LINEで突然他の端末でログインを要求した通知が来る問題が発生しています。
元々自分のスマホ以外の端末でLINEにログインしようとするとメッセージが来る仕様ですが、身に覚えのないログインは「詐欺」の可能性が高いです。
LINEで突然電話番号認証のログイン通知が来る!
LINEで突然電話番号認証が来ることがありますが、この電話番号認証自体はエラーや詐欺ではありません。
LINEの仕様の一部で、むしろ「不正にログインされた形跡がある」と伝えてくれているものです。どのような状況になって自分の電話番号でログインしようとしたか等を抑え、危機懸念を持ってください。
なぜ電話番号認証通知が来る?
そもそも、なぜ電話番号が使われたことを表すログインの通知が来るかについてですが、下記を参考にしてください。
通知が来る
- 誰かが自分の登録電話番号を間違えてログイン時に入力した
- 詐欺で電話番号を入手してなりすまそうとした
- 詐欺で電話番号をしらみつぶしに入力したら電話番号がわかった
上記のうち「誰かが自分の登録電話番号を間違えてログイン時に入力した」場合は、エラーではなく正常な告知です。自分が他端末でログインしようとした場合にも出るのでやや面倒ですが、基本的には危険はありません。
逆に残りの2つは明確な詐欺目的でログインしようとしていて、他のユーザーに電話番号ログイン時に問われる「SMS番号」を盗まれてしまった場合、乗っ取りが開始されます。
しらみつぶしに電話番号を入力された場合も含め、自分の電話番号は「詐欺師側に既にバレている」可能性が極めて高いです。ただし、相手が知っているのは電話番号だけで、その他個人情報はまだ乗っ取られていません。
自分が他の端末でログインしようとした時も出る
自分が普段ログインしている端末とは別の端末(スマホ・PC版問わず)でログインしようとした場合にも、自分のLINEに電話番号で認証しようとした通知が来ます。
ログインの正体が自分であれば、ログイン後の操作も自分で行えるため、詐欺の被害に遭いません。この場合は電話番号認証の通知が来たとしても、認証を開始して問題はありません。
許可を出してSMSで暗証番号が発行されるため、これを入力すればログイン完了です。
電話番号認証ログイン通知が来た後にアメリカから電話が来た場合
全く身に覚えがないのに電話番号認証の通知がLINEから来て、そのすぐあとに上記のような電話が来る可能性があります。
LINE通話ではなく電話番号に直接かけてきている電話で発信元は「アメリカ合衆国のケンタッキー州」です。
この電話の内容は高確率で「電話番号認証を通せ」「電話番号認証後の暗証番号をくれ」等の詐欺に関する内容です。しかもアメリカからの通話なので英語で話される可能性が高いです。
暗証番号を教えたり認証を通してしまうのはNGで、自分のLINEに不正ログインしてなんらかの悪さをするか、個人情報を抜き取られます。最終的には自分が詐欺に遭ってしまうと考えてください。
電話番号認証を許可すると詐欺に遭う可能性が高い!
電話番号認証を許可した結果、自分以外の第三者が勝手に自分のLINEにログインして、詐欺行為を働く可能性があります。例えば、LINEPayの不正入金・買い物、電話番号の悪用が可能性として考えられます。
詐欺被害に遭った場合、具体的にどのような被害に遭うかは下記を参考にしてください。
詐欺被害一例
- LINE悪用
- 個人情報を入手して詐欺に活用する
- LINE連携のアプリも不正ログインしようとする
大前提として、相手は自分の電話番号は把握している可能性がほとんどです。なぜなら、電話番号を不正に入手した場合も、しらみつぶしで電話番号を入力してログインしようとした場合も、自分の電話番号を入力しているからです。
電話番号だけでは詐欺は行えないので、LINEに認証しようとしたと考えるのが自然です。認証してしまうと上記のような詐欺に遭います。
LINEで突然電話番号認証のログイン通知が来た場合の対処法
LINEで突然電話番号認証が来た時の対処法もチェックしておきましょう。
自分が操作したのでなければ高確率で詐欺で、その後来る可能性がある電話にも一切出る必要はありません。
自分が操作した場合以外はログイン許可を出さない
自分がログイン操作を行ってLINEの電話番号認証通知が来たのでなければ、絶対にスルーしてください。上記画像がLINEの電話番号認証のメッセージですが、赤枠を押してはいけません。
仮に認証を通してしまった場合、相手がログイン許可を出された状態になり、そのLINEを乗っ取ることができます。LINEを乗っ取られてパスワードを変更された場合は、自分だけログインできない状態になりかねません。
認証は絶対にNGですが、通知を出してくれたLINE公式の通知をブロックしても、ログインしてきた相手をブロックするのは不可能です(そもそも相手はLINEにログインしようとしているため、最初からログインアカウントで詐欺を働いているわけではありません)。
後から来る電話にも出ない
電話番号認証の通知が来た場合、後からすぐ直接電話をかけられる可能性があります。
発信元を見ればすぐに不審な電話だとわかるので、電話にも出ないようにして他の対処法で相手がログインできなくなるための対策を行ってください。
電話は1回だけでない可能性があるため、何度もキャンセルしているうちに間違ってかけてしまわないようにしましょう。
LINEのパスワードを変更
LINEから電話番号認証の通知が来たということは、相手は「誰かの電話番号」だとわかってログインしようとしています。元の電話番号主の詐欺の知識がなく認証された場合は、LINEが乗っ取られます。
仮に認証しなくても電話番号は知られている状態なので、これ以上攻撃されない・攻撃されても乗っ取りを回避するため、パスワードを厳重にしておきましょう。
ホーム画面の設定アイコンから「アカウント」を選択してください。
パスワードの変更画面が開かれるので、今のパスワードを入力してから新しく設定したいパスワードを決めてください。
おすすめは「大文字と小文字、数字が組み合わさった10文字以上のパスワード」です。
スマホ本体のパスワードも変更する
また、電話番号が知られているということは、LINEだけでなくてスマホそのものも危険に晒されています。
例えば、電話番号を入手した相手が闇雲に入力したのではなく自分がパスワードを打つ画面や設定画面を見て電話番号をチェックした可能性があるからです。パスワードもばれていると考えて、スマホ本体のパスワードも変更しておきましょう。
スマホの設定画面から自分のユーザーネームをタップして「パスワードとセキュリティ」を選択してください。
一番上に「パスワードの変更」とあるので、これを選択してください。
LINEのパスワードと同様、複雑ですぐには入力できないパスワードにしておくのをおすすめします。
LINEの「引き継ぎ」をオフにする
LINEには「引き継ぎが可能な状態」を意図的に作り出すことが可能で、LINEの設定から行えます。
「設定」→「アカウント引き継ぎ」の順番で選択してください。
アカウント引き継ぎの設定がオンになっている時のみ、端末を変えた時にアカウントの引き継ぎを行えます。
逆にオフになっていた場合は引き継ぎができないので、他の端末からは一時的にしかログインさせないようにできます。
デフォルトでは「オフ」になっていますが、引き継ぎした後にそのままの状態にしている場合は、オフに変えておきましょう。
LINEのログインを許可設定をオフにする
LINEのログイン許可をオフにしていれば、iPhone以外の端末(iPad・PC等)からログインできないようにできます。
詐欺を行うアカウントの多くは「PC版」からログインしようとしているため、まずはPC版LINEからの侵入を防ぐという意味で、ログイン許可を出さないでおきましょう。
「設定」→「アカウント」を選択しましょう。
アカウントから「ログイン許可」をオフにしてください。
ただし、オフにした場合は自分もPC版でログインできなくなるので、PC版でログインしたい場合はその都度手動で切り替えを行いましょう。
万が一電話番号認証に許可を出した場合
万が一電話番号認証から「認証する」を選択して他の端末からのログインを許してしまった場合は、まずは早急にアカウントのパスワードを変更してください。
既にログインされている可能性も0ではないため、個人情報も消しておいた方がいいでしょう。
仮になんらかの詐欺に巻き込まれた場合の対処法は、下記を参考にしてください。
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