新型コロナウイルスのワクチン供給が過多していると日本中で話題になっていますが、自分の命を守るためにワクチン接種を早く行いたいと考える人は後を絶ちません。
ワクチンが少なくなっている中で少しでも早くコロナウイルスのワクチンを接種するにはどうすればいいかを確認しておいた方がいいです。
コロナワクチンを早めに接種するために知っておきたいこと
インターネットやSNSで集団接種の告知があり、よく調べてみるとそれよりも早くに接種できると知ってキャンセルする例も相次いでいます。
早く接種するためには、それぞれの接種でどんな違いがあるか、自分の住所地以外で受けれるか等は把握しておきたいです。
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そもそもコロナワクチンの接種方法は?
コロナワクチンを接種できる会場は「医療機関や公共機関」で、自治体が開催している場合やクリニックが個別で行っている場合があります。
ただし、自分が住んでいる市町村から郵送で「接種券(クーポン券)」が届いていないと受け付けてもらえません。
接種にあたって必要なもの
コロナワクチンを接種するための手段は複数ありますが、いずれも上記のような「接種券」が必須です。この券は各地方自治体(市町村)から郵送にて発行されますが、これがないと接種の際に断られます。
接種券がいつ配布されるかは各地方自治体に完全に任せられていて、同じ年代の人でも「もう受け取って接種を受けた」「まだ受け取ってすらいない」という人で分かれています。各地方自治体が年齢や基礎疾患の有無で接種順位を決めていて、接種順位が早ければ早くに郵送されると考えてください。
この接種券以外にも、本人確認証明になるものが必要で、例えば常備している運転免許証や保険証、マイナンバーが該当します。
料金に関しては完全無料なので心配はありません。
「職場でのコロナワクチン接種」は接種券を必要としない
2021年6月21日よりコロナウイルスワクチンの接種が職場や団体・学校でも行えるようになりましたが、職域接種に関しては接種券がなくても受けられます。
ただし、後日届いた職種券をワクチン接種を実施した団体(会社や学校)に提出しなければいけません。
職域接種でワクチンを受けることができれば自分で摂取先を探す手間を省けますし、企業や学校が迅速に対応してくれれば、比較的すぐに接種を受けられます。
自治体開催の接種に参加する方法
コロナウイルスワクチン接種で一番宣伝されているのが、「各自治体が開催する接種」と「自衛隊が開催する大規模接種」です。
各自治体が開催する接種は地方自治体によって開催日時も何歳の人が対象か、接種状況の該当に差があります。詳しくは自分が住んでいる地方自治体・市町村のホームページからチェックしてください。また、開催日時が決まっている関係上「今すぐ接種する」方法としては向きません。
予約方法も各自治体によって違いますが、大抵は「電話で受け付けてもらう」ことになります。この際、接種券の有無を問われるため、ある場合は「ある」と答えて日時が複数ある場合は希望日時を伝えて予約を行ってください。
自衛隊開催の接種に参加する方法
自衛隊が開催している大規模接種の会場は「東京」と「大阪」で、各詳細は下記の通りです。
東京会場の詳細
- 接種対象者 18歳以上(接種日当日に18歳の場合)、接種券あり、今回が1回目の接種
- 場所 大手町合同庁舎3号館
- 1回目を東京で受けたら2回目も東京で受けることになる
- 実施日 7月12日から18日
- 現在予約満席
- 問い合わせ 0570-056-730
- ウェブ、LINE予約あり
大阪会場の詳細
- 接種対象者 18歳以上(接種日当日に18歳の場合)、接種券あり、今回が1回目の接種
- 会場 大阪府立国際会議場(グランキューブ大阪)
- 1回目を東京で受けたら2回目も東京で受けることになる
- 実施日 7月12日から18日
- 現在予約満席
- 問い合わせ 0570-080-770
- ウェブ、LINE予約あり
ただし、自衛隊の大規模接種は複数に分けて開催されていて、7月中旬に開催された対象がたまたま「18歳以上」で「1回目の接種の人」です。
8月になると他の年齢の人や職場、組織単位での接種も可能になる場合があり、1回目に接種した人が次回接種する際にも同じ会場で行われます。
どちらも現在予約枠がいっぱいで、キャンセルが出たらその都度自衛隊の公式サイトにて「予約一旦満了」の表記が変わっています。ただし、予約キャンセルの可能性は低いです。
予約方法は電話受付、LINE受付、ウェブ予約(こちらから行えますが予約満了のため現在は行えません、また、上記ページは東京のものです)のいずれかで、確実に予約したい場合は電話受付をおすすめします。
クリニックで個別に接種する方法
クリニックで個別に接種するのも可能で、各クリニックにワクチンがある場合に限ります。
こちらのサイトでは接種を実施しているクリニックを検索することができますが、ワクチンがない場合は×、ある場合は〇で表記されているのでわかりやすいです。
自治体や自衛隊が開催している接種と違い、日時はクリニック側の都合で決まります。年齢が上の方が早く予約が取れる傾向こそありますが、クリニックによる問題ですので、若い人でも日程の希望を出せば受け付けて貰えるかもしれません。
接種ワクチンの全体数は大規模接種と比べて少ないためすぐに予約枠が埋まるかもしれませんが、「すぐに接種したい」という希望を叶えてくれる可能性があります。
接種券が送られる優先年齢は「高齢者」
接種券が配られるのは「高齢者」が優先される傾向があります。
接種券の郵送は地方自治体が管轄なので、地方自治体があらかじめ郵送タイミングを年代によって決めています。例えば、単純に「〇歳はこの日」と決めている場合もあれば、接種データから「おおよそ〇歳が終わったから次は〇歳」と決めているところもあります。
年代以外だと基礎疾患があるかどうかも参考にしている自治体が多いです。基礎疾患がある場合にコロナにかかった場合、さらに症状が悪化するのが理由です。
若い人ほど接種券の郵送が後回しにされがちですが、2021年7月12日現在では20代の人でも接種券が自宅に郵送された人もいます。
原則住んでいる地域で接種、「住所地外接種届」もあり
コロナワクチンの接種は原則として自分が住んでいる市町村で行われます。ただし、住民票が今住んでいる市町村でない場合でも「住所地外接種届」を出せば他の市町村でも接種を受けられます。
こちらのサイトから住所地外接種届を記載して、記載されたデータが「住所地外接種届出済証」としてPDFでダウンロード、スクリーンショットできるようになります。この画面を自分が接種する先のクリニックに提出すれば受付は完了です。
ただし、下記の人は住所地外接種届が不要です。
不要なケース
- 入院・入所中
- 基礎疾患を持つ人が主治医の下で接種する
- 体制の整った医療機関での接種(理由がある場合のみ)
- 「大規模接種会場」で接種を受ける
- 職域から接種する
場合によっては自分の市町村でない地域でコロナワクチンを接種した方が接種が早くなる可能性もあるので、覚えておくのをおすすめします。
2回目のワクチン接種は日時が決められる場合あり
コロナウイルスのワクチンは「2回の接種」が望ましいとされていますが、2回目は1回目の接種が終わった時点で次に接種する日を決めて貰える可能性が高いです。
おおよそ3週間後に2回目の接種がはじまりますが、期間が決められているのであればこちらが気にする必要はありません。あくまでも「一番最初の接種」だけ早くできるように行動すればいいだけです。
例えば、1回目の接種が8月1日ならその3週間後の8月22日、8月15日だと9月に入ってようやく接種が終わるため、早くに1回目の接種を終わらせておくのをおすすめします。
少しでも早くコロナワクチンを接種したい場合は?
コロナワクチンを早く打ちたい人はワクチンに関する情報は必須で、特に開催される会場やクリニックは抑えておくべきです。
そこまで調べて、少しでも他の人より早く接種するにはどうしたらいいかを考えてください。
「接種券」は絶対に取っておく
コロナワクチン接種(自分で受けに行く場合)には接種券が必須で、これがないと会場へ行っても受け付けてもらえません。
もし紛失してしまった場合や引っ越しをした場合はこちらのサイトから申請が可能ですが、市町村によってはコロナワクチンナビにて受け付けていないところもあります。
受け付けていた場合は、住所、氏名、電話番号、生年月日等、必要な個人情報を入力して申請をしてください。後日再度郵送にて送られてきます。
コロナワクチンナビで受け付けていなかった場合は、各市町村窓口(市役所や役場等)に問い合わせを行ってください。
少しでも早くワクチンを打ちたい場合は「クリニックで個別接種」がおすすめ
少しでも早くコロナワクチンを接種したい場合のおすすめの接種方法は「クリニックでの個別接種」です。
大規模会場での接種はインターネットの広告やテレビCMでも告知されている場合が多く、それだけ大勢の人が予約を行います。それに対してクリニックは通院している人やコロナワクチンナビで検索を行わないと実施されているかも知らない人が多く、比較的予約を取りやすいです。
さらに、大規模接種の場合はあらかじめ日程が決められているため、日程によっては接種が2週間先になるのもザラですが、クリニックに電話して問い合わせた場合、自分の希望の日程通りに摂取してもらえる可能性が高いです。
クリニックでも「高齢者」が優先される可能性あり
クリニック側も高齢者の方がコロナウイルスにかかった場合の致死率が高いのはわかっているため、若者は後回しにされるかもしれません。どうしても急ぎたい場合はその旨を一応伝えておきましょう。
また、クリニックでも接種券がないと受け付けて貰えないため、高齢者優先で接種券を送っている地方自治体だと、どうしても若者の接種は後回しにされがちです。
電話でクリニックへ連絡しいつ受けれるかを聞く
電話するクリニックは複数の方がいいです。なぜなら、例えばAクリニックでは「7月30日にできる」と言われたけれど、Bクリニックでは「7月20日にできる」と言われる等、他のクリニックの方が早く実施してくれる可能性があるからです。
いくつかクリニックに電話してみて、早く接種してほしい場合は、電話した複数のクリニックの中で一番早くに接種してくれるところを予約してください。
あらかじめ自分が「いつまでに接種する」と決めていた場合は、そのラインに合わせて接種できるかどうかを聞いて、条件を満たしていたら早くなくても妥協するのもいいです。クリニックが大規模接種会場よりも予約を取りやすいとはいえ、それでも多くの人が予約を取りたがっているので、希望日接種が難しくなっているからです。
地方のクリニックの方が空いているが供給ストップの可能性あり
基本的には地方の方が人が少ないので、地方のクリニックの方が人は少ないです。例えば、同じ市内でも街中や郊外よりも、そこから離れているところの方が接種を受けられる可能性が高くなります。
ただし、地方のクリニックに関わらず近くのクリニックが全体的にコロナワクチンの供給がストップしてしまう可能性があります。
予約しようとしていたのに「ワクチンが少なくなったから予約不可能」と言われるかもしれないので、予約は早めに行うのをおすすめします。
クリニックですぐ供給がストップした場合の対処法
万が一クリニックで供給がストップしてしまった場合の対処法も紹介しておきます。
クリニックが「ワクチンがない」と言えばこちらではどうすることもできません。早くに予約してさっさとワクチンを打ってしまうか、日程は決められているけれど接種はほぼ確定的な自治体主催の接種に切り替えて探してください。
政府が「コロナワクチン接種のペースダウン」を望んでいる
日本政府は国民にコロナワクチンの接種を呼び掛けていましたが、ワクチンが足りなくなったせいで、現在では「ペースダウン」を呼びかけています。
とはいえ、コロナで死にたくないと考えている人はワクチンを早く打ってもらいたいと考えているため、ペースダウンされる気配はありません。結局、想定していたよりもワクチンの消費が激しくなり、クリニックに届くはずのワクチンが届かないケースが考えられます。
クリニックでワクチンの供給がストップした理由が一概に政府がペースダウンを望んだからとは言い切れませんが、ワクチンの需要が現在かなり高いことを踏まえると、今後どのようにワクチンを取り扱うかはわかりません。
予約可能になったらすぐに予約をする
コロナワクチンが供給されなくなるのは一般市民では解決できない問題なので、割り切って「供給ストップされるまでにワクチンを打ってもらう」ように切り替えて考えてください。
コロナワクチンナビではコロナワクチンを打てるクリニックを検索できますが、上記のように〇や△で予約できるかが記載されているので、〇のところを見つけてすぐに予約するのをおすすめします(一応日時の希望は出しましょう)。
行きつけのクリニックがある場合はそのクリニックに問い合わせを行ってもいいです。歯科や耳鼻科でもコロナワクチン接種は可能なので、コロナと関係なさそうなクリニックにも一応聞いてみてください。
予約キャンセルが嫌なら集団接種を待つのも手
コロナワクチン接種を予約しておいてキャンセルされた例はあまりありませんが、今後の供給次第ではどうなるかわかりません。
万が一クリニックで予約していてワクチンがないと言われるのが嫌なら、日程こそ固定されていますが集団でのコロナワクチン接種に切り替えて探すのもおすすめです。
ワクチンが大量にあるので予約さえしていれば接種はしてもらえます。例えば、クリニックで予約したけどなかなか予約が取れない時も最終手段になり得ます。
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