蛙化現象の詳細やなり易い人の特徴、どちらが被害者なのか、克服に必要とされるものなど徹底解説

TwitterやSNSで蛙化現象が話題になっています。

今回は蛙化現象の詳細やなり易い人、克服方法など徹底解説していきます。

蛙化現象が話題に

TwitterやSNSで蛙化現象が度々話題になっています。蛙化現象とは簡単に広い意味で言ってしまうと、「片思い好きだった人と両想いになった途端に嫌いになってしまう」事を指します。

こういった話題が広まると、多くの人が「自分もそうだ」と共感を呼びます。自分だけが特殊なのかと感じていた人たちにとっては、他の人でも良くある現象なのだと知る事で気が楽になると言った声も見られます。

恋愛に関するナイーブな点であり、どちらの意見主張も間違った訳ではありません。気持ちの問題であるため簡単に解決できることでもないため、多くの人を悩ませる問題となっています。

芸能人に告られても冷めるというツイートが話題でケロケロいう訳ではない

9月の中頃に、芸能人に告られても冷めて逃げてしまうといった旨のツイートが話題になりました。

これが好きだった相手から好意を向けられると冷めてしまう点から、蛙化現象の一種なのではないかと論争になりました。

実際に起きたことではなく想像の範中なので、これが本当に蛙化現象かは不明です。ただ自分もそう言う心理は分かると言った方や、上から目線ではないかと言った様々な声が飛び交っています。

また蛙化現象を知らなかったという方からは、皆でケロケロ言い出すのかと思ったというツイートも併せて人気となっています。

言い訳や特別感に蛙化現象を使う方もいる

蛙化現象は少し前から話題になっている言葉ですが、正確なメカニズムはよく分かっていません。

中には遊びで付き合ってすぐ別れた言い訳に、蛙化現象を使う方も見られます。また蛙化現象というメジャーではない響きに惹かれて、自分は蛙化現象(で可哀想)とアピールする方も見られます。

そう言った方に不信感を持つ人もおり、本当に悩んでいる人の意見が真っ直ぐに届かないという問題をはらんでいます。

グリム童話が元ネタ

蛙化現象の元ネタは、グリム童話の「かえるの王さま」です。

王女が森の泉に金のたまを落としてしまうが、カエル現れて「自分を友達にして、同じ皿から食事を取り、同じベッドで寝かせてくれるのなら、拾ってきてあげましょう」といいます。王女は条件をのむが金のたまを取り戻した途端に、約束を反故に仕様とします。

カエルが王様に言いつけたため仕方なく蛙の言うとおりにする王女でしたが、一緒のベッドで寝る事だけは出来ませんでした。王女は恐怖と嫌悪から泣きながら拒みますが、それでも王の命令によって寝室へ行くしかありません。

どうしてもカエルをベッドに上げられない王女は、カエルを寝室の隅に追いやって一人で寝ようとします。カエルは王様に言いつけると抗議し自分をベッドに上げろと言い続けます。

いよいよ王女は腹を立て、カエルを掴んで壁に叩き付けてしまいました。

するとカエルの呪いが溶けて、カエルは美しい王子の姿に。実はカエルは他国の王子が、呪いによってカエルの姿に変えられていただけだったのです。

そして王女は王子を好きになって婚約し、幸せに暮らしたという話です。

童話では嫌いから好きに気持ちが動いているので反対ではあります。ただ逆に言えば王子からカエルになってしまう様に、好きから嫌いになる心情を表していると言われます。

興味が無くなるのではなく生理的な嫌悪感を感じる事

一般的に「メチャクチャ好きだったのに、付き合うとドキドキしなくなった」「付き合って見たら思っていた人と違って冷めた」という話はよく聞きます。

ただこれは好きが無関心になっているだけです。

基本的に蛙化現象と言われるのは、「好きだったのに両想いになった途端に、生理的に嫌悪感を感じる程に嫌いになった」というものを指します。

つまり無関心であれば我慢して付き合い続ける(もしくは特段に別れる理由もない)事も出来ますが、蛙化現象で嫌いになった場合は一緒にいることすら難しくなってしまいます。

女性特有のものとも言われている

蛙化現象が起きる理由については、正確な所は分かっていません。ただこれは女性に特有の現象ではないかとも言われています。

一概にこれが正しいとは言えないでしょうが、実際SNSで蛙化現象に共感できると言っているのは女性が多いのは確かです。

「男女の友情は成立するのか？」「友だちから恋人になる事はあるのか？」などお決まりの質問でも男女で意見が分かれる事が少なくないため、女性特有(体の性か心の性かは別にして)であってもおかしくはないでしょう。

病気ではなく若い人に多い

蛙化現象は病気ではないと言われています。そのため自身が蛙化現象になっても、無理に治療を行う必要はないとの事です。

ただ逆に言えば簡単に「治す」ものではないと言う意味でもあります。何とかしようと思いつめ過ぎない事をオススメします。

若い人に多いとされており、心の成長や自分を見詰め直す事で、自然と解消される・受け入れられるようになるとはされています。

蛙化現象の理由とされているもの

下記では蛙化現象の理由とされるものを紹介していきます。どれか単一で当て嵌まるものではなく、複数の理由が入り混じっている事も考えられます。

また個人やシチュエーションの違いもあるので、確認の一助程度に考えるのが良いでしょう。

恋したいだけで好きじゃなかった

所謂恋に恋するという状態だと、蛙化現象が起き易いと言われています。

誰かが好きという気持ちが初めにあって恋愛になるのではなく、「恋をしたい」という結果ありきで恋愛対象を探している状態です。

この場合恋をしている間は気持ちが乗りますが、恋が実った瞬間に「自分が相手を好きでも何でもなかった」事に気付いて恐怖してしまいかねません。

推しが低い次元に下りてきた気がしたり嘘つきだと失望してしまう

いわゆる王子様や推しに恋をする気持ちは誰もが持ち得ます。そして推しが好きアピールに気付き、恋する気持ちに応えてくれることもあるでしょう。

ただそうすると推しを推しとしか見ていなかった方の中には、推しが自分の恋心に応える事で推しという高い次元から自分と同じ低い次元に下がってしまったように感じてしまう方もいます。

そうすると高い次元に居る事が好きになった理由だったため、低い次元になり「推し」では無くなった相手に興味がわかなくなってしまう訳です。

また推しが自分のような人に振り向く筈がないと思い込んでしまい、「相手は自分に嘘を吐いている」と確信してしまい、嫌悪感に変わってしまうと言う方も見られます。

性的な対象になるのが気持ち悪い

蛙化現象では性的な対象になるのが気持ち悪く感じると言う意見が多くみられます。恋をしている時期や付き合う前だと、だいたいの方は話をしたり手を繋いだりと言った段階までです。

ただ付き合って恋人同士となるとそれ以上の関係となり、その時に性的な対象として見られるのが耐えられないという訳です。

中には付き合う時にキスをしようとしてできなかった、そこから嫌悪感を感じる様になったという声も見られます。

好きな相手に理想や好意を向けたかっただけ

恋は一方的な感情で、相手を好きだと思うだけで幸せ物質が脳内に分泌されます。

そのため相手を好きになること自体で幸福であり、そう言った行為や好きを生み出す理想像を相手に向けたかっただけという場合もあります。

そう言う時に相手が好意を向けてくると、「そんなつもりじゃなかった」と感じて蛙化現象になってしまう可能性があります。

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父親を求めていた

人のタイプは様々ですが、ドキドキさせてくれる人よりも、父親のような落ち着いた男性がタイプだと言う方もいます。

ここで父親のような「包容力がある」という部分に魅力を感じているのなら問題はないのですが、本当に父親のような人を求めている方は蛙化現象がみられることがあります。

というのも、自身は相手を父親の様に思っているのに、付き合うと相手は恋人として扱ってくる事となります。そうなると「父親の様に思っている相手から好意を寄せられる」事となり生物の本能的に嫌悪感を感じてしまいかねません。

相手を落とす過程だけ楽しく相手の必死さを感じると引いてしまう

恋愛には沢山テクニックがあり、雑誌や友達の会話、ネットなどで手軽に手に入ります。そう言った知識を付けると、その手法が本当に使えるかなど試してみたくなります。

本来そう言ったテクニックは恋人を作るための手段ですが、テクニックを使って相手を落とす事だけが楽しいと言う感覚になってしまう方も見られます。

そう言った方はいざ相手が振り向いてくれると、急に無関心になってしまう事もあります。また振り向いた相手が自分を好きになってしまう事に対して、必死過ぎると感じてしまい、嫌悪感を抱く場合もあります。

人との距離感が分からず求められたくない傷付きたくない

相手を好きになると、振り向いてもらいたくて一生懸命になります。ただ相手が振り向いてくれた時点で、一度冷静になる方も見られます。

そう言った方は相手との距離感は正しいのかや自分は相手に求めて欲しいのかなどを、考え過ぎてしまいがちです。

また相手は自分を都合のいい奴だと思っていないかや今後付き合っていく中で相手に傷付けられないのかなど、ネガティブな事も思い浮かぶこともあります。

そしてそう言ったブルーな気持ちが溢れ、蛙化現象に繋がる例も見られます。

生物であると自覚してしまう性欲を求めていない

相手を遠くから見て追いかけてみている間は、空いてのキラキラした部分ばかり見えるものです。またあばたもえくぼというように、欠点もいいように解釈してしまいがちです。

ただ付き合うとなると相手をよく見る様になり、汚い部分も見えてきます。

特に異性に慣れていない場合は、相手の肌荒れや鼻くそなど生理的現象に、過度に嫌悪感を覚えてしまう事もあります。中には推しに蠅が止まって、もう耐えられなくなったという方もいます。

また性欲を向けてくる方に獣であると感じてしまい、無理となるという意見も見られます。

甘えられるのが無理という方も

恋人になるまではクラスメートや同僚など、いわゆる表向きの関係で付き合う事になるでしょう。そして恋人になるとより近い距離や関係値で、過ごしていくことになります。

そう言った中で普段は大人っぽい男性が、2人きりの時は子犬系で甘えてくるというのも珍しい事ではありません。

男性の甘える姿に魅力を感じる女性も多いですが、中には無理という方もいます。

そういった自身の趣向を女性側が自覚していなかった時に、恋人になった途端態度が変わる男性を受け入れられないと言ったことが起こり得ます。

成り易いとされる人

下記では蛙化現象になり易いと言われている方を紹介していきます。

恋愛経験が少ない人や周りに合わせて無理して恋愛する方

恋愛経験の少ない方は、いざ相手が振り向いてくれた時に恐くなってしまい、嫌悪感を感じてしまう事もあります。

また付き合った後にどうしていいのか分からなくなり、恐怖が生まれてしまうと言う声も見られます。

特に自分自身は恋愛に興味なかったものの、周りが皆付き合っている、周りから「この人好きなんじゃない？」と勧められたといった、周りに押されて無理して恋愛しようとした方が蛙化現象に陥り易いと言われています。

自分を普通だと信じたい方

多様化が叫ばれて久しい昨今ですが、特に若い時には自身を皆と同じ異性愛者だと思いたい傾向にあります。

ただ相手が振り向いて付き合う段階で、性的趣向に違和感を覚える方もいます。そして自身が好きな性と合致していない事に気付かない・認められないことで不快感を抱えてしまう事もあります。

それでも無理して普通である風に振る舞っていると、何かのタイミングで異性に対して嫌悪感を覚えてしまう危険性もあります。

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自信が無い方やトラウマがある方

自分に自信がないと、「自分なんかに振り向くのは嘘じゃないのか」と思ってしまったり、相手の好意を信じられなくなってしまって蛙化現象が起きてしまいがちです。

また昔恋愛で深く傷付く出来事があったり、異性にいじめられたりしたことがトラウマとなり、好きな人相手でも嫌悪感が生まれてしまう事もあります。

簡単に変えられることでもないので、自分を責め過ぎないようにしましょう。

2次元のキャラ付けをそのまま現実に当てはめる人

二次元のキャラ付けをそのまま三次元に当てはめて考えてしまうと言う方も、付き合ってすぐに冷めたり嫌になってしまいがちとされています。

たとえば二次元では俺様キャラやツンデレ系のキャラは、根強い人気のある設定です。

ただリアルではキツイものいいや行動は、時にはノンデリとして恋人である自分が直接的な被害を受けるもの。そこから嫌になってしまう方も少なくありません。

また陽キャ系、子犬系と勝手にイメージしていたものの、実際は違ってストレスを感じてしまうという声も見られます。

どちらが被害者かとも話題に

蛙化現象について、どちらが被害者であるかという議論も良く出てきています。

蛙化現象される方は辛い

蛙化現象は好意を寄せていた人が振り向き、両想いになったタイミングで相手への好意が嫌悪感に変わってしまう事を言います。

相手からすると自分を好きでいてくれた相手が、自分も好きだと答えた途端に、自分を嫌いになってしまう訳です。

それも冷める訳ではなく生理的に無理になってしまう訳で、多くの場合はお互いの努力ではどうにもなりません。

相手としては傷付いてしまいますし、想いに応えたことで嫌われたと言う事実がトラウマになってしまいかねません。またそのトラウマのせいで、今後の恋愛に影響が出てしまう事も有り得るでしょう。

蛙化現象になる方も悩んでいる

蛙化現象になってしまう人は、「勝手に好きになって勝手に嫌いになる」という事で勝手だと叩かれてしまいがちです。

しかし蛙化現象は生理的な嫌悪感が沸き立ってしまう事なので、我慢や努力でどうにかなるものではありません。

勿論蛙化現象を飽き性の言い訳にしている方もおり、そう言った言い訳を悪しく思っている人も見られます。その場合は一緒くたに批判するのではなく、言い訳として使っている行為を個別で注意するのが良いでしょう。

相手から向けられた性欲のタイミングや熱量が誤っている事も

男性の中には恋人になった途端に、恋人同士で行う事なら全て許されると勘違いする方もいます。

また積極的に迫るのが男らしい、相手に恥をかかせないためにはそれが必要と思い込んでいる方も見られます。

そういった男性側の誤ったタイミングでの性欲や過度な行動から、蛙化現象に繋がる嫌悪感が生まれてしまう事もあります。

自分が嘘つきな気がして恋愛できなくなる方も

蛙化現象が起きると、それまで自分が好きと言っていた気持ちとは真逆で、嫌いという感情が沸き立ってしまう事となります。

蛙化現象になる方自身もこの気持ちの反転は理解しており、自分自身が嘘つきで相手を裏切ったように感じてしまうと事もあるとされます。

中には次に人を好きになってもまた蛙化現象が起きてしまうのではないかと悩み、恋愛に憶病になってしまう方も見られます。

克服に大切とされるもの

下記では蛙化現象の克服に大切とされるものを紹介していきます。

異性の友達を作って慣れる

恋愛経験が少ないと言う方や異性から性欲を向けられて嫌悪感を覚えてしまう方は、異性の友達を作るのが一つの解決策です。

交友関係を広げるのが難しい方は、信頼できる同性の友達に間に入って貰うのがいいでしょう。

恋愛感情無しで話せる相手ができれば、相手の恋愛話を聞いてみるのも有効とされています。

キャラや属性ではなく相手をよく見る

クラスの推しを見る時は、二次元で使われるキャラ付けや属性で相手を見てしまうという方もいるでしょう。

また相手に一方的な好意を寄せるのが楽しいと言う、癖がついてしまっている方も見られます。

それが悪い訳では全くないですが、付き合って恋人となる事を目的とした場合は、そう言ったフィルターは一度外すのが良いでしょう。

人気のある人ではなく好きになれる人や致したい人を探す

蛙化現象は好きという気持ちが嫌いになると言うのが一般的ですが、好きだと思い込んでいたけど実は好きでなかったことに付き合った時に理解する事でも起き得ます。

特にクラスで人気だからという理由で付き合おうとすると、そう言った事になり易いです。

付き合う人を決める時には、好きだと思える人や致したいと思える人にアプローチをかけるのが良いでしょう。

蛙化現象含めていろいろ経験する

蛙化現象が起きてしまうと、自分も相手も傷ついてしまいます。そして新しく恋愛するのに躊躇してしまいがちです。

ただ蛙化現象は若者に特に多いとされており、これは経験を積む事で起きなくなっていくからというのが1つの理由と言えるでしょう。

また自身の好みや趣向を把握する事で、嫌悪感を抱く相手にアプローチしてしまう事を回避できることもあります。

過度に自分を責めずに見詰め直す時間を取る

蛙化現象が起きて相手を傷付けてしまうと、自分を責めてしまいがちです。

しかし落ち込んで責めるだけでは自身を失うだけですし、自身を失えばまた蛙化現象が起き易い傾向になってしまいます。

ネガティブになるのではなく自分の気持ちやの変遷や気持ちを変える相手の行動が無かったのかなど、自分を見詰め直す事に時間を割くことをオススメします。