iOS16テキストをスキャンという表示が出る原因と対処法を徹底解説

現在、文字入力しようとするとテキストをスキャンという表示が出るようになったと話題になっています。

今回は、テキストをスキャンという表示が出る原因と対処法を徹底解説していきます。

LINEやDiscordのトークでテキストをスキャンという表示が出る

LINEやDiscordなどのチャットアプリで、トーク欄にテキストをスキャンという表示がでてくることがあります。タップしてみたら急にカメラが起動してびっくりしたという報告が増加しています。

これはiOS16のアップデートによって追加された新機能で、入力しようとする度にこの表示が出てきてしまいます。

テキストをスキャンという表示が出てくるアプリ

テキストをスキャンという項目が出てくるアプリには、以下のようなものがあります。

また、テキストをスキャンという表示が出る時と、スキャンのアイコンが出てくる場合の2パターンがあります。入力しようとしてタップした時にはテキストをスキャンという表示が出ます。

テキスト入力欄を長押ししているとコピーやペーストよりも右側にスキャンアイコンが表示されています。

テキストをスキャンの活用法

テキスト認識機能を活用することで、様々なことに活用できます。例えば、Wi-Fiルーターのパスワードのように複雑で手打ち入力が面倒なものをテキスト認識すれば一瞬で入力できるようになります。

また、レシートを読み取ってテキスト化してメモ帳にペーストしておけば家計簿入力が楽になります。TRPGでGM(KP)をよくやるユーザー達からは、シナリオをWordやメモ帳にペーストしてセッションが円滑に進むように自分用の資料を作成したり、分厚いルールブックをテキスト化して必要な部分だけをまとめることもできるという意見が挙がっています。

この機能を利用すれば、電子書籍化されていない本や重くて持ち歩きづらい参考書などをテキスト化して要点をまとめるといった活用もできます。

スキャンした文字を翻訳することもできる

iOS16では、以前のバージョンとは異なり日本語にも対応しています。そのため、スキャンした文字を翻訳してテキストとして保存することができます。

更に、テキスト認識では被写体が逆さまの状態でもテキストを認識してくれます。そのため、向かいの相手が持っているメニューをテキスト認識するということも可能です。

翻訳については以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。

テキストをスキャンという表示が出てくる条件

テキストをスキャンという表示が出てくるようになる条件は、設定でテキスト認識がオンになっている事と、何もコピーしていない状態であることです。また、何らかの文字が入力されている状態だとテキストをスキャンという表示ではなく、コピー・ペーストよりも右側にスキャンアイコンで表示されるだけになります。

そのため、テキストをスキャンという表示を出したくない時は何でも良いので文字をコピーしておくことで回避できます。

テキストをスキャンという表示を押した場合どんな挙動をするのか

テキストをスキャンという表示、またはスキャンアイコンを押した場合どんな挙動をするのか解説します。今回は、Safari(標準ブラウザアプリ)を使用します。

入力欄をタップすると、テキストをスキャンという表示が出て来ます。キーボード部分でカメラが起動するので、読み取りたいものを映します。

文字認識ができたタイミングで入力ボタンが青くなるので、タップします。

入力欄に認識したテキストがペーストされるので、検索します。今回は成分表示を読み取ったので、似たような成分表示の製品を調べることができます。

アレルギーを持っていて、似た製品を探したい時におすすめの機能です。

テキストをスキャンという表示が出てしまう時の対処法

テキスト認識をオフにしたい場合は、設定から変更できます。まず設定アプリを開きましょう。

一般を選択します。

キーボード上にカメラが表示されるのでキーボード系の機能と思われがちですが、テキスト認識はキーボード機能ではありません。言語と地域を押すと、画面一番下にテキスト認識表示のスイッチがあります。

再びテキスト認識を使用したくなったら、このスイッチをオンにすれば使用できるようになります。