ネイルサロンの宣伝が炎上した詳細と問題点について徹底解説

ネイルに関する一連のツイートが話題になっています。

今回は有料ネイルの宣伝が炎上した詳細と、それに伴う問題点について解説していきます。


とあるネイルの画像が話題に

4月29日、ネイルサロン開店に関するツイートが話題となりました。

そのツイートは画像付きで投稿されました。添付されていたのはKさんのネイルサロンオープンに関する告知ツイートのスクショに加え、Kさんが作成したネイルの画像です。

引用ツイートを行ったYさんは「金払ってぐしゃぐしゃのネイルされるの地獄すぎる セルフネイル初心者の技術じゃん完全に」と、画像と共にツイートを行いました。

クオリティの低さに対するリプライが多数寄せられる

そのツイートが話題となり、様々なリプライや引用ツイートがTwitter上にあがりました。

内容はクオリティの低さに関するものや、宣伝ツイートで提示された金額は到底払えないといったものが中心です。それ以外にも自身のネイルを自慢するアカウントも散見されました。

またネイルは爪に負担がかかることから、つたない施術は受けたくないという発言が散見されました。技術力の低さによるトラブルの一つとしてリフトと呼ばれる症状があります。

リフトはネイルが指から浮いてしまった状態を指し、放置すると爪にカビが生えてしまうグリーンネイルなど健康トラブルの原因に繋がります。リフトが起きる原因としてサンディング(つや消し)や甘皮の処理方法が上げられ、画像のネイルはそれらが不十分だと指摘するアカウントもありました。

投稿者は誹謗中傷した人への法的措置をほのめかす

これらのリプライを受けて、Kさんは「ツイート・リプ・引用した人から100万円用意しな」という発言を行いました。DMで謝罪すれば半額の50万にするなど、明確な金額を提示しており弁護士を用いた示談を匂わせています。

実際に担当する弁護士の名前や登録番号は公開されておらず、弁護士に依頼しての発言かは現在不明です

また示談はない、とも発言していますが金額を指定している事から示談の定義について知らないのではないかという指摘もされています。

法的措置のコメントに対する非難の声が相次ぐ

この法的措置を匂わせる発言には、多くの非難の声が相次いでいます。

多いものとしては「脅迫罪にあたるのでは?」「接客業とは思えない言葉選び」「誹謗中傷と注意喚起が混同している」といった発言があげられます。

上記の声に関する声明は、現在Kさんからは発表されていません。

現在は非公開アカウント状態のため確認できない

Kさんと宣伝アカウントを引用RTしたYさんは、どちらもアカウントを非公開にしています。

そのため、上記の発言はTwitterで確認することができません。

ネイル炎上の問題点

ここからは今回のネイル炎上に関する問題点について解説してきます。

宣伝写真のネイルのクオリティ

まず炎上のきっかけになったのは、宣伝で使用された写真に写っていたネイルのクオリティです。

金色のミラーパウダーをまぶしたネイルは、パウダーのムラが目立ち歪な仕上がりになっていました。二枚目も模様なのかミスなのかわからない色合いになっており、画像を見た人達からは技術力に疑問を持つ声が上がっています。

一方ネイルチップに関しては高いクオリティの物が多く、話題にするためあえて低いレベルの画像をまとめた可能性も考えられます。

個人経営でもネイルの資格は持つ必要はない

またネイルに関する資格を持っておらず、正しい知識を有していないのではないかという指摘もなされています。

ネイル資格に関してはツイート等で触れられておらず、真偽は不明です。ネイルに関する資格は複数ありますが、店舗を開く際取得が義務付けられているものはないため資格がなくても問題はありません。

ネイルに関する資格(一部)

  • JNECネイリスト技能検定
  • JNAジェルネイル技能検定
  • JNA認定ネイルサロン衛生管理士

相手を畏怖させるため示談金を提示するのは恐喝罪になる恐れ

Kさんは自身のネイルサロンをオープンを控えていたことから、引用RTやリプライを送った人物を威力業務妨害もしくは偽計業務妨害で被害届を提出しツイートの削除依頼を行うことも可能でした。

しかしKさんはTwitter上で「誹謗中傷した人は100万円用意しろ」「謝罪すれば50万にする」という発言を行いました。この発言は脅迫罪になる恐れがあります。

脅迫罪は刑法で以下のように定められています。

(脅迫) 第二百二十二条 生命、身体、自由、名誉又は財産に対し害を加える旨を告知して人を脅迫した者は、二年以下の懲役又は三十万円以下の罰金に処する。 刑法 | e-Gov法令検索

示談の場に着く前から金額を提示し、金額は相手の誠意次第といった手法は法テラスでの相談が多い案件の一つです。今回は被害届の提出も行われていないと考えられるため、今後Kさんに不利益が発生する可能性があります。

ネイル自慢や宣伝行為のリプライが多数あった

また今回の炎上騒動の中で、自身のネイル自慢をするアカウントが多く確認されました。これは他人の炎上を利用し、自分のネイルを多くの人に見せたいという行動からくるものだと考えられます。

他にも同じように個人でネイルサロンを行っているアカウントが、引用リツイートにリプライを送っていたことも話題となりました。

炎上やバズったツイートに無関係な人物がリプライを送り、宣伝行為をする事例は近年増加しています。リプライを送った本人はそのつもりはなかったと発言し謝罪、その後リプライを取り消しました。

ネイルのクオリティだけでなく投稿者に対する非難が目立った

今回Yさんがまとめた3枚のネイル画像は、クオリティ面に疑問を感じさせるものでした。

またKさんは今回の炎上は誹謗中傷とリスクを考えての注意喚起を混合し、法的措置をちらつかせるような発言をした点も投稿者に関する非難が多く寄せられた原因の一つです。

SNS上での誹謗中傷・脅迫は、逮捕者が出る事例もある非常にリスクが高い行動です。過剰な発言・対応はせずに必要に応じて警察や弁護士に相談を行いましょう。

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