先日、PayPayでの不正利用をした犯人が逮捕され、ニュースになりました。
昨今ではスマホでQRコード決済ができるサービスが数多く登場し、ユーザーが多いLINEでも「LINE Pay」サービスが本格的に利用できるようになりました。
LINE Payの利用では不正利用が心配されますが、私たちユーザーの使い方によって危険になったりします。今回はリスクと回避方法を徹底的にご紹介します。
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LINE Payのセキュリティは大丈夫?
LINE payは高度なセキュリティで防御されているため、安全と言われています。
しかし、厳密に言うと100%の安全という保証はありません。私たちの使い方次第で不正利用といったリスクに冒されてしまう恐れがあります。
今からでもすぐにできる対策方法をすべて実施し、安全にLINE Payが使える環境を構築しましょう。
注意ポイント
対策には多少面倒なものも含まれますが、万が一あなたが不正利用の被害に遭ってしまった時の被害拡大を防止するのに必要なことです。
設定をする・しないはご自身次第です。この機会によく考えましょう。
QRコードは5分経過すると使用不可に
ポイント
LINE PayのQRコードは表示から5分経過で使用不可に
そのため、スクリーンショットなどによって保存されてしまったり、SNSに誤って投稿するなどをして外部に漏れるようなことがあっても被害は最小限に留めることができます。
右下にはコード更新ボタンがあります。こちらをタップするとこれまでのコードは使用不可になります。
スマホのセキュリティ設定は強固に
スマホにはパスワードをかけよう
基本中の基本ですが、誰でも使える状態にするのは本当に危険です。
スマホはあなたの「分身」です。個人情報の抜き取りやLINE Payなどのお金のやり取りも簡単にできてしまうものです。
必ずパスワードでロックをかけておきましょう。生体認証や4ケタ以上の数列のパスワードを採用すると尚更強固になります。
LINE Payアプリにもパスワードを
LINE payアプリには6ケタのパスワードが必要になります。よくあるのが自分の生年月日や学生番号・社員番号など二重で利用してしまうパスワードはあっけなく破られてしまいます。
例えば、1990年6月生まれで「199006」に設定するなどは絶対に避けたほうが良いです。
もちろん誰にも絶対に知られない数列であればパスワードを共通化にしても大丈夫です。
アプリ起動時にパスワードを要求するようにしておきましょう。
LINE Payの安全性
LINE Payの安全性は高いです。
セキュリティは通信の暗号化されているため、パスワードはご自身以外友だちや支払先に漏れることはありません。
そして24時間365日のモニタリング警備を実施しているため、複数回にわたる送金依頼や普段の利用を超える金額で支払われた際など、アカウントをロックして守ってくれます。
LINE Payアプリのログインから30日が経過すると強制的にログアウトされ、再ログインを促すようになっています。
LINEアプリとの連携も解除されるため、もう一度連携させるように促されますので、長期的に使っていない場合でも大丈夫そうです。
不正利用防止策
高額でのチャージは避ける
LINE Payには3万円を超すチャージは可能であれば避けたいです。
普段からよく使うという方は、「1万円」でその都度チャージすることを徹底したほうが良いでしょう。
もし不正利用された場合、残高が高額であった場合はあっけなくスッカラカンになります。ダメージを軽減するためにも「1万円以下」で残高をキープするやり方が良さそうです。
私の場合は、会計するたびにチャージをしています。
理由としては利用する機会が少ないため、残高をキープする必要がないためです。
手打ちで自由に金額を入力してチャージができるため、会計前に素早くできるのでおすすめです。
オートチャージ機能は使用しない
オートチャージを利用するのは避けたほうが良さそうです。
指定した金額を下回った場合にチャージされますので、万が一不正利用に遭った場合は何度でも不正利用がされてしまいます。
そのような事態を避けるために、普段からのオートチャージ機能の使用は避けることをおすすめします。
スマホを紛失した・不正利用されてしまったら
遠隔操作でロック!設定は事前に行う
スマホには、遠隔操作で本体を追跡やロック・全消去などを行える機能が備わっています。
LINE payに限らず、他の決済手段を搭載しているスマホでの不正利用の拡大を防止するためにも本体に備わっている遠隔操作機能をいつでも使えるように「オン」にしておく必要があります。
まだ設定をしていない・機能の存在を知らなかった方も、この機会に設定をしてしまいましょう。
今回はiOS端末で利用できる「iPhoneを探す」を用いてご紹介します。
Apple公式アプリ「iPhoneを探す」を入れておくのをおすすめします。
まずは設定アプリから「一番上のご自身の情報」をタップします。
次にメニュー内の「iCloud」をタップします。
各項目内にある「iPhoneを探す」をタップします。
「iPhoneを探す」と「最後の位置情報を送信」の2つをオンにします。
これにて「iPhoneを探す」機能を利用できるようになりました。
続いて、位置情報がオンになっているのかを再度確認します。
バッテリー消費を抑える技として「位置情報をオフにする」が知られていますが、私としてはおすすめできません。
万が一紛失をした際に位置情報が使えなければ端末を探すことすらできなくなってしまいますし、端末内のデータ全消去操作ができなくなってしまっては、不正利用され放題になってしまう恐れがあります。
同じく設定アプリ「プライバシー」をタップします。
メニュー内の「位置情報サービス」をタップします。ここで位置情報がオンになっているのを確認しましょう。
項目内に「iPhoneを探す」がありますので、必ずオンになっていることを確認してください。
実際に紛失した際は、他人のiOSデバイス(iPhoneやiPad)を借りて行うか、パソコンなどからウェブブラウザを介して遠隔操作を行います。
ウェブブラウザで行う際は上記のiCloud.comへアクセスをします。
ログインをすると、2ファクタ認証を求められますが、1台しかiPhoneを持っていない場合はどうしようもできません。
そのため、緊急を要するため赤枠で囲った「iPhoneを探す」から入ることができます。
実際の操作画面はこのようになっています。「紛失モード」は端末をロックしたまま追跡することができます。
本体のデータを全消去をすることができます。こちらの操作は手を尽くしても手元に戻ってくることが望めない場合に限り使用をしましょう。
「iPhoneを探す」を設定しておくだけでも不正利用の拡大を防止することができます。ぜひこの機会に設定をしましょう。
「銀行口座」チャージをよく利用していた場合は口座の凍結を
LINE Payの残高チャージに銀行口座でのチャージを行っていた場合は、口座と紐づけられているためスマホの紛失や不正利用の疑いがある場合は早急に口座の凍結を行う必要があります。
口座の凍結は電話で行うことができます。
しかし、口座凍結から再開するためには銀行窓口で手続きを行わなければならないため面倒です。しかし、口座凍結を行うことでこれ以上の被害拡大を防止するためにも、時間を惜しまずにやって頂きたい対処法です。
不正利用には補償あり
LINE payでは、不正利用をされた場合の補償があります。
LINE Payでは、第三者による不正行為によって発生した損害を補償する制度を導入しています。
送金・支払い・出金など全てのLINE Payサービス*が補償の対象となり、損害額はLINE Payがカバーします。
・被害者の責任が認められる場合を除きます。
・損害発生時から、30日以内の申し立てが必要となります。
・LINE Cashアカウントの1事故あたりの補償限度額は、原則10万円です。
・LINE Moneyアカウントの1事故あたりの損害額が10万円を超過する場合は、補償限度額の引き上げを個別検討します。
なお、利用者の過失による補償は一切行われないため、ご注意ください。
虚偽申告によるものは刑事罰になります。絶対にやめましょう。
問い合わせはWebでしかできない
電話での問い合わせができない
LINE payで一番問題視されているのが、もしもの時に電話での緊急連絡ができないという点です。
不正利用をされてしまった場合も、サポート時間外では受け付けてくれません。つまり手も足も出ない状態になってしまう可能性があります。
そのような状況に陥っても、スマホの遠隔操作ロックなどで自己対策ができる状況を構築しておく必要があります。
すぐにアカウントのID、パスワード情報を変更できるようにもしておきましょう。
「LINE Payお問い合わせアカウント」があり、トーク形式でオペレーターと会話ができます。(友だち追加方法などはこちら)
混雑している場合は接続まで時間を要します。キャンペーン実施中などの時はサポートが混雑する傾向があります。
接続を試みているときにサポート終了時間の18時を超してしまうと、サポートを受けられなくなってしまうのが欠点です。
緊急時には自分で何とかしなくてはならないのが、一番の欠点だと思います。これまでご紹介した対策・対処法を把握し、もしもの時に対処できるようにしておきましょう。
LINE Payを退会・解約する方法や削除できない場合の対処法を徹底解説
他にキャンペーンの多いオススメの電子マネーは?
PayPay(ペイペイ)
PayPayの魅力としては、まずお得さが挙げられます。
ペイペイは「ワクワクペイペイ」などの高還元率のキャンペーンが毎月行われています。これまで継続的に10%~20%程の高還元率を受けることができましたし、これからもワクワクペイペイキャンペーンは続けられていくものと思われます。
↑上記からダウンロード出来ます
ワクワクペイペイでは還元の上限も高く設定されており、月に最大で30000円還ってきます。更に、PayPayでは銀行口座からのチャージなら常時3%が還元が行われていますし、20回に1回最大で1000円還ってくるPayPayチャンスも好評を得ています。
更に、PayPayは銀行口座とクレジットカードの2つの方法でチャージできるのも魅力です。中でもYahoo!マネーカードによるチャージであれば、3%の還元に加えて1%がTポイントが付与され、実質4%の還元を受けることができます。
↑上記からダウンロード出来ます
また、PayPayには手数料無料で残高を他の人に送金できるサービスもあります。知り合いに立替えて貰った時や皆で割り勘をする時など、大変便利です。
多くの便利機能が魅力的なPayPayですが、更に大切なポイントとしては知名度が高いという事でしょう。現在様々なコード決済がありますが、PayPayは「100億円あげちゃうキャンペーン」などでユーザーも増加し、多くの知名度ランキングで上位にランクインしています。
↑上記からダウンロード出来ます
PayPayのおすすめポイント
- 毎月高還元のキャンペーンを行っている
- 常に3%のポイント還元
- 銀行口座とクレカでチャージできる
- 送金ができる
- ユーザーが多い