現在、特別定額給付金詐欺が多発しています。
今回は特別定額給付金詐欺の詳細と対処法を徹底解説していきます。
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特別定額給付金詐欺が多発
10月15日頃から、総務省を名乗る特別定額給付金の手続きを促す詐欺メールが増えています。
詐欺メールの件名は「二回目特別定額給付金の特設サイトを開設しました」などが多く、掲載されているURLのサイトでの申請手続きが必要としています。
「簡素な仕組みで迅速かつ的確に家計への支援を行うため、二回目特別定額給付金事業が実施されることとなり、総務省に特別定額給付金実施本部を設置いたしました」という前置きから始まり、事業費や給付対象者の条件など、それらしいことが書き連ねられています。
さらにはメールの末に総務省のロゴも入っており、一見しただけでは偽メールだと分かりにくくなっています。
黄色い枠の「定額給付金ポータルサイト」をタップすると、詐欺サイトに飛んでしまいます。
URLを踏むと特別定額給付金手続き用と称されたサイトに飛びますが、これは詐欺用に作られた偽のサイトです。
文面には「特別定額給付金の支給を早めるために手続きを簡略した」という旨の尤もらしい事が書いていますが、騙されないようにして下さい。
因みに上の画像が本物の総務省の定額給付金のサイト。URLは「https://kyufukin.soumu.go.jp/ja-JP/」です。
詐欺サイトのURL
- https://kyufukin.～～～.online/
- https://kyufukio-soumu-go-jp.～～～/
- https://kyufukin.～～～.best/
- https://kyufukin.～～～.click/ など
詐欺サイトで個人情報やキャッシュカードの画像アップを求められる
詐欺サイトにはマイナンバーカードや総務省に似たロゴが貼られ、特別定額給付金の説明が書かれています。
ここにロゴやリンクがあるからと言って、総務省などから正式に許諾を受けている訳ではありません。
赤枠の「オンライン申請」を押してしまうと、個人情報を入力する申請フォームに飛んでしまいます。
申請フォームでは、氏名や生年月日の入力、キャッシュカードの番号などが求められます。
更に進むと本人確認の為として免許証やキャッシュカードなどの画像をアップロードする事を求められます。
これらを入力してしまうと口座の中身を抜かれたり、特殊詐欺などの犯罪に使われたりする恐れが出てきます。
特別定額給付金の申請にキャッシュカードの画像や暗証番号が必要になる事は決してありません。
「申請代行」を騙るメールも増えている
上記の特別定額給付金の別のバージョンも出回っています。
それは件名に「特別定額給付金再給付申請手続き代行を始めました」、文面に「マイナポータルからオンライン申請を行う場合は、以下の準備が必要になります」等が書かれています。
同じくメール内で詐欺サイトに誘導され、サイトの申請フォームから氏名や生年月日の入力、本人確認書類の画像をアップロードする事を求められます。
ほぼ同一の亜種であり、今後も似た文面の詐欺が増えていく恐れがあります。
特別定額給付金詐欺への対処法
下記では特別給付金詐欺への対処法を紹介していきます。
アクセスしない・メールでお知らせは有り得ない
大前提として、メールで送られてきたサイトのURLにアクセスしないで下さい。
仮に特別定額給付金が行われる場合でも、個人にメールで送られることはありません。前回と同じように書類が送付される可能性が高いでしょう。
定額給付金を騙るメールが来たらそのまま削除して下さい。
5万円15万円の給付金は提案段階
一時特別定額給付金が「5万円か15万円給付される」という噂が出回りました。
その為、この情報が実現したと思い、詐欺に遭ってしまう方が少なくありません。
この特別定額給付金の話は、経世在民政策研究会が提言をした段階でしかありません。
政府は緊急には給付金を否定している
10月16日の閣議後記者会見で麻生財務相は、特別定額給付金の再支給について発言しています。
「特別定額給付金は緊急事態宣言が全国に拡大したことを踏まえて行った。宣言が解除されている現在とは状況が異なる」という否定的な考えであったため、すぐに定額給付金が支給されることは無さそうです。
また、殆どの市町村で給付申請の受付が終了しており、現在特別定額給付金の手続きを受け付けている所はほぼ皆無となっています。
幾つかのニュースを確認する
特別定額給付金が支給となると、大きなニュースとして報道される筈です。
テレビやニュースサイトなどに掲載される筈なので、複数の情報源を確認してみて下さい。
上記の通り特別定額給付金はコロナの緊急事態宣言と絡めて発表される可能性が高いので、以下の記事で紹介するニュースサイトやアプリをチェックしてみて下さい。
新型コロナウイルスの情報をどこよりも早く入手できるニュースアプリはどれ？コロナマップで話題の「NewsDigest」などを徹底解説
総務省のHPなどを確認する
前回の定額給付金は総務省管轄だったため、次回の管轄も同じく総務省が携わる可能性が高いです。
最も信憑性が高いため、定額給付金についてはコチラの特設サイトか総務省のHPを確認してみて下さい。
各問い合わせ先はコチラになっています。
特別定額給付金詐欺にアクセスしてしまった場合の対処法
定額給付金詐欺のサイトを開いてしまったり、個人情報を入力したりしてしまった場合は、通常のフィッシング詐欺と同じく対処が必要です。
特に通帳やキャッシュカードの情報を入力してしまった方は、すぐに警察に相談して下さい。
対処法
- 警察に連絡する
- 銀行やクレカ会社に連絡する
- PCのWi－Fiを切る・ウイルススキャンを行う
- ブラウザのキャッシュを削除する
一般的なフィッシング詐欺の対処法については、以下の記事で詳しく解説しています。
「Amazon緊急の通知」フィッシング詐欺メールの詳細やタップしてしまった場合の対処法を徹底解説
ゆうちょ銀行名義で口座の更新詐欺メールが流行！危険性の詳細と対処法を徹底解説！
