コカ・コーラを騙る「コカ・コーラ福祉基金」という詐欺URLがLINEで来た場合の対処法を徹底解説

LINEで友達や知り合いから「コカ・コーラ福祉基金」のURLがトークに流れてくることがあります。

コカ・コーラ公式のものではなく、ただの詐欺メッセージなので開かないようにしてください。


コカ・コーラの福祉基金サイトからのアンケートは詐欺?

コカ・コーラ福祉基金というサイトは上記になりますが、このサイトはコカ・コーラの公式サイトではありません(ロゴが若干違います)。

よくある詐欺サイトだと考えて問題はありません。自分の住所や氏名等の個人情報と電話番号で高額請求させる類の詐欺です。

送られてくるメッセージについて

LINEに送られてくる可能性があるメッセージは上記の通りで、「コカ・コーラ」関連の団体を騙ったサイトです。

友人や知り合いから送られてくる可能性もあるため、「なんだろう?」と思ってついクリックしてしまうがちですが、サイト概要に「200000円」という単語もあるので、詐欺とすぐにわかります。

サイトの内容も「モニター調査の案件をクリアして20万円をゲット」という非常に胡散臭いものです。上記メッセージからだとわかりませんがクリック参加が条件になっているため敷居が低く感じてついクリックする人もいます。

コカ・コーラ公式からではない詐欺サイトなので注意!

上記のツイートはコカ・コーラ公式のサポートTwitterアカウントの質問返答で、そこには「コカ・コーラ福祉基金」という組織・団体は存在しないと明言しています。

公式が偽サイトだと言っているようなものなので、コカ・コーラ福祉基金のサイトは詐欺に関連する可能性があることがわかります。

コカ・コーラや関連団体はモニター調査で20万円プレゼントをする活動を行ってもいません。

詐欺の流れについて

詐欺の流れについて簡単に紹介します。コカ・コーラ福祉基金のサイトはアクセスしただけでIPが危険に晒される可能性も考えられるため、URLは自分では開かないようにしてください。

URLをクリックすると左側画像のような質問及び20万円ゲットの詳細が記載されています。「4分28秒以内にアンケートに答えたらOK」という条件で時間制限をつけているため、焦ってよく調べず質問に答えないようにしましょう。

左側画像を見れば「今日,7,5月,2021」「あなただけが持っています。4分28秒を」等、日本語がおかしい部分がすぐにわかるので、日本で作られたサイトでないこともすぐにわかります。

また、ページ下部にはアンケートに答えて実際にお金をもらったかのようなメッセージが並んでいますが、全てデタラメです(こちらも日本語がおかしいです)。

アンケートは全部で4問で、コカ・コーラに関する簡単なものばかりで、商品名もないので誰でも適当に答えられます。

質問を全て回答した後に「3つの箱」からどれかを選んで20万円ゲットのチャンスタイムが発生します。

上記画像が「当たったと判定された場合」の画像です。

赤枠のステップを踏めば20万円手に入ると記載されていますが、条件は「LINEで20人もしくは5グループにシェア」です。

他の人にシェアした場合は、自分が送られてきたような「コカ・コーラ福祉基金」のURLを他の人に送ってしまう結果になります。イメージとしてはスパムメールというよりチェーンメールです。

最後には住所を登録してギフト(20万円)が手に入るとされていて、住所に関連する情報が詐欺で盗まれる可能性があります。

3つの箱から20万円獲得の権利を当てられなかった場合でも、サイトが20万円獲得の誘導をしてきます。

条件は「LINEで20人か5グループへのシェア」です。

当たった場合もはずれた場合も最後にサイトに電話認証を求めてきますが、ここでかけられる番号は日本のものではありません。

最終的に国際通話で高額請求が来る可能性が高い

問題となるのは「住所の入力」と「国際電話で通話を強制的にかけさせられる」ことの2つです。

他の詐欺(他の企業の関連グループを騙った詐欺)だとクレジットカードの暗証番号を聞き出される可能性もありますし、今回は住所の入力が必要とされているため、住所関連の情報が相手へ送信されます。

国際電話で通話を強制的にかけさせられた場合に怖いのは「詐欺」と「通話料」です。

電話番号を詐欺に悪用される可能性が高く、国際電話なので通話料は高いです。例えば、他の詐欺で「ナウル共和国」というオセアニアの国に電話をかけさせられたケースがありますが、30秒200円の高額通信量で、30分で約2万円取られています。

個人情報を入力したら全て盗まれる!

どの詐欺サイトにも言えることですが、個人情報を入力してしまった場合、その入力内容が全て盗まれてしまいます。

送信したままの情報が行き渡り、クレジットカードやその他暗証番号が無断で使われてしまうかもしれません。高額請求の第一ステップのようなもので、すぐにカードを止める必要があります。

自分の名前や住所を入力するのもNGで、電話番号やメールアドレスも悪用される可能性が高いです。

コカ・コーラ福祉基金のURLが来た場合の対処法

コカ・コーラ福祉基金のURLがLINEから来た場合はどうすればいいのかを見ていきましょう。

一番の対処法は「無視」で、怖いもの見たさで開いてしまった場合でも、個人情報は入力しないでください。

サイトを開くだけでもIPを盗まれる可能性あり

コカ・コーラ福祉基金のサイトを開くだけで、スマホのIPアドレスを盗まれてしまう可能性があります。

IPアドレスを他人から知られて一番怖いのが、自分のIPを悪用されることです。例えば、なりすましや端末の乗っ取りが可能性として考えられます。

また、悪質な詐欺サイトになるとワンクリック詐欺の手口で金銭を要求したり、サイト接続時にアプリをダウンロードさせたりサブスクリプションに登録させる可能性もあります。

どのような被害に遭うのか、どの類似詐欺が発生していたか等は下記を参考にしてください。

アディダス周年記念詐欺のLINEが届く!詳細と対処法を徹底解説

Spotifyから「お支払い情報が見つかりません」というメールが!詐欺の詳細と対処法を徹底解説!

そのため、LINEで知り合いからコカ・コーラ福祉基金のサイトがURLで送られてきたとしても、絶対に開かないでください。

LINEの場合だとURLやサイト名を少しタップしただけでサイトが開かれるので、万が一ミスタップしてしまった場合は、サイトがリロードし終わる前に閉じましょう。

個人情報は入力しない・電話もかけない

サイトにアクセスしてしまった場合でも、IPさえ無事なら直接的な被害は遭いません(IPが流出したかどうかはすぐに判断はできないため、やはりアクセスしない方がいいです)。

しかし、サイトで個人情報を入力してしまった場合は話が別で、入力した個人情報が詐欺に使われて、自分が被害者になる可能性が高くなります。

よく入力を促されるのは「クレジットカード番号と暗証番号」「口座番号と個人情報」です。この2つの情報は特に金銭に関わってくる重大な詐欺なので、絶対に入力はやめてください。

他には「電話番号」「住所や氏名」も入力してはいけない個人情報になります。

LINEのメッセージ元に「スパムされている」と伝える

LINEでメッセージを送ってきた人が意図的に送ってきた場合(詐欺に騙された場合)は相手の自業自得ですが、もしスパム関連でメッセージを強制的に投稿してしまった場合は、教えてあげましょう。

スパムやチェーンに関する詐欺は「詐欺の大元を拡散させないこと」が撲滅させる上で一番大切です。友人に詐欺に遭っていると伝えれば、友人が対処法を取ってくれてこれ以上広がるリスクを少なくできます。

また、騙されていると気づいていない人には「これは詐欺だよ」と教えてあげるのを強くおすすめします。

サブスクリプションや不正なアプリを確認する

不正なサイトにアクセスした場合、勝手に不正アプリのインストールややサブスクリプション登録を行われているかもしれません。

悪質なものだと、「インストールされているだけでスマホ画面をミラーリングするアプリ」や「月額1万円を強制的に課金させるサブスクリプション」があります。

身に覚えのないアプリをダウンロードした場合やサブスクリプションに登録してしまった場合は、すぐに消す・登録を解除してください。

サブスクリプションの解除方法は下記の記事が参考になります。

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万が一情報を入力した場合は?

万が一電話をかけてしまった、クレジットカードの暗証番号を教えてしまった場合はどうすればいいかも見ていきましょう。

早急に対処しないと、それだけで高額請求される可能性が高くなります(高額請求された後の対処は非常に面倒で確実に返金して貰えるかもわかりません)。

電話番号・暗証番号・クレカ番号等はすぐに変更・利用停止

絶対にやっておきたいのは、入力してしまった情報に関する機関への連絡です。例えば、クレジットカードの暗証番号ならクレジットカード会社へ、口座番号と氏名を入力した場合は銀行へ連絡しましょう。

該当カードや口座をただちに利用停止状態にしたり、パスワードを変更できるものは早急に変更を行ってください。

クレジットカード会社の場合だと、クレジットカード番号、自分がカード作成時に申告した情報さえあれば、電話だけで対応して貰える可能性があります(盗難・紛失として処理されることが多いです)。

本当に高額請求が来た、自分のなんらかのアカウントが乗っ取られた場合

入力情報に関する機関へ連絡せずに放置していた場合、本当に高額請求が来るかもしれません。

状況としては、情報を盗んだ詐欺側の相手が自分のクレジットカードを使って買い物をした、銀行口座のお金を勝手に引き下ろした等が考えられます。

この場合は、自分の対処不足のせいではありますが詐欺に遭ったのは間違いないので、早急に警察へ連絡してください。実際に金銭を取られる可能性があるため、警察も詐欺事件として本腰を入れて捜査してくれるかもしれません。

また、乗っ取られたアカウントや使われたクレジットカードの会社へ被害の報告をするのも忘れないでください。

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