まゆゆさんの愛称で知られるVTuberの黛灰さんが、引退を発表し話題になっています。
今回はまゆゆさんの引退の真相について解説します。
まゆゆさんが7月28日に引退することを発表
2022年7月2日(土)にまゆゆさんが7月28日(木)をもって引退することを発表しました。人気の高い状態での突然の引退発表に、戸惑う声が多く上がり話題になっています。
7月28日までは毎日配信や動画の投稿をしていく予定で、7月31日まではボイスの販売や再販を予定しています。
最後の販売・再販に否定的な人への対応も
ボイスの販売や再販に関して、最後に荒稼ぎをするつもりなのではといった声が上がることを予測して、まゆゆさんは7月28日までの購入分のみが自身の利益となることを説明しています。
まゆゆさんに利益が入ってほしくない人には、7月28日から7月31日までの期間に購入することを推奨しています。利益にならなくても、リスナーの方の手元に残ってほしいといった考えであることを明かしています。
方向性の違いの真相について
今回の引退の理由について、所属するANYCOLOR株式会社(通称えにから)とまゆゆさんの間に生じた方向性の違いを上げています。具体的な内容については本人からは語られておらず、不明点も多い状態です。
歌やスパチャなどアイドル路線はやりたくないとしていた
まゆゆさんはトーク力が長けていることを中心に人気を得ていました。歌や踊りをしたがらない、メンバーシップやスパチャも設定しないと同じにじさんじプロジェクトの中では異例な存在としても知られていました。
これまでファンの方以外でもまゆゆさんのような存在をメリットとしてとらえる人も多数いる状態でした。しかし、他のライバーとの違いが大きいことからは、会社内での方針に沿っていなかったのではないかとも考えられます。
にじさんじプロジェクトの中ではライバーのアイドル化が進みつつあり、ライバー同士がユニットを組んだり、ライバーが歌を歌う企画が定期的に行われていますが、それらがまゆゆさんの活動方針に沿っているものとは考えにくい状態です。
やりたくないとしていたもの
- メンバーシップ
- スパチャ
- 歌
- 踊り
まゆゆさんの利益重視ではない活動方針も要因の可能性
前述しているメンバーシップやスパチャについての内容です。自身のファンに定額で入ってもらうメンバーシップは、ファン側からしても対価を支払うことで応援している実感が得られたり、限定動画を視聴することができる特別感からメリットに思う声も多く、開設を望む声が多く上がっています。
まゆゆさんはメンバーシップを開設せず、ライブ配信のアーカイブも残しており、誰でも無料ですべての動画が見られる状態にしていました。スパチャに関しても基本的には機能を切っており、稀に開放しているタイミングがあった程度になっています。
あまりお金をかけられない層や、ファンになりたての方であったり、ファンになる過程にいてお金をかけるか決心しにくい状況の人にも優しい活動方針でしたが、利益を作るために運営している会社にとっては変更を望む箇所であったと考えられます。
イベントの出演に関する相違の可能性も
アイドル化の進んでいるにじさんじプロジェクトでは、本人が登場する現地イベントも定期的に行われています。人気の高いまゆゆさんが出演を依頼された可能性も高く、またこれがまゆゆさんの活動方針とあっていない可能性が大いにあります。
こういったイベントに参加していないライバーはまゆゆさんだけではありませんが、定期的に依頼の話をもらうことで、会社との方向性の差を大きく感じてしまった可能性も考えられます。期待されている内容と自身の行いたい活動に差を感じ、引退の考えがよぎってしまったとも考えられます。
事務所と揉めた可能性
方向性の違いと聞いてまず思い浮かぶのが揉め事でしょう。外部から見ても活動の仕方が珍しかったまゆゆさんに、事務所が要望を伝えていた可能性は大いに考えられます。
ただ、これまでANYCOLOR株式会社を引退したライバーに、揉め事のあった形跡は確認できていません。どちらかというと炎上を起こしてしまったライバーを会社がフォローするといった形が多く、まゆゆさん自身も人格者として知られているため、両者の間で揉めるといったことは起きにくいと考えられます。
方向性を変えるのであればアカウントごと一新する考えの可能性も
このまま活動を続けることにも難色を示していたまゆゆさんは、自身のアカウントへの愛着であったり、イメージやクオリティを保つことに責任を感じていたのかもしれません。違った方向にシフトチェンジするのだとしても、今のアカウントのまま迷走するようなリスクを取りたくなかったのではないかと考えられます。
今回引退の発表をしましたが退社の文字はなく、ANYCOLOR株式会社に所属し続ける可能性も無くはありません。ただ、引退を宣言していることや理由が会社との方向性に違いといったことから、可能性としてはとても低いと言えます。
複数の折衷案があったが成立できるものがなかった
まゆゆさんと会社の間では2021年11月から話し合いの機会を設けていたとしており、長きにわたってお互いの妥協点を探していたことがわかります。この過程について会社の方からも複数の折衷案があったが落としどころが見つけられなかったとしています。
お互いに歩み寄る姿勢はあったものの、方針として大きな差があり長く続けていくのが難しかったのではないかと考えられます。ANYCOLOR株式会社は自由な方針である認識のリスナーの多い会社ですが、先のことを考えた際に本格的にアイドル路線に統一していきたい思いがあったのかもしれません。
まゆゆさんとしての活動を今のまま締めるため
このまままゆゆさんとしての活動を続けることについては「中途半端な思いのまま活動していくのが申し訳ない」「自分に嘘をついているような状態で活動していくことになる」とコメントしています。ここから、現在の内容のまま継続していくことが、折衷案には含まれていなかったのだということがうかがえます。
まゆゆさんのアカウントが違った形態になることを望まなかった結果、引退へと思いが決まってしまったものだと考えられます。
引退時期について
引退の時期について、まゆゆさんが話していた内容や推測について解説します。
やりたいことを話していた昨年は引退する予定はなかった
2021年8月に配信の中でまゆゆさんはこれからやりたいことについて話しています。その中にはにじさんじプロジェクトのものも含まれており、今の会社に所属していることにちゃんとメリットを感じている様でした。
引退発表の際にも、この時点では引退についての考えはなかったとしています。
1年前の配信では、「配信自体は続けていくつもりだが、向き合わなければいけないものがある」とも言っています。
まゆゆさんがやりたいこと
- バーチャルだからできること
-技術を使った取り組み - にじさんじだからできること
-大会や企画の主催 - まゆゆさんだからできること
-有意義な雑談・インディーズゲーム・視聴者参加型企画
きりの悪い28日に引退をするのもリスナーを想ってのこと
まゆゆさんが活動を開始したのは2019年7月24日です。3周年で辞めるとすれば7月24日、会社の締め日で辞めるならおそらく7月31日、有給消化などがあるのであれば7月上旬に辞めていたことでしょう。
なぜきりの悪い28日なのかといった点で考えられるのは、リスナーとの時間をギリギリまで確保したいであったり、やめるまでに配信したい内容があるといったことです。毎日の配信を約束していることから、どちらの可能性も考えられます。
また、前述しているボイスの購入が利益にならない期間を設けたことも関係していると考えられます。こちらもプライベートな自分ではなく、ライバーとしての活動を応援しているであろう一部のリスナーを気遣って作った期間です。
このようにリスナーのことを想っていろいろと調整した結果、きりの悪いに日付になってしまったのだと推測できます。
まゆゆさんの今後
引退後はTwitterは非公開アカウントにし、YouTubeも一部を限定公開にする予定であると伝えています。削除予定のものはなく、ファンの人には見る手段が残されることになります。
掛け持ちしているYouTuberやみえんさんの方に本腰を入れていく可能性
まゆゆさんはみやえんさんの名義でYouTuberとしても活動しています。投稿頻度は1か月に数回と少ない状態ですが、こちらに本腰を入れた場合、頻度としても上がっていくことが想定されます。
リスナーの間では有名なため、この機会に知った人も含め視聴者がYouTubeの方に流れる可能性も高く、こちらでの活動をメインにした場合も、より有効な活動になることが想定できます。
会社を変えVTuberとしてまた活動する可能性も
まゆゆさんは自身の活動を通じて、自身がバーチャルの世界で生きている実感をしたとコメントしています。YouTubeでは顔出しをしているため、バーチャルとは少し違った活動になっていきます。
今後もバーチャルでの活動をしていくようなニュアンスも感じ取れるコメントだったため、方針の合う会社と出会った際には、またVTuberとしての活動を開始する可能性も十分に考えられます。
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