この受取場所の住所が宛名ラベルに印字されます。
SNS上だけの知り合いとのやり取りで気になる場合は、家から遠いコンビニなどで受け取るのも一つの手です。
また、この画面で差出人が入力した名前が表示されます。
ここから先は、郵送者の手続きになります。
郵送側の手続き
通知が来たら、アプリを開いて、右上のやることリストから手続きを進めます、
受取者の手続きが済んだ旨のメッセージをタップします
これまでに入力した情報の確認が出ます。
入力内容に相違ない場合は、「あて名ラベル詳細」下段の「お支払い」をタップします。
進んだ先の画面で、支払い金額が表示されます。金額の確認ができたら、「支払い手続き」下段の「お支払い手続きを行う」をタップします。
クレジットカードの暗証番号を入力して「支払い手続きを完了する」を選びます。
これで手続きが完了です。「2次元コード発行に進む」を選びます。
「2次元コードを発行」を押して、QRコードを発行します。
ホーム画面の右上のやることリストから、何度でもQRコードを発行できます。
このQRコードを持って郵便局にいけば、郵送の手続きができます。
郵便局にある「ゆうプリタッチ」という機械に発行されたQRコードをかざせば、宛名ラベルが印刷されます。
「ゆうプリタッチ」の上の面に取り扱い説明書が貼ってあります。
基本的には右の白い読み取り機で、QRコードをかざせばOKです。QRコードを窓口に持って行っても、読み取って貰えます。
上が、発行される宛名ラベルになります。
添付用と控え2枚が発行され、添付用には依頼主の住所や名前は印字されません。
添付用のラベルには、以下のものが印字されます。
印字されるもの
- 届け先の郵便番号
- 届け先の都道府県名
多くの場合は上記の通り依頼主の名前・住所は印字されませんが、稀に名前住所が印字されるとの報告もあります。
手続きを行う郵便局に、事前に確認しておく事をオススメします。
荷物の配送が済むと、受取人に通知が行きます。
通知に載っている「問い合わせ番号」と「認証番号」を、受け取り場所にもっていくと、配送された荷物を受け取ることができます。
「かんたんSNSでお届け」の特徴
下記では、「かんたんSNSでお届け」の特徴を紹介していきます。
基本料金から180円お得
「かんたんSNSでお届け」をすると、通常のゆうパックよりも180円安くなります。
郵便局受け取りで更に100円割引
受取側が郵便局での受け取りを選択すると、更に100円の割引が受けられます。
上の割引を含めると280円もお得になります。
宛名の手書き不要
「かんたんSNSでお届け」では、表示されたQRコードを郵便局で読み取ってもらい、宛名ラベルを印刷してもらえます。
印刷された宛名ラベルを貼れば郵送準備完了なので、手書きをする必要がありません。
コンビニ、郵便局、はこぽすで受け取り可能
受取場所は、コンビニ、郵便局、はこぽすを選択することができます。自宅へのお届けはできません。
ローソン、ミニストップ、ファミマで受け取り可能
受取に指定できるコンビニは、ローソン、ミニストップ、ファミリーマートになります、
受け取り場所によって送れる大きさが違う
縦横高さの合計が100センチを超えるものは、「コンビニ」「はこぽす」で受け取りできません。
100センチを超えるモノは、郵便局での受け取りを選択する必要があります。
なまものは送付不可
「かんたんSNSでお届け」では、なまものを送付することはできません。
発送手続きができるのは郵便局のみ
「かんたんSNSでお届け」では、発送手続きができるのは郵便局だけです。コンビニでは手続きできないので、注意が必要です。
発送の猶予期限は1ヶ月
アプリでの登録が終わった後、発送手続きまでの猶予は1ヶ月になります。
支払いはクレカのみ
「スマホ割り」のアプリは、クレカでの支払いのみになります。決済のタイミングは、郵便局で発送手続きをしたタイミングになります。
2回目以降はSNSでの手続きが必要なし
発送者と受取人が音がいにアプリを入れた状態で、送付先を登録した場合は、2回目以降はSNSを通した手続きが必要なくなります。
複数回取引をする予定がある場合は、お互いにアプリを登録していた方が便利です。
継続利用による割引があり
「スマホ割り」のアプリを直近12ヶ月で10回スマ割りアプリ使用すると、次の月に割引を受けることができます。
割引は10%で、直近12ヶ月で10回を下回らない限り続きます。
「かんたんSNSでお届け」利用で間違えやすい点
「かんたんSNSでお届け」は便利なサービスですが、説明が分かり難い所があり、ネット上では内容を間違えている方も多いようです。
下記では、「かんたんSNSでお届け」で、間違え易い点を紹介していきます。
発送者は受取人のメアドを知っている必要はなし
「かんたんSNSでお届け」で、「発送者は受取人のメアドを知っていなければならない」と思っている方も多いようです。
しかし、実際は発送者が受取人のメアドを知っている必要はありません。
アプリに受取人のメアドが必要というのは、「受取人自身が、受け取るためにアプリやWEBページにメアドを撃ち込む必要がある」という意味です。
受取人のメアドが、発送者に公開されることもありません。
発送者の名前と住所は記載されない
発送する荷物には、発送者の名前と住所が印字されません。SNS上だけの知り合いとのやりとりでも安心です。
ただし、以下の事には注意して下さい。
注意点
- 差出人が登録した名前がアプリ内で受取人に表示される
- 差出人がどの郵便局から発送したのかは分かる
- 受取人がどの都道府県・郵便番号で受け取るのか分かる
- 稀に差出人の名前と住所が印字されることがある(手続き郵便局に要確認)
あて名ラベルには、受け取り場所の郵便番号が印字される
上記の通り、以下が宛名ラベルに印字されます。
宛名ラベルに印字
- 届け先の郵便番号
- 届け先の都道府県名
受取場所は「郵便局」「コンビニ」「はこぽす」で、住所ではありませんが、気になる場合は家から離れた場所で受け取るようにしましょう。
受け取り時には名前不要
注文の受け取りにはアプリに届く「お問い合わせ番号」と「認証番号」が必要になります。名前の掲示は必要ありません。