楽天を利用してマスクを購入することも可能ですが、一部の加盟店で「マスク詐欺」が発生していました。
Amazonでもマスク詐欺が横行していたので、需要が高まっているマスク等を購入したい場合は、もはや通販は必ずしも安全なサイトとは言い切れないかもしれません。
だとしても、どのような詐欺が発生しているのか、対処法はあるのかを知っておけば、あらかじめ詐欺が起こった場合のことを想定してマスクを購入できます!
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楽天のマスク詐欺について
楽天で発生しているマスク詐欺は「マスクを注文したのに届かない」「マスクの値段が高すぎる」というものです。
店舗によってはマスクの需要が高まりすぎて本当に在庫切れ等のトラブルが発生した可能性もありますが、中には金銭をだまし取るために販売するつもりのないマスクを掲載して、注文だけ受けて発送しない業者も存在するかもしれません。
一部の加盟店・個人店で詐欺が発生
楽天のマスク詐欺は、一部の加盟店・個人経営店舗で発生しています。
マスクを取り扱っている販売元の全てが詐欺というわけではなく、あくまでも「評価の低い店舗や架空店舗」で詐欺が行われていると考えてください。
主な詐欺内容は「商品を注文したのに発送してくれない」というもので、例えば楽天では発送済みと表示されているのに一向に商品が届かなかったり、注文したマスクとは違う商品「タオル等」が届く被害がありました。
どんなに遅くてもマスクが届けばある程度はコロナ対策になりますが、マスクが永久に届かない場合は料金だけだまし取られる形になります。
そのため、「商品が届かない」のは立派な詐欺行為であり、マスクの需要が高まっている今だからこそ発生する恐れがあると考えましょう。
マスクでなく他の商品が届く場合についてですが、例えば「概要欄はいかにもマスクを販売している」「商品説明はマスクのもの」なのに、よくよく見ると「マスク」と記載されていなくて、マスク以外の商品が発送されるケースです。
「生地がサラサラしていて使いやすい」と説明があった場合、生地がサラサラしたマスクが届くのではなく、生地がサラサラしたタオルが届くようなイメージで構いません。
Amazonよりは詐欺が少ない
確かに、楽天でもマスクが届かない等の詐欺が発生しているとはいえ、Amazonよりは詐欺の被害は少ないと考えられています。
Amazonの場合はニュースでも取り上げられるくらい被害者が多く、「マーケットプレイス」制度のせいで個人でも気軽にAmazonに出品できる仕様のため、企業を偽ることがある程度は可能です。
現状では楽天よりもAmazonの方が詐欺が横行しているとはいえ、楽天を使う場合も油断してはいけません。
コロナウイルスの影響で本当に遅延が発生しているかも
2020年3月26日に、楽天は「新型コロナウイルス対応に伴う影響について」というお知らせを掲載しています。
このお知らせの内容は「コロナウイルスの影響で製造や仕入れに遅延が発生しているせいで商品が届かない可能性がある」とのことでした。
マスク以外にもなかなか発送されない商品も存在していて、商品が届かない全てのケースが詐欺ではないと考えることも可能です。
万が一本当に遅延が発生している場合はメーカーから「少し発送が遅れます」と連絡が来るはずですが、この連絡が来ずに永久に商品が届かない場合は詐欺であると判断して構いません。
「輸出規制」による影響の可能性あり
海外に店舗を構えている楽天加盟店の中には「輸出規制で商品を届けられない」ものもあります。
中国で輸出規制が行われている可能性が高く、実際に日本でマスクを注文しても中国から商品が発送されない場合もありました。
ただし、中国政府は輸出規制をしていないと断言しているので、あくまでも「可能性のひとつ」として考えておいて、必ずしも中国等の海外加盟店が詐欺を働いているわけではないと頭に入れておきましょう
送料が非常に高い場合もあり
楽天の場合は「送料無料」と商品欄等に記載されていますが、予定されていた送料よりも高くなっていることもあります。
マスク自体は届くのでコロナ対策を取ることはできますが、予定よりも高い金額を払うことになるので、こちらも詐欺に遭ったと考えて構いません。
送料無料と記載されていたのに送料を取られたり、目に見えて送料が高くなっている場合があります。
マスクの値段を引き上げると通販で購入されないので、せめて送料を引き上げて販売して儲けようと考えているのでしょう。
どのくらい遅延された人がいるのか
楽天でマスクを購入しようとして遅延された・詐欺に遭ったと言っているのは、楽天でマスクを購入しようとした人のごく一部です。
数はそこまで多くなく、大抵の人は購入した加盟店からマスクが届けられています。
遅延された・詐欺に遭った人の累計を計算することはできませんが、割合で言うとAmazonで詐欺に遭った人の10分の1程度だと推測しています。
そのため、Amazonと比べると楽天のマスク詐欺は話題になってはいませんが、Twitter等で検索してみると、楽天でマスクを購入しようとして購入できなかったとツイートしている人は一定数いました。
詐欺に遭わないために知っておきたいこと
楽天でマスク詐欺に遭わないために知っておきたいことは「全ての店舗が詐欺ではないこと」と「レビューが低い店舗やTwitterで晒されている店舗には気を付けること」です。
楽天が実際に「新型コロナウイルスの影響で発送遅延が発生している」と弁明しているので、商品を発送しない店舗の中には「しないのではなくできない」店舗もあると考えることができます。
レビューや評価が低い加盟店では詐欺が発生する可能性が高くなっているので、詐欺が発生しやすいトレンド商品のマスク販売でもユーザーの不利益になる行為を行っている可能性も考えられます。
Amazonでマスクを買ったのに届かない!マスク詐欺が横行!怪しいお店の見分け方や対処法を徹底解説
楽天マスク詐欺の対処法
万が一楽天でマスク詐欺に遭ってしまった場合、自分から行動を起こさないと購入代金はほぼ100%返ってきません。
仮に代金が戻ってこない場合でも、新たな被害者を増やさないためにも楽天運営に報告しておくことは大切で、販売業者を抑制することが可能です。
あまりにも連絡が遅い(発送メールが届いてから音沙汰がない場合等)には、メーカーに直接連絡することも視野に入れましょう。
メーカーに問い合わせる
楽天のホーム画面からメーカーへの問い合わせを行うことが可能です。
ショップで購入した場合は購入履歴が残っているので、ホーム画面右上の「購入履歴」からマスクを購入した際の履歴をチェックしてください。
履歴から「いつ購入したか」「注文詳細」等を確認することができます。
一番下の「ショップへの問い合わせ」を選択してください。
楽天でメーカーに問い合わせを行いたい場合は、LINEのトークのようなチャット画面が開かれます。
あらかじめいくつか項目が用意されていますが「配送状況を確認したい」「その他(フォームでお問い合わせ)」等から、メーカーに直接問い合わせを行うことが可能となっています。
商品が届かない理由を知りたい場合は配送状況を確認するだけでは事足りないので、その他(フォームでお問い合わせ)を選択して、商品が届かない旨の記載と理由開示を求めてください。
楽天に調査してもらう
楽天に直接問い合わせを行うのもひとつの対処法です。
最初は「ショップに直接問い合わせを行ってください」と突っぱねられてしまうかもしれませんが、「何日も待って商品が届かずショップへの連絡もない」と説明して、対応してもらうようにしてください。
楽天ホーム画面の一番下に上記画像のような項目がありますが、この中から「ヘルプ」を選択してください。
ヘルプを下へスクロールすると「お問い合わせ」の項目が出てきます。
楽天市場に直接問い合わせたい場合は、「楽天市場へ問い合わせする」を選択してください。
上記のヘルプセンターチャット画面が直接開かれます。
ちなみに、楽天では「ヘルプセンターチャット」と「問い合わせメール」と「電話」でサポート対応してもらえますが、楽天はヘルプセンターチャットを推奨していて、理由は「すぐに繋がるから」です。
メールの場合は返答に3日かかる可能性があり、電話もつながるまで30分かかる可能性があると楽天が説明しているので、すぐにでも対応してもらいたい場合は、上記のヘルプセンターチャットを利用して、詐欺に遭ったかもしれないと伝えてください。
「配送情報確認」を利用する
もしかしたらショップの発送ミスではなく、佐川やクロネコヤマト等の手違いが原因で商品が届いていない可能性も考えられます。
念のため、配送情報を確認して注文した商品が今どのへんにあるのか等を確認しましょう。
楽天ホーム画面から、届かない商品の購入履歴をチェックしてください。
商品詳細の中にある「配送状況を確認」を選択してください。
上記は配達完了を示す画像ですが、万が一「出荷準備中」「出荷」「配達店」にチェックが付いている場合、商品の発送が遅れている証拠となります。
配達完了にチェックが付いているのに商品が届けられていない場合は、詐欺の可能性があります。
念のため郵便局からの不在届を確認して、それでも商品が届けられていないと分かった段階で、楽天市場もしくは販売元のショップに直接問い合わせを行ってください。