Twitter公式は10月に「TwitterPro機能の実装」を発表していましたが、2021年11月4日に、実際にTwitterProがリリースされて、一部のユーザーがTwitterProアカウント化できるようになりました。
まだメイン機能はリリースされていませんが、Pro用のプロフィールを変更できるようになっています。TwitterProの設定方法や設定できない場合の対処法を紹介していきます。
TwitterProとは
TwitterProの項目が突如出てきて驚いたユーザーも多いですが、Twitterが事前アナウンスしていた機能のひとつです。
ただし、現時点ではほとんど「登録できるだけ」のような状態で、実際にプロモーション機能を活用できるようになるのは後日です。
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ユーザーの存在感を高められる機能
TwitterProは「ユーザーの存在感を高められる機能」として紹介されています。
Twitterでいう存在感アップの方法は「たくさんツイートする」バズるツイートを行う」等がありますが、TwitterProではオーディエンスとの繋がりを強化して、利用ユーザーの収益アップを目的としています。
どちらかというと、「Twitter内で有名な個人がTwitterProになってさらに有名になる」というより、「TwitterProを使ってさらなるビジネスチャンス拡大を図る」のが、正しいTwitterProの使い方です。
ただし、個人・ビジネスアカウントも関係なくTwitterProへと登録できる仕様です。
ジャンルを設定できる
TwitterProでは、設定時に「自分のTwitterで主にツイートするジャンル」を設定できます。ビジネスアカウントの場合だと、他のユーザーから自身のユーザーページを開いてもらうだけで、どんな商品を取り扱っているかをすぐに把握させられます。
TwitterProを設定する際に同時にジャンルも設定できるようになりますが、後からプロフィールにて変更も可能です。
現時点でビジネスアカウント以外の一般アカウントでも、運用歴が長い、フォロワーが多い、ツイートが多い等の条件次第で、TwitterPro化できています。そのため、一般ユーザーが面白がって「国王」「霊能者」等、普通ではありえないような職業を設定しています。
使い方次第では詐欺にも使える可能性がありますが、不正利用に関しては運営が厳しく対処するとの見解を出しています。
後日実装の各種プロモーション機能を利用できるようになる
現時点でTwitterProにて実施できるのは「プロフィールのカスタマイズ」と「トピックを選んでフォロー」だけです。
元々一般アカウントでもできていたような機能なのであまり変わり映えはありませんが、今後、ツイート関連でプロモーション機能が利用できるようになります。
具体的にどんな機能かの発表はまだありませんが、収益アップを図れるようになる可能性が高いです。
TwitterProにできるアカウントが現状では限られている
TwitterProにできるアカウントは現時点では限られています。
TwitterProアカウントにできる場合は、Twitterアプリのサイドメニュー(ホーム画面左側のユーザーアイコンをタップもしくは左側をスライドで開くバー)にて「TwitterPro」という項目が出ています(画像左側を参考にしてください)。
逆に、TwitterProになれないユーザーは、本来TwitterProと出ている箇所に何も表示されていません(画像右側を参考にしてください)。
Twitterは規定によりTwitterProにできるアカウントを定めていますが、画像右側の筆者のアカウントは条件を50%程度しか満たしていないにも関わらずTwitterProの項目が出ていたため、条件は曖昧であると考えられます。
一般アカウントへの切り替えも可能
TwitterProアカウントから一般の個人アカウントもしくはクリエイターアカウントへの切り替えは自由です。一度TwitterProアカウントになれば自由に行き来できると考えてください。
ただし、現状のTwitterProは個人アカウントと機能面でそこまで差はないため、わざわざ個人アカウント(もしくはTwitterPro)に切り替える理由は特にありません。
仮にビジネスに使っているアカウントがあってこちらをTwitterProにした場合、特にビジネスと関係のない普通のツイートをするためにアカウントを分けているユーザーが多いです(いわゆる複垢ですが、Twitterは規定により禁止しています)。
TwitterProの登録方法
TwitterProの登録方法を紹介していきます。
まずはTwitterホーム画面を左にスライドしてメニューを開きます。この中に「TwitterPro」がなければそもそも現時点では登録できないので注意してください。
「TwitterPro」を選択して、TwitterProがどのような機能かの紹介画面を開いてください。一番下の「同意して続ける」を選択します。
次に、カテゴリーをいずれか選んで選択します。必ず1つは選択しないと先に進めないので、この中から自分とピッタリのカテゴリーを一覧からもしくは検索にて選択してください。
「次へ」を選択したら、最後に「ビジネス」「クリエイター」どちらが合っているかを選択します。ビジネスは物販やブランド運用、サービスプロバイダー向けで、クリエイターはアーティストやインフルエンサー向けとありますが、リリース直後ではそこまで両項目に差はありません。
どちらかを選んだら「次へ」を選択してください。
この画面が表示されれば、自分のアカウントがTwitterProアカウントとなっています。
赤枠部分は選択が可能で、「プロフィールカスタマイズ」を選択すればPro用のプロフィールを作成できますが、先ほど選んだカテゴリーの変更のみです。
トピックを選んでフォローする機能はTwitterに元からある機能で、興味のあるトピックを自分で選択して関連するアカウントをフォローするための機能だと考えてください。
TwitterProが使えない場合について
TwitterProが使えない場合、TwitterProに登録できない場合について紹介していきます。
元々「使えるユーザーは限られている」と事前アナウンスでも紹介されていましたが、どのようなユーザーが使えないのかを考えておけば、対処すべきなのか諦めるべきなのかの判断ができます。
規約でTwitterProを利用できるユーザーに制限がある
元々、Twitterは規約により「次のユーザーはTwitterProアカウントとして認定されない(認定されるには下記の要件を満たすのが条件)として紹介されていました。
認定できないアカウント
- Twitterの利用規約に複数違反した記録があるアカウント
- アカウント名、自己紹介等のプロフィールが全部埋まっていないアカウント
- 認証済の個人情報が確認されないアカウント
- 法人、企業の名を騙っているアカウント
- 詐欺・スパム関係のアカウント
- 動物や架空キャラクターのアイコンを使用しているアカウント(自社ブランドと関係がある動物、架空キャラクターアイコンの場合は除く)
特に厄介なのが「Twitterの規約に複数違反した記録」で、こればかりは消すことができません。過去に何度も違反してペナルティをもらった経験があるアカウントしかない場合は、新たにアカウントを作成した方がいいです。
また、上記に当てはまっていてもTwitterProアカウントにできた例がいくつかありますが、Twitterが厳重に調査した結果、TwitterProアカウントを剥奪(最悪の場合はアカウント凍結)されるかもしれません。
実際にはある程度運用されているアカウントなら項目が出ている
Twitter運営がTwitterProに認定される基準を作ってはいますが、実際には自分のアカウントに「TwitterPro」の項目が追加されていれば、とりあえずは作成が可能です(その後審査が入る可能性は0ではありません)。
Twitter上でも「フォロワー数1000人なのにTwitterProになれなかった」「捨て垢や運用を辞めたアカウントはほぼTwitterProの項目は出なかった」等、様々な結果を報告しているユーザーがいます。
おおよそまとめあげると、「フォロワー数(多ければ多いほど項目が出やすい)」「運用期間(5年も運用していればOK)」「アイコンが動物もしくは架空キャラクターでない」「期間内のツイート数が多い」等のユーザーが、TwitterPro化できています。
筆者の場合ですが、5アカウント中2アカウントがTwitterProにできていますが、その2アカウントもフォロワーは2桁です。共通しているのが「Twitterの初期アイコンもしくはオリジナルの写メアイコン」を使っているアカウントというだけです(登録できなかった残りの3垢中2垢はアニメアイコン、残りは完全なる捨て垢です)。
エラーや不具合・反映が遅い可能性もあり
Twitter側のエラーや不具合、もしくは自分のアカウントだけアップデートが反映されていないせいで、TwitterProの表示が出ていない場合もあります。
この場合、元々TwitterProと表示されないユーザーが一定数いるせいで、エラーが起こっているのか自分が条件を満たしていないかがわかりづらいです。
TwitterProの項目が出る条件はTwitter側が公表していないため、最低限Twitterが定めるPro認定されるアカウントの条件は満たしておくようにしてください。
TwitterProが使えない場合の対処法
TwitterProが使えない場合の対処法を、「元々TwitterProの項目がない場合」と「項目はあるけど設定できない」場合の2つに分けて紹介していきます。
項目がないユーザーが多いですが、一部エラーの関係で項目があるけど設定しようとしたらエラーが出て先に進めないケースもあるにはあります(そこまで多くはありません)。
TwitterProの項目がサイドバーにない場合
上記画像のように「TwitterPro」と表示されていない場合、まずは条件を満たしているかの確認が必要です。
満たしているのに表示されていない場合は反映が遅れているかフォロワー数や投稿数が少なく、Twitterからプロモーション機能を活用しないだろうと判断されている可能性が高いです。
現時点では使えないのでTwitterの内容を濃くする
現段階でTwitterProと表示されていなければまず100%機能を活用するのは不可能ですので、Twitterの内容を濃くして自分がTwitterProのプロモーション機能を使いたい可能性があるのだとTwitterにアピールしてください。
具体的には、フォローをたくさんしてフォロワー数を増やす、ビジネス関連のツイートをする、1日にたくさんツイートをする等の方法があります。
TwitterProの規定にある使用条件は全て満たすようにする
TwitterProが定めている規定(プロフィールは全て埋める、個人情報を登録する等)は、全て満たしておくようにしてください。
一部条件を満たしていないアカウントでもTwitterProに登録できているため、数ある条件の中でも優先順位や必須項目のようなものが設定されている可能性が高いです。
特に大切なのは、運営の目から見てすぐにわかる「架空キャラクター、動物アイコンを使用しない」「個人情報を登録していない」「プロフィールを埋めていない」等です。また、過去に何度か規約違反をした経験がある場合は、そのアカウントをPro化するのは諦めた方がいいです(TwitterProになれたとしてもアカウント停止される可能性があるからです)。
しばらく待つ
もしかするとエラーや不具合、反映待ちの可能性があるので、しばらく待って実装されているか確認するのも大切です。
しばらく待った結果TwitterProの項目が出たのであれば反映が遅かっただけですし、いつまで経っても実装されない場合は自分のアカウントになんらかの原因があります。
実装されない場合はTwitterでの活用量を増やしたり、認定項目で満たしていない部分をケアするのをおすすめします。
TwitterProを選択して登録しようとしてもできない場合
画像のようにTwitterProの項目があるにも関わらずTwitterProに登録できないユーザーも稀にいます。
興味のトピックを選んでビジネス・クリエイターどちらかを選択するだけですが、選択した後に情報が反映されていない可能性が高いです。
他のアカウントで試してみる
もし他のTwitterアカウントの中にTwitterProの項目が出ているアカウントがあるのであれば、そちらもTwitterProにできるかを端子てみてください。
万が一もうひとつのアカウントでもできなければ、自分だけでなく複数のユーザー宛てに発生しているエラーの可能性が高くなります。逆に登録できた場合は、自分のアカウントに原因があるか、自分にだけエラーが出ているか、情報の反映が遅いかのどちらかです。
また、もう片方のアカウントをTwitterProとして運用するつもりがないのであれば、TwitterProから個人アカウントに切り替えを行ってください。
エラーが出た場合の対処法
エラーが出た場合の対処法
- 端末、アプリを再起動する
- 通信環境をチェックする
- キャッシュクリア
- ブラウザ版で試す
- 再インストール
- しばらく待つ
など
Twitterでエラーが出た場合に軒並み対処可能な対処法ですが、元々TwitterProアカウントに認定されないアカウントなのになぜか項目が出ていた場合には対処できないかもしれません。
一番簡単な再起動から試して、それでもダメなら通信環境やWiFiのチェック、キャッシュクリアを試して、しばらく待った上で最終手段として再インストールするのをおすすめします。
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