渋谷予約なし若者向けワクチンの詳細やどのくらい並ぶ？ネット抽選にはならない？を徹底解説

2021年8月27日より若者向けに予約要らずのワクチン接種が渋谷で開始されました。

今回は、渋谷予約なしワクチン接種の詳細と現状、今後のワクチン接種の動きについて徹底解説していきます。

渋谷で予約なしの若者向けワクチン接種が開始

2021年8月27日より、予約不要でワクチンが接種できる会場が渋谷に設立されました。

これは若者のワクチン接種を促進させるためで、『若者はワクチンを打ちたがらない』という意見から生まれたものでした。

そのため、当初は来場者数もかなり少ないものになるだろうと予測されており、用意されていたワクチンも200〜300人分程度と少なめの本数でした。

開始2時間で100人を突破、抽選方式に変更

しかし予測に反して、接種受付が始まると若者達が4時には並び始め、6時前には既に100人を突破した結果、待機列を勤労福祉会館前を中心にして3つに分けるという対応が取られました。

7時過ぎに待機の受付が終了して8時から整理券が配布された結果、ワクチン未接種の若者達が何時間も大人数で密のまま待機することになり、ワクチンを打つために来場したのに感染リスクが高い環境に居続けるというやや矛盾した結果となりました。

この結果を受けて、翌日28日の接種は抽選券を配布する方式に切り替えるとアナウンスが行われました。

28日(土)は原宿駅付近まで続く長蛇の列に

抽選方式となった28日(土)ですが、抽選方式となったことで来場者数が少しは減ると考えられました。

しかし実際には原宿駅付近まで続く長蛇の列となり、強い日差しの中密状態で抽選券を求めた若者が待機することになるという結果となりました。

中には徹夜で待機していた人もおり、約6000人を超える来場者数となりました。

そのため28日も密による感染リスクが高い状況が続き、「やってる感を出したいだけ」「感染しに行っているようなものじゃないか」とネット上ではかなりの批判が増加しています。

予定時間より40分早い配布と徹夜組への不満が急増

本来の抽選券配布時間は9時00分のはずだったのですが、あまりにも多すぎる待機列をより早くさばくため抽選券の配布を前倒しすることになりました。

その結果、配布予定時間よりも約40分早い8時20分から抽選券の配布が開始されることとなりました。

更に抽選券の配布上限が無いため抽選券希望者が殺到、その影響で抽選の発表も遅れて正午前に発表されるという結果になりました。

このことに時間を守って来場した人々は混乱し、「9時00分からじゃなかったのか」「ルールを守っていない人たちが抽選券を先に受け取れるのはおかしい」と批判が殺到しました。

渋谷予約なしワクチン接種の現状

現在、渋谷区立勤労福祉会館前会場で使用されているのはアメリカのファイザー社が開発したワクチンです。

元々の計画では1回目の接種は予約不要で接種を受けることができ、3週間後の同じ曜日・同じ時間に2回目の接種を受けられるというものでした。

用意されていたのは約300人分

しかし東京都の予測以上に受付を希望する来場者が多く、実際に来場した約6000人に対して事前に用意されていた約300人分のワクチンはあっという間に接種終了という結果となってしまいました。

その結果、並んでいた来場者が受付開始前に終了してしまったことに対して「おかしいだろ！」という怒りの声が待機列に響き、会場にいた警備員が対応するという出来事も発生しました。

ルールを破った徹夜組が予約不要接種を受けることが出来て、ルールを守って時間内で待機していた来場者が接種を受けれないということに不満を持つ人々も多いため、コミックマーケットの徹夜組ペナルティ問題の二の舞を踏んでいるという意見もありました。

この結果に、「東京都の見通しが甘すぎた」「打たない若者が多いのではなく、打ちたいけど打てない若者が多いということを証明する出来事になったのでは」などと批判や議論がネット上では活発に行われました。

対象者は16歳から39歳まで

今回の渋谷区立勤労福祉会館でのワクチン接種は16歳から39歳までの若い方を対象としており、通学・通勤などで会場付近を通る人がふらっと立ち寄って気軽にワクチン接種を行えるようにしようという計画のもと予約不要のワクチン接種会場として設立されています。

1回目の接種の時点で39歳であれば、2回目の接種で40歳になっていても接種可能なので誕生日が近い方も接種を受けることが出来ます。

また、住民票に記載されている住所が都内であるまたは都内に通勤・通学している方も対象となっています。

接種に必要なもの

ワクチン接種にあたって、区市町村から発行された接種券または免許証・保険証・マイナンバーカードなどの身分証の提出が必要になるので忘れずに持っていきましょう。

また、待機列に並んで受付を済ませると抽選券が配布されるので、無くさないようにしましょう。

受付方式の今後について

様々な批判を受けた予約不要ワクチン接種ですが、予約不要から一転して抽選方式にしても来場者は6000人を超えていました。

まだ日差しも強いので熱中症や脱水などで体調不良を起こしやすい環境であり、更に感染しやすい蜜状態で長時間待機することになります。

そのため、今後も何らかの対策がされていくと思われますが現時点では特に受付方法変更のアナウンスはないので、今後の情報が気になる人はTwitterで確認しましょう。

どのくらい並ぶのか

初日の27日は2200人、2日目となる28日は6000人と来場者数は倍以上になっており、29日はもっと多くの来場者が訪れるのではないかと言われています。

一部では受付をした後に受け取ることが出来る抽選券を転売する目的で並んでいる人がこの会場を狙っているという話もあり、徹夜組への対策も現時点では注意喚起以外はされていないので徹夜組の増加も懸念されています。

来場者数が増えれば増えるほど感染リスクもより高くなるので、来場の際は細心の注意を払って行動するようにしましょう。

また、ネット予約への切り替えを検討できる場合はできるだけネット予約を利用するようにして、不要な外出はできるだけ避けるようにしましょう。

抽選券の配布に上限はあるのか

会場の担当者に話を聞いた人によると、抽選券の配布に上限はないようです。

そのため、10時30分までに並んでいれば抽選券を受け取ることが出来ますし、並んでいたのに抽選券すらもらえないということはありません。

あくまでも抽選で当選できるのが300人程度ということなのですが、それがうまく接種希望者達に伝わらず混乱を招いたようです。

焦らずに、込み合いやすい時間帯を避けての移動を心がけましょう。

何時に行けばいいのか

徹夜組が前日から並んでいるということもあり早くいかなければと焦る人も多いですが、本来は9時00分から10時30分に来場した人が対象です。

コミックマーケットのような大型イベントで行われた対策のように、徹夜組は別の待機列に並ばされる可能性もあるのでルールを守って9時00分以降に並べるように会場へ向かいましょう。

また、受付開始時間前後は公共交通機関の混雑が予想されます。

人混みの中会場へ向かうのは感染リスクが高く危険なので、9時30分頃に会場へ着くように行きましょう。

インターネットでの抽選にはならないのか

これだけの来場者数であればむしろ並ぶ方が危険なので、インターネットでの抽選にしてほしいという声も多く、今後はインターネット抽選への切り替えも予想されています。

しかし、そもそもこの渋谷若者ワクチン接種センターの設立自体がふらっと来て受けるのが目的で、ネット予約との区別化のために抽選方式にしています。

そのため、インターネット抽選へ切り替える可能性は低いと考えられています。

インターネット抽選の手間が面倒でワクチンを受けないという人を減らすという目的もあるので、インターネット抽選への切り替えは厳しいのではないかという意見も出ています。

今後予約開始の会場

現状の抽選方式と対策ではワクチンを打ちに行くのに逆に待機していたせいで感染する可能性の方が高く、あくまでも抽選なので外れてしまえば受付のために並んだ意味はなくなってしまいます。

そのためネット予約に切り替える人も多く、今後は以下の会場で予約を受けることが可能になっています。

待機列の感染リスクが心配な方はネット予約に切り替えることも検討してみましょう。

他にも様々な場所で予約ができるので、渋谷区の接種会場が気になる方は新型コロナワクチン 接種予約サイトから確認しましょう。