2017年10月より、Twitter使用のルールが変更されました。大きく分けて2つ、ルールが変更されました。
- 著作権違反の画像について
- 凍結の保険のため複数アカウントを使用することについて
1つ1つ、解説していきます。結論としては、どちらも大きな影響はありません。
なお、Twitterのルールは常に以下のリンクから確認することができます。
コンテンツ
Twitterの規約変更 その1 著作権について
Twitter社のルール変更について、ルールに以下のような規定がなされました。
Twitterは他者の知的財産権を尊重しており、本サービスのユーザーも同様に他者の知的財産権を尊重されることを期待しています。当社は、予告なしで、当社独自の判断により、ユーザーに対して何らの責任を負うことなく、侵害の疑いがあるコンテンツを削除する権利を留保します。当社は、適用法に準拠し、かつ当社の著作権ポリシー(https://support.twitter.com/articles/15795)の定めに従い適切に当社に送信された、著作権侵害の申し立てに関する通知に対応します。ご自身のコンテンツが著作権を侵害する方法でコピーされたと判断される場合は、当社の著作権侵害報告フォーム(https://support.twitter.com/forms/dmca)にアクセスしていただくか、以下の当社のCopyright Agent(著作権通知窓口)まで報告をお願いします。
Terms of Service - Twitter
このあたりで以下のような噂が出回っているようです。
- アニメアイコンを使うと凍結!?
- 他人の著作物をアイコンにしたり、ツイートした瞬間に凍結?
- 他のユーザーに即報告されたら終わり
そして、Twitterのルール変更に関して以下のような注意を喚起するツイートが出回っています。
- アニメアイコンの投稿はやめたほうが良い
- Twitterのやり方を間違えたらすぐに凍結
- 無断使用は凍結の原因
だそうです。
それでは、この噂をもう少し深く掘り下げてみましょう。
Twitterの凍結の基準や対処法、凍結された場合の解除方法を徹底解説
アニメアイコンを使うと凍結?
SNSデイズの結論としては、「アニメアイコンを使っても大丈夫(責任は取りませんが……)」というものです。
というのも、実は今回Twitterのルールはそれほど大幅に変更されておらず、アニメアイコンを使うと即凍結、という自体にはなりにくそうです。
現に、このTwitterのルールを知らない人がアニメアイコンを使い続けていたとして、そのアカウントを一斉に凍結するのはさすがにないかと思われます。
違反報告のハードルは下がった
では、何故ルール変更について騒がれているのか。それは、「違反報告のハードルが下がった」からだと思います。
確かに今回、Twitterの違反しているユーザーを報告する障壁は、緩和されました。
先程の、変更になったTwitterのルールを見てみましょう。
ご自身のコンテンツが著作権を侵害する方法でコピーされたと判断される場合は、当社の著作権侵害報告フォーム(https://support.twitter.com/forms/dmca)にアクセスしていただくか、以下の当社のCopyright Agent(著作権通知窓口)まで報告をお願いします。
以前はもう少し、報告のハードルが高かったのですが、今回緩和されたことにより、「侵害される人が権利を主張しやすくなった」ため、上のような噂が出回ったのではないかと考えています。
もちろん、単なる噂ではなく、ある程度は根拠があるものですね。
Twitterがどの程度の場所に著作権侵害や凍結のラインを置いているかわかりませんが、大事なのは「知的財産の所有者がそれに対して著作権を侵害していると感じるかどうか」要は、客観的な悪意があるかどうかが争点になるのかな?と感じます。
例えば、アイコンをコナンのアイコンにして、プロフに「コナンのファンです!」というのはまぁ、許されるのではないかと考えています。
逆に、アイコンを青山剛昌さんの顔写真にし、プロフに「青山剛昌です。名探偵コナンの作者です。作品に関する情報など呟いていきます」などと書いていれば、何かしらの悪意が見て取れるのかな?とは思いますね。
何故ハードルが下がったの?
おそらく、YouTuberのヒカルさんのTwitterアカウントなりすまし事件など、Twitterの著作物やアーティストの扱い方の根幹に触れるような事件が起こったためだと思います。
ラファエルの偽物がTwitterに出現中!どれが本物なのか徹底紹介!
どうしても不安な方は
どうしても不安な方は、著作権周りの事例(アニメアイコンを使って凍結された/されなかった)が出揃うまでは、気をつけたほうが良いですね。
具体的には、
- 誰かの著作物(画像、文章など)をツイートしない
ということですね、もちろん、アイコンも誰かの著作物ではないものにしましょう。
誰かの著作物であっても、フリー素材であれば場合によっては使えるため、サイトのルールを確認した上で使用しても良いかもしれませんね。
Twitterの規約変更 その2 複数アカウントについて
Twitterのルールについてもう一度見てみましょう。
複数アカウントの不正利用: 同一ユーザーが重複使用を目的として複数のアカウントを作成すること、または1つのアカウントが一時的または永久凍結された場合に備えて別のアカウントを作成することを禁じます。
そして、複数アカウントについて以下のような見解が出回っていました。
「複数アカウントを持っていれば片方もしくは両方、凍結される」
これは本当なのでしょうか?
複数アカウント保有もOK
SNSデイズの結論としては、かなり高い確率で、複数のTwitterアカウントを持っていても大丈夫と考えています。
というのも、「複数アカウント」の規定自体は、「攻撃的な行為」の欄の中にあります。
さらに、複数アカウントについても、「重複利用を目的として〜」との記載があります。すなわち、Twitter社がいう「不正な複数アカウント」とは以下のようなものと考えます。
- いわゆる「保険」「凍結のがれ」のためのサブ垢
- その他、不正な行為のために作成されるアカウント
つまり、不正な利用のためではなく、凍結の保険として作成されるものではなければ、複数アカウントを所有していても大丈夫ということです。
具体的には、「本アカ」「勉強アカ」「趣味アカ」といった分け方はOK、また、芸能活動をしている人が「普段のツイート用」「ライブ等の告知用」「作品のツイート用」といった具合にアカウントを使い分けることもOKと思われます。
編集後記
今回は、ツイッターのルール変更について、「著作物」「複数アカウント」の2つを落とし込んでみました。
Twitterというプラットフォームの運営は、計り知れないぐらい色々と難しいんでしょうね!今後も正しく、仲良く、Twitterを使っていきましょう!