Twitterのいいね!廃止はデマ!?本当!?噂の真相について徹底解説

Twitterのいいね!が廃止される?という衝撃的なニュースが飛び込んで参りました。果たして本当のことなのでしょうか。

いいね!が廃止されるのは本当なのか、また、いいね!がなくなったらどうなるのか、いいね!の次に何か新しい機能は生まれるのかなどを予想を交えてお伝えします。


Twitterからいいね!が廃止されるのは本当?

https://twitter.com/NewsPicks/status/1057061017438556160

Twitterがいいね!を廃止するかも?と話題になっています。なぜいいね!の廃止が噂されるようになったのかというと、イギリスのTelegraphというメディアでTwitterのCEOであるJack Dorseyさんがいいね!に関して廃止をほのめかす発言を行ったからです。

なぜ廃止を検討しているかというと、いいね!を稼ぐことを目的とした発言をするユーザーが増えた結果、議論の質が下がっているからというのが主な理由です。

いいね!は廃止されるのにリツイートは廃止されない?

いいね!はハートマークをつけることで、対象のツイートへ好意や同意を示すことができる機能です。似たようなものとしてリツイート機能がありますが、リツイートと違っていいね!では異なる点があります。

リツイートは引用してコメントをつけることができますが、いいね!には使えません。またいいね!は他のユーザーが何にいいね!をしたのか履歴で確認することができますが、リツイートはタイムラインでしか確認できません。

ではなぜリツイートは廃止が検討されないのに、いいね!は検討されるのでしょうか。なぜいいね!のみなのかは、TwitterのCEOの発言にあった議論の質がヒントになります。

リツイートの場合呟きを引用できますが、いいね!だと引用することができません。引用することで、その引用された意見に対しまた別の人が引用するという具合に、意見がどんどんと深みを見せていくようになります。

いいね!はあくまで気に入った発言をお気に入りのように表示するだけの機能なので、ツイッターのような活発に議論が飛び交うSNS向きの機能というよりは、インスタのようにとにかく賞賛を集めるためのSNS向けの機能といえます。

つまりCEOからしてTwitterは議論をするためのSNSという認識なのでしょう。

ただいいね!によって議論が深まらないとされる理由はもうひとつあります。

議論の内容よりもいいね!数でしか判断されなくなる?

対立する2者が違う意見を交わし議論していた場合、いいね!があることによって議論の内容そのものでなく、どちらにいいね!が多く集まっているかで議論の優劣を考えるようになります。するとどのような無茶を言おうがいいね!さえ集めれば自分が正しいと主張することが可能になってしまいます。

議論の内容ではなくいいね!しか見ていなければ、実際の議論はともかくとして、いいね!はたくさん集めているので自分の方が正しいという主張も可能です。つまり自分の主張を通したい場合、真剣に議論を交わすよりも、とにかくいいね!を集めることが目的になります。

いいね!は人の心に深く残るツイートをしなければ集まらないというわけではありません。

例えば友達の多い人ならば内容はともかくとしていいね!を押すように頼めば押してくれるでしょう。結果内容にかかわらずたくさんのいいね!が集まります。

他にもいいね!を集める方法はいくつかあります。つまりいいね!があることで、議論の内容そのものを多くの人が見なくなってしまうので、結果的に議論の質が下がってしまうのです。

リツイートも似たようなものでは、と思うのですが、リツイート機能はTwitterの最大の特徴といえますので、リツイートはなくならないはずです。リツイート機能にも議論の健全化という意味では不安があるが、とりあえずいいね!の廃止を検討しているといったところでしょう。

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いいね!が廃止されるとどうなる?

いいね!が廃止されるとどうなるのでしょうか。Twitterの狙い通り、議論の質が上がるのでしょうか。

そもそも、日本ではTwitterを議論の場と捉えているユーザーは非常に少ないのが現状です。

海外ではTwitterといえばトランプ大統領に代表されるように、毎日レスバトルをやり合っているような感じなので、議論というものが前提に考えられるのだと思います。

しかし日本では実際議論をしているのは部のユーザーです。なので、議論を目的としてTwitterをしているユーザーはアカウントの使用目的が変わってくるのかもしれないですが、ほとんどのユーザーは影響を受けないでしょう。

Twitterの議論の質、というのは特に日本のユーザーを指して発した言葉ではありませんが、仕様変更はもちろん世界共通であるため、日本のユーザーも影響を受けてしまいます。

日本のユーザーにはいいね!が向いている?

ダルビッシュ有さんがTwitterでレスバトルをしていることが話題になりましたが、逆にいえば有名人がレスバトルをしたくらいで記事になるくらいに、日本では違う意見が交換される機会が少ないです。だいたい、議論ではなくレスバトルであって、戦いとして表現されるのですから、議論そのものが好まれるないことが分かります。

リツイートは引用可能であるため、どうしても他のユーザーからの意見が来やすくなります。過敏なユーザーだと引用リツイートするだけでブロックするくらいです。

議論が過熱すると炎上の原因になります。多くのユーザーが炎上を嫌うため、炎上を防ぐために議論をしない傾向が見られます。

炎上を好む人はまずいないとは思いますが。そもそもTwitterでは冷静な議論が行われることそのものがほとんどないため、欧米のTwitterの議論をするためのSNSであるという認識もいかがなものなのかと思います。

いいね!の廃止でTwitterが荒れる?

いいね!は自分が対象の呟きに対して好意を表示できるという点で、愛好しているユーザーが多いです。日本ではそれぞれのユーザーが好き勝手に呟き、呟きが気に入ればいいね!を押す、みたいな感じで、独り言のように利用するスタイルを求めるユーザーが多いようです。

いいね!が廃止されることで、ハートマークでの意思表示ができなくなる分、直接意見を呟くユーザーが増えるでしょう。ただそれが活発な議論が生まれたとして、多くのユーザーがそれを望んでいるのかというと、望んでいない意見の方が多く見られます。

いいね!廃止はデマ!?

Telegraphの記事に対してTwitter社が正式にコメントを発表しました。モデルプレスによると、Twitter社は以下のようにコメントしています。

以前から伝えているように、私たちは健全な会話を推奨するべく、いいね機能を含めた全てのサービスを再考している」「この再考は初期段階であり、今現在共有できることはありません

つまり、Twitter社は常にサービスの向上に向けた努力をしており、いいね!の廃止も検討はしているが実際に現段階で決定されているわけではないということです。元々の話が単にTwitterのCEOがいいね!機能に対し不満を持っていることをコメントしただけなので、むしろなぜ廃止が決定したかのようにTwitter上でコメントが流れていたのか、不思議な話です。

つまりTwitterのいいね!廃止はデマであり、今のところいいね!がなくなることはあり得ませんので、安心して今のまま使ってください。

いいね!がなくなると新しい機能が生まれる?

いいね!がなくなると新たな機能が生まれるのでしょうか。もし今回いいね!が廃止されていれば、Twitterはリツイート機能のみがメイン機能となり、議論が白熱するSNSとなっていたのでしょう。

ただいいね!の廃止は今のところなさそうです。日本の古参Twitterユーザーからはいいね!を以前のお気に入りに戻すことが望まれているようですが、日本の仕様だけが変わることはあり得ないので、お気に入りが復活することもないでしょう。

お気に入りはふぁぼとも呼ばれ、ハートマークではなく☆マークでした。今でも一部のアプリなどでは使えるようなので、気になる方は探してみてください。

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