ツイッターでSUPER FOLLOW(スーパーフォロー)が発表されて話題になっています。
今回は、SUPER FOLLOW(スーパーフォロー)のスーパーフォローの詳細や「いつ実装?」などを徹底解説していきます。
Twitterのスーパーフォローが発表
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— Twitter Investor Relations (@TwitterIR) February 25, 2021
米ツイッターは2月25日の経営戦略説明会で、フェイクニュース対策やニュースレター配信などと共に新機能のテスト・実装をアナウンスしました。
そんな発表された新機能の中で最も注目を集めているのがスーパーフォローです。
スーパーフォローは所謂有料ファンクラブの様なもので、ユーチューブの有料メンバーシップに近いものです。
ユーザーが月額4.99ドル(約520円程)をフォロワーに課すことができ、見返りとして特別なコンテンツを提供するシステムとされています。
月額課金で特別なコンテンツを使える
スーパーフォローには月額課金した方限定で、様々なコンテンツが提供されるとされています。
提供されるコンテンツは、現時点で以下のものがアナウンスされています。
スーパーフォローはそれぞれのアカウントを月額で行い、複数登録できると見られます。
複数の限定バッジを手に入れた場合は切り替えが必要なのかや、同じ人をフォローしているフォロワーにのみ表示されるのかなどは現時点では不明です。
特別なコンテンツ
- ニュースレターの配信
- 特別なバッジ
- 限定コンテンツを提供
- 課金者だけが返信できるようツイート設定
月500円の投げ銭と言われている
ツイッター側のスーパーフォローに関して「課金を必要とするクリエーターやパブリッシャーが、ユーザーから支援が直接得られるようになる」と説明しています。
最近ではSNSやYouTube、ライブ配信などでクリエイターが投げ銭等の収入を得る手段が増えてきました。
これまでのツイッターでも広告によって収入を得る事は出来ましたが、制限や敷居が高い状態。ツイッターは情報発信に使い、ユーチューブやライブ配信などに誘導する方が多いのが現状です。
スーパーフォロー等の活用が始まれば、「ツイッター内で収入を得やすくなる」「好きなクリエイターを応援し易くなる」と概ね好意的な声が多く見られます。
ただ投げ銭と言う意味では後述する「TIPPIMG」の方が近いと見られています。
手数料配分は不明・YouTubeメンバーシップは64%
スーパーフォローの月額料金は約520円ですが、その全てがクリエイターに入る訳では無いと見られています。
まず公式アプリを通す場合は、AppleやGooglePlayに15%から30%の手数料が取られ、プラスしてTwitter側に手数料を払うと見られます。
ユーチューブのメンバーシップが収益率64%なのですが、ユーチューブはGoogle運営なのでストアの取り分を考慮せずに高めに設定している可能性があります。
ツイッターもこのメンバーシップの収益率は意識すると思われますので、50%から60%程度になるのではないかと見られています。
新機能チップやコミュニティも発表
2月25日の発表では、スーパーフォローだけでなく、チップやコミュニティなどの新しい機能の発表も行われています。
詳しい内容がアナウンスされていないものもありますが、他のSNSの類似のサービスから以下のような内容と予想されています。
新機能の情報と予想
- SPACES:Clubhouse」の対抗馬となる音声チャットルーム
- REVUE:ニュースレター配信サービス
- COMMUNITIES:特定のテーマに関するコミュニティーの作成と参加
- SMARTER SAFETY:誹謗中傷やスパムツイートを送るユーザーの自動的にブロック・ミュート
- BIRDWATCH:真偽不明の投稿に対して、メモで疑義を呈する
- TIPPING:スーパーフォローとは違う都度の投げ銭と見られています
スーパーフォローで懸念されている事
スーパーフォローには好意的な意見も多いですが、懸念の声も見られます。
以下では、スーパーフォロー実装によって心配されている事柄について紹介していきます。
転載やパクツイが行われる可能性
スーパーフォローは課金さえして貰えれば月に決まった額が手に入りますし、課金してくれる人が多ければ多いほど収益になります。
その為動画などの無断転載や他の方のツイートをあたかも自分がしたかのように行うパクツイを行い、フォロワー獲得のみを目指す人が現れることを懸念する人もいます。
現状でも無断録画の一部転載を見せ、「完全版が欲しい方はフォロー&DM下さい」と求める人は多いです。
これが「完全版が欲しい人はスーパーフォローをお願いします」に変わると、これまで以上に直接金銭が発生するため、規約違反や詐欺紛いの行為には注意する必要があるでしょう。
過激なコンテンツの投稿が行われる恐れ
現在のツイッターでも、過激な動画の一部や画像を公開し、「本編が気になる方はフォローやDM下さい」という投稿があります。
こういった投稿を「本編が気になる方はスーパーフォローをお願いします」といった形態になっていく恐れもあります。
詐欺や事件に繋がる恐れのある行為ですし、巻き込まれて垢BANを食らってしまう可能性も有ります。
実際にスーパーフォローをすると更に金銭を要求される事も考えられるので、安易に行動しない方がいいでしょう。
デマや釣り情報が増える可能性
スーパーフォローが実装されると、課金者数やフォロワー数はこれまで以上に意味のある事になってきます。
その為、スーパーフォローやフォロワー獲得を目的とした、デマや大げさな情報を発信する人が増える心配があります。
デマ情報は拡散や人伝いに広がっていきますので、意図しないフェイクニュースに繋がっていく場合もあります。
ツイッター全体で情報の信憑性が落ちる可能性があるので、真偽の判断はこれまで以上に慎重にしていきましょう。
ツイッターにクレカ情報を登録する危険性
スーパーフォローの支払い方法は発表されていませんが、クレカ情報などを登録する可能性があります。
ツイッターは乗っ取りなどの被害が多発しており、登録したクレカ情報が流出してしまう恐れもあります。
クレカを登録した場合は、これまで以上にフィッシングやスパムに注意を払うようにして下さい。
ツイッターの乗っ取りやスパムについては、以下の記事で詳しく解説しています。
「私のツイッター家族」診断スパムの詳細や危険性、対処法を徹底解説
Twitter(ツイッター)で流行している「Amazonギフト100万円」スパムの詳細や対処法を徹底解説
実装時期はいつから?
下記では、ツイッターのスーパーフォローを含める新システムの実装時期について紹介していきます。
テスト・実装時期は不明
スーパーフォローを含める新機能のテスト時期や実装時期は発表されていません。
しかし、大々的に発表した事柄なので、そう遠くない時期に実装が始まると予想されています。
まず一部の人に限定的なテストが行われ、フィードバックを元に調整が行われた後に本実装がされるでしょう。
問題が無ければ、期が変わる4月頃にはテストが始まるのではないかと見ている人が多いです。
全ての人が使えるかも不明
スーパーフォローを行う方は、恐らく全てのユーザーが行えると見られています。
ただし月額課金を受ける方は、少なくとも最初は限られたユーザーや条件を満たした人になる可能性があります。
条件の有無や内容は発表されていませんが、以下の事が予想されています。
予想条件
- 公式バッジを認定されている
- 一定数のフォロワーがいる
- 開設から一定期間経っている
- アクティブなアカウントである
- 通報などを受けていない・規約違反の投稿をしていない
使えない場合の対処法
下記ではスーパーフォローが使えない場合の対処法を紹介していきます。
アプデや再起動を行う・別のアカウントを確認
スーパーフォローなどのツイッターの新機能は、アプデによって順次適用されていく事が多いです。
他の方がスーパーフォローが実装されているのに自分のアカウントで使えない場合は、アプデを待つか、ストアなどでアプリの更新が来ていないか確認してみて下さい。
アプリの更新が反映されていない事もあるので、一度アプリを再起動させてみて下さい。
また本垢でない別のアカウントにはスーパーフォローが実装されている事もあり得るので、一通りのアカウントを確認しておく事をオススメします。
フォロワーを増やす
上記の様にスーパーフォローが使えるようになるには、幾つかの条件がある可能性があります。
公式の認定バッチを獲得するなどの条件は目指すのが難しいですが、一定期間の経過やアクティブアカウントである事は特に意図せずに達成できます。
簡単ではないですが現実的なのはフォロワーを増やすことなので、有益な情報を発信したり、いいね返しを行ったりとフォロワーを増やす活動をして見て下さい。
ただしフォロワーの購入やツールの使用は利用規約違反となり、逆にアカウント制限を受ける可能性があるので止めておきましょう。
規約違反の投稿を削除する
ツイッターはフェイクニュースの拡散や公序良俗に反する投稿への規制を強めています。
昔の投稿がこういった規約に抵触しており、スーパーフォローの利用に制限が掛かっている恐れもあります。
また、そう言った投稿は今後規制や制限を受ける原因にもなっていく恐れがあります。
該当しそうな投稿があれば、予め削除しておく事をオススメします。
投稿の削除方法は、以下の記事で詳しく解説しています。
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