テレビの映像が映らなくなるトラブルが各地で発生しているようです。
電源を付けたら映らない、番組視聴中に突然「アンテナ信号の受信が出来ません」という表示が出るトラブルが起きることがあります。
今回は、もしもテレビ映らなくなったという時に確認しておきたい原因と対処法をご紹介します。
テレビで番組が映らなくなった
地上波、BS、CSを含めて様々なパターンで映らないという声が上がっています。
- すべてのチャンネルが映らない
- 1チャンネルだけ映らない
- 映像が止まる・途切れる
- 番組表が表示されない
- BS/CSが映らない
人によって症状が異なっています。
ご自身で症状の原因を確認し、それを基に対処するとスムーズに解決できるかもしれません。
つい先月、筆者でもテレビが映らなくなるトラブルに遭遇しましたが、解決できました。
解決できた対処法を含めて解説します。
注意ポイント
使用しているテレビの機種や視聴環境によって操作方法、手順が異なります。詳しくは、取扱説明書や販売元のサポートで確認をしてください。
7月1日(月)午前3時過ぎに映らないと報告が出る
地上波全部放送休止かよ... pic.twitter.com/os4CFqUtol
— 破壊王 AZUMA (@AzumaGF_PNC24) June 30, 2019
原因は地上波放送各局が放送休止にしていたためです。そのため、SNS上で「映らない」と投稿が相次ぎました。
考えられる原因
まず初めに、原因を見つける必要があります。
チェックするべきポイントは以下の7つ
- アンテナの故障(BS/CSを含む)
- アンテナケーブルの劣化・故障
- アンテナケーブル挿入口の確認
- 他機器の電波干渉
- B-CASカードに問題が生じている
- 天候の影響
- 近所に巨大な建造物が建設された
ここで挙げたのは原因になりやすいものです。ひとつでも該当していると不具合発生の源だと考えても良いでしょう。
ほとんどのものはすぐに対処できるものがありますが、一部は業者を呼んで対処してもらわないといけないものがあるかもしれません。
アンテナ信号受信強度を確認しよう
現在普及しているテレビには、「アンテナ受信強度測定」ができます。おそらくほとんどの機器に搭載されていると思われます。
「設定」項目の中にありますので、ご利用中の機種の取扱説明書を確認し、現在のアンテナ受信強度を確認しましょう。
この受信強度で症状の特定が簡単にできます。
ポイント
基準以下のレベルであれば、受信設備(アンテナ)の不具合・故障の可能性が高い
チェックをして、問題がなければ別の原因だと断定できます。
まずは受信強度の確認から行うようにしてください。
各1チャンネルごと診断を行います。
【強度レベルは0~100で測定されます】
- 「0~44」:受信不可・途切れる原因を引き起こします
- 「44~50」:比較的安定・映像乱れが発生する可能性あり
- 「50~100」:安定
レベルを確認し、結果が50以上であれば別の原因を探し、以下だった場合は受信設備の確認をした方がいいかもしれません。
放送休止になっている
放送局が放送休止になっている可能性があります。詳しくは放送局のホームページ、番組表で確認してください。
対処法
ここまで、アンテナ受信レベルを測定して原因の特定をしたと思います。
実際の対処法をご紹介しますので、確認と対処をしましょう。
一部の対処法は専門の助けが必要になるものがあります。
他の出力機器があれば映るか確認する
メインで使用しているテレビの他に、別室にもう1台テレビがある場合は映るか確認しましょう。
テレビに接続している「アンテナケーブル」の劣化。
また、部屋ごとに「アンテナケーブル挿入口」があり、その挿入口が故障していると映らない原因になっているかもしれません。
「nasne(ナスネ)」をお持ちであればPS4やスマートフォン、タブレットでテレビ番組の視聴・録画ができる「torne(トルネ)アプリ」でも、手持ちのスマホで簡単に確認が取れます。
ポイント
他の機器で視聴ができるか確認をする
アンテナの故障
家庭の屋根、集合住宅の屋上に設置している受信設備が故障している可能性があります。
原因は様々ですが、飛来物による破損、経年劣化などが考えられます。
その場合は、専門業者に修理を依頼するか、集合住宅の場合は管理会社に相談をする必要があります。
BS/CSアンテナでも同様です。プロバイダにトラブルの相談を行うことをおすすめします。
アンテナケーブルの劣化・故障
テレビと挿入口を繋ぐ「アンテナケーブル」が劣化していたり、破損による故障で映らない原因になっているかもしれません。
ポイント
「映らない」を引き起こす原因になっていることが非常に多い
よって、新品に交換することで簡単に解決することが多いです。
- ケーブルが断裂しかけている
- ケーブルの根元が剥き出しになっている
- ケーブル中軸が折れている
- 接続部分がサビついている
- 接続部分がホコリで覆われている
上記が確認できた場合は、原因になっていると考えても良いかもしれません。ホコリで覆われていた場合は、清掃することで解決することがあります。
アンテナケーブル挿入口を確認する
壁に設置してある「アンテナケーブル挿入口」を確認しましょう。
ポイント
ケーブルが外れかかっていませんか?
テレビなどの出力機器接続部分も、外れかけていないか確認します。
壁の挿入口でも、ホコリなどの汚れが溜まると映らなくなる原因になります。
清掃をして、再接続後に正しく映るか確認しましょう。
レコーダー、Wi-Fiルーターなどの設置場所を変更する
テレビの近くに電波を発する機器があると、影響を与えている可能性があります。
レコーダーはテレビ台の上に置くのではなく、テレビ台下に設置。
テレビの近くにWi-Fiルーターを設置している場合は、ルーターの設置場所を変更してみてください。
B-CASカードを確認する
B-CASカードの挿入口を確認し、カードが正しく挿入されているか確認しましょう。
カードの破損も映らなくなる原因に繋がります。
必要であれば再発行手続きを行いましょう。
「自動調節機能付きブースター」を利用する
受信電波が弱い場所、自宅の周りに高層建造物が建設された場合は、受信に影響を与えている可能性があります。
受信電波を増幅させる「ブースター」と呼ばれる機器があり、設置とテレビに接続することで安定した電波受信ができます。
電波強度の自動調節機能が付いたものがあると、他の電子機器の電波干渉を防ぎますので、調節機能付きがおすすめと言われています。
番組表はWebサイトでも確認できる
番組表はスマホから簡単に確認できます。
ウェブサイトからは
アプリからも確認できます。
カテゴリ: エンターテインメント
現在の価格: 無料
荒天時にアンテナが故障することが多い
荒天時にアンテナが破損してしまうことがあります。
具体的には
- 落雷による破損
- 強風による破損
- 豪雨・雹による破損
ここ数日は西日本・九州を中心に天候が非常に不安定だと言われいます。
強風によってアンテナの向きが変わってしまい、映らなくなってしまったということも考えられます。
管理会社や業者に確認しましょう。
集合住宅の場合
集合住宅では、テレビが映らなくなると「他の居住者はどうなのか?」と気になると思います。
自分の部屋だけなのか。集合住宅全体で影響が出ているのか確認したい場合の方法です。
管理人室・管理会社に問い合わせをする
一番おすすめなのは、集合住宅を管理しているところに問い合わせをすることです。
ほとんどの場合はすぐに調査を行います。調査後、不具合があれば修理手配をしてくれるはずです。
テレビ販売元・専門業者に問い合わせをする
対処法を試しても解決できない場合は、テレビ販売元(製造元)や専門業者に問い合わせをしましょう。
修理対応の必要が出てくるかもしれませんが、スムーズに解決できるのでおすすめです。