【詐欺】「Amazonがアカウント違反を検出しました」というSMSが届く場合の詳細と対処法を徹底解説

大手通信販売サービスのAmazonを利用している人は多くいますが、利用者が多いことを良い事に、詐欺に利用されてしまうことが多くあります。詐欺にあうとクレジットカードの不正利用者、不明なキャッシュの引き出し、思いもよらぬ問題が出る事もあるのでしっかり見極めなければいけません。

今回は「Amazonがアカウント違反を検出しました」というSMSが届く場合の詳細と対処法を徹底解説します




Amazonがアカウント違反を検出しましたというSMSが届く

2020年10月24日(土)頃から、Amazon名義でSMSが届くというユーザーが増えています。

Amazonがアカウント違反を検出しました。時間内に確認をしてください。http://ph2h.cc/EJds

「アカウントが消えてしまうのは困る」「知らないうちに問題を起こしてしまったのではないか」と心配する人もいますが、「このURL(SMS)は詐欺なのではないか」と疑心暗鬼になる人もいる状態です。

このURLへとアクセスをすると、Amazonのようなサイトのログイン画面へと誘導され、ログイン情報の入力を求められます

届いたSMSはフィッシング詐欺の一種

この「Amazonがアカウント違反を検出しました」というSMSは、「フィッシング詐欺」と呼ばれる詐欺の1つなので注意しましょう

実際に送られてきたURLへアクセスをすると、Amazonのサイトに似てはいますが、URLが全く違うデタラメなものになっています

誘導されたURLへとアクセスし、ログイン情報や支払(クレジットカード)情報などの入力をしてしまうと、アカウントに不正アクセスされたり、クレジットカードの不正利用をされる恐れがあります

フィッシング詐欺について詳しい情報は↓の記事をご覧ください。

Spotifyから「お支払い情報が見つかりません」というメールが!詐欺の詳細と対処法を徹底解説!

SMSを用いたフィッシング詐欺の特徴

フィッシング詐欺は基本メールで送られてくることが多いですが、今回のようにSMSで送られてくるケースが2015年頃から増えています。これらは「スミッシング」とも呼ばれ、被害者も増加傾向にある油断できない詐欺行為です。

特徴

  • 必ずURLが記載されている
  • 公式サイトとは関係ないURL
  • 不安を募らせる、急かすようなテキストが多い
  • 日本語がおかしい
  • 内容が不透明

SMSは元々電話番号によるメッセージ送信機能で、ファイルの添付などが出来ずURLを送信するしか無いことから、フィッシング詐欺には向いていないメッセージ送信方法とされてきました。

しかし、SMSでは基本的に緊急を要する内容であったり、大事なメッセージが送られてくることが多いという特徴を逆手に取り、ユーザーの不安を煽るフィッシング詐欺が増えてしまいました

偽装

  • 大手銀行
  • 宅配業者
  • 通信事業者(携帯会社など)
  • 架空請求通知
  • 大手通販サイト

主にこういった事業者に偽装を行ってSMSを送ってくることがほとんどです。こういったSMSが来た場合は本物の場合もありますが、疑ってかかるようにしてください。

SMSでURLが記載されている場合は疑う

電話番号を利用するSMSでは、基本的に緊急を要する要件が送られてくることが多いので、本物の事業者であればURLを確認させるということをあまりしない傾向にあります

1番多いのが2段階認証やコード認証のために数字が送られてきたり、緊急を要するので電話番号が記載されているなどです。

しかし、今回のようなフィッシング詐欺では、一度偽装したサイトに誘導をする必要があるため必ずURLが記載されています。こういったURLが記載されたSMSは絶対に詐欺とは言えませんが、疑ってかかるようにしてください。

Amazonがアカウント違反を検出しましたというSMSが届いた場合の対処法

「Amazonがアカウント違反を検出しました」というSMSが届いた場合、いくつか対処法があります。実際にURLへアクセスして個人情報を入力しない限りそこまで実害は無いので、できれば絶対に開かないのが1番良いでしょう。

メールなどでもこういったフィッシング詐欺が送られてくることがあるので、そういった場合の対処法を含め、↓の記事をご覧ください。

Amazonから「あなたのアカウントは停止されました」メールが届いた!詐欺メールの見分け方と対策方法を徹底解説

偽サイトによる詐欺が横行!2段階認証が危険!?見分け方や対処法を徹底解説

「Amazon緊急の通知」フィッシング詐欺メールの詳細やタップしてしまった場合の対処法を徹底解説

電話番号の着信拒否設定

今回のようにSMSで詐欺メッセージが送られてきた場合、相手に電話番号を知られている可能性が非常に高いので、必ず着信拒否設定をしておくようにしてください。

SMSを開き、詐欺と思われるメッセージを開いたら、上のアカウントアイコンを選択し、「情報」を選択します。

再度「情報」を選択します。

一番下に「この発信者を着信拒否」と出るので、選択すれば完了です。

着信拒否をしておくと通話はもちろん、SMSやFaceTimeも拒否設定にしてくれるので、同じようなメッセージが同じ番号からかかってくることはありません。着信拒否設定をしておくと多少は安心できるでしょう。

Amazonや各キャリアへの報告

最近ではこういったフィッシング詐欺に対するセキュリティ強化のために、専用の報告フォームを設けています。

URL(メールアドレス)
Amazon(メール)
au
docomo
Softbank

見たことが無いフィッシング詐欺が出て来た場合、Amazonや3大キャリア通信事業者では対策のために特別な報告フォームを設けています。そのため、出来るだけ報告に協力をするようにして下さい。

URLの検証を行う

SMSやメールに不審と思われるURLが記載されている場合、リンクを踏まなくてもURLを検証を行うことが可能です。

virus totalなどのサービスを利用すると、コピペしたURLの中にウイルスやあらゆる種類のマルウェアが含まれていないか探知をすることが出来ます

こういったサービスを利用するとリスクをとる必要が無くなるので、ぜひ利用してみましょう。

不明なアプリのダウンロードはしない

スミッシングによるメッセージを受信すると、見慣れないアプリのダウンロードへ誘導されることがあります。こういった不明なアプリは絶対にダウンロードしないようにしてください

このように不正にダウンロードさせられるアプリの多くは、スマホ内の情報を抜き取る恐れがあります

iPhone、Android共に関係なくダウンロードされてしまう恐れがあるので、アプリのダウンロードへ誘導された場合は、まずAppStoreでダウンロードできるか確認をしてみましょう。

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