「タイムバンク」で「招待コード」を打たせ、見返りの報酬を渡さない詐欺が横行しています。
今回は、この詐欺の詳細と被害に遭わないための対処法をご紹介します。
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「招待コード」入力を条件にプレゼント応募や物品販売を行う手口が横行している
現在、SNS上(特にTwitter)において、
はてな
- 「〇〇円分のギフトカードを抽選でプレゼント。当選メール受信時にタイムバンクで招待コードを入力するとプレゼントします!」
- 「(コンサート)当選チケットの取引条件は、タイムバンクの招待コードを入力してください。確認後取引に応じます。」
上記のように、懸賞や取引において「タイムバンク」の「招待コード」入力を要求し、入力した見返りとして貰うはずだったギフトカードや取引に応じてくれないといった「詐欺」が横行しています。
被害者が金銭を払うといったケースは起きている様子ではないため、被害者に直接的な被害はないと思われます。
この手口は「釣り」と呼ばれるもので、美味しい話(エサ)をSNS上に流し、食らいついたユーザーに招待コードを入力させ、ポイントや金銭を受け取る行為が横行しているようです。
招待コードを入力すると、300円が無限に入手できるため
タイムバンクの招待制度は、紹介者が「招待コード」を友だちや家族に伝えて登録時に入力すると、紹介者と登録者相互にタイムバンク内で使えるマネー「300円」がプレゼントされます。
「招待コード」には回数制限がないため、何十人、何百人招待することが可能になっています。
つまり、現在SNSで横行している詐欺は、美味しい話をチラつかせ、「タイムバンク」の「招待コード」入力を誘導していることになります。
招待コードを入力しても見返りはない
騙す側は招待コードの入力さえあればいい話なので、自身の身分を明かす必要なく容易に不特定多数のユーザーを騙すことができます。この手口の厄介なところです。
ポイント
この詐欺に遭うのは、10代~20代の学生に多いと言われています。
iTunesカードやGoogle Playカードといったものでおびき寄せるため、学生が騙されやすいようです。
ここ数日では、「現金をプレゼントする」という名目で招待コードを入力させようとする者もいます。
注意ポイント
当然ながら、招待コードを入力しても何も見返りが無いということを知って頂きたいです。
対処法
この詐欺に遭わないためのポイントをまとめましたので、ご紹介します。
基本的には、「インターネット上で見かける美味しい話には必ず裏がある」と覚えておくと良いでしょう。
タイムバンクの「招待コード」入力を条件にしているものは無視する
どの形態でも「招待コード」の入力を条件としているものがった場合は、100%詐欺。相手が何を言おうが見返りはないと思いましょう。
「招待コードを入力したら10万円あげるよ!」といった話は相手にしないようにしてください。
もし騙されそうな人が居たら声をかけてあげることも大切です。
金銭の支払いを伴うものは絶対に避ける
招待コード入力後に、プレゼントの受け取りには「〇〇円」支払わないといけないといったケースもあるそうです。
受け取りに支払いを伴うものは詐欺ですので、そのような話が出てきた場合は無視するのが適切です。
SNS上での取引では必ず相互の身分証を提示すること
仲介サイトを通さずにネットで物品取引・金銭のやり取りを行う場合は、必ずお互いの身分証提示を行いましょう。
この過程を行うだけでも、泣き寝入りをせずに済みます。
独自で取引を行う場合は、かなりのリスクがあるのでご注意ください。
少しでも被害が減ってほしいと願っています。