位置情報アプリトリマの危険性や位置情報は常にONにしないといけないのかを徹底解説

アプリ「トリマ」は、マイルをたくさん貯めて各種ポイントに換金できますが、歩けば歩くだけマイルが貯まるため、位置情報が必須です。

位置情報を活用する部分でユーザーから若干不安がられていますが、なぜ不安に思われているか、本当にトリマは危険なのかを紹介していきます。


位置情報ポイントアプリ トリマとは

「トリップしてマイルを貯める」という意味で名称づけられたアプリ「トリマ」は、自分の位置情報を参照にして移動した分だけポイントに換金できるマイルを獲得できます。

日常的な移動や旅行に行ってもポイントが貯まっていくため、汎用性が非常に高いです。他のアプリはなんらかの作業を行う必要がありますが、トリマは移動するついでにマイルを貯められます。

トリマの特徴

  • 移動しながらマイルを貯められる
  • 徒歩移動・車や電車・飛行機等の乗り物にも対応
  • アンケートでもポイントが貯まる
  • スロット・ガチャ・各種イベント等のミニゲームでもポイントが貯まる
  • 位置情報が必須
  • マイルは様々なポイントに還元できる
  • 1年で500万ダウンロードされている人気アプリ
  • マイルでポイントを獲得できる代わりに位置情報のデータ収集・広告閲覧に協力している

トリマの危険性について

トリマが危険だと思ってしまう一番の理由は「位置情報」です。

位置情報の不正利用は個人情報保護の観点からあってはならないことですが、企業側もリスクを伴いため普通なら発生しません。個人情報流出も考えられていますが、トリマの機能で自分の個人情報が他のユーザーにバレる可能性は現時点ではありません。

トリマの運営会社

トリマの運営会社は「インクリメントP株式会社」です。

会社の詳細

  • 1994年5月1日設立
  • ポラリス・キャピタル・グループの関連会社
  • 2021年まではパイオニア株式会社の子会社
  • 高品質な地図データを取り扱っている会社
  • 地図は不動産・トラックやタクシーで活用される法人向けの会社

トリマで取得したユーザーのデータをさらに高品質な地図への追加情報にする仕組みで、ユーザーは移動して実質無料でポイントを貯められる反面、位置情報データ面でインクリメントP株式会社に貢献しています。

デジタルデータの扱いに関しては長けていて、インターネット上の地図作成歴は25年の老舗デジタルマップ会社です。会社概要を見ても安心できる企業だとわかりますし、データを取り扱う関係上、ユーザーの個人情報も適切に保護してくれる可能性が高いです。

トリマでは位置情報をオンにして利用する必要あり

トリマは歩いてマイルを獲得する仕様のため、自分が歩いたことをアプリに伝える「位置情報」は必要不可欠です。

iPhoneでは設定から「モーションとフィットネス」と連携していれば、端末を閉じた状態でも歩数カウントが行われますが、それでも位置情報は付けておくのが運営より推奨されています。Androidの場合は特別な設定は必要なく、位置情報だけオンになっているか確認してください。

位置情報をオンにしてトリマに収集される情報

位置情報をオンにしてトリマに収集されるデータに関しては下記の通りです(トリマプライバシーポリシー参照です)。

収集される情報

  • メールアドレス
  • ポイント換金先の外部アプリへのログイン情報(メールアドレス・ユーザーIDなど)
  • AAID・IDFA
  • 各種位置情報
  • 閲覧履歴
  • アンケート情報(アンケートで回答された情報・アンケート次第では個人情報も含む)
  • 端末情報

位置情報をオンにした状態だと自分の位置情報しかわかりませんが、トリマアプリ全体を利用することで、登録に使ったメールアドレスはもちろんアンケート回答の情報、自分の端末のIDも割れてしまいます。

唯一不安に感じるのは「ポイント換金先の外部アプリへのログイン情報」くらいですが、トリマユーザーから「不正に利用された」との報告や口コミは現時点ではありませんでした。

また、収集されたデータは下記のように活用されます。

取得情報の活用について

  • トリマの適切なサービス提供のため
  • トリマユーザー識別のため
  • 利用状況分析
  • 問い合わせ対応
  • トリマアプリの維持・改善
  • 広告配信のためのニーズを読む
  • 関連サービスの充実
  • 第三者に提供

「トリマユーザー識別のため」とはプライバシーポリシーにも書かれていますが、トリマでは完全匿名で個人特定が不可能な状態でデータ処理が行われます。そのため、「アプリ内限定でどのユーザーからの情報なのか」を知りたいだけだと思ってください。

「第三者に提供」の部分に関しても個人情報は提供されず、ユーザーの消費者ニーズやデータベースを活用して企業活動そのものを発展させるために提供しています。

自分の位置情報・個人情報は他ユーザーに公開されない

自分の位置情報や登録した際の個人情報は、他のユーザーには公開されません。

会員登録時にメールアドレスを登録しなければいけませんが、ログインに必要な情報はこのくらいです。また、データ処理も完全匿名で行われるため、個人情報を悪用したいと考える人が欲しい情報はそもそもトリマですら知ることができません。

アプリを利用する上で個人情報公開・流出の心配はないと考えていいです。ただし、SNSで位置情報付きのトリマアプリ内地図を投稿した場合は、アプリ利用外で個人情報が割れてしまう危険性はあるため、利用する上でのモラルは絶対に守ってください。

位置情報面での危険性はなく安全だと判断できる

トリマ運営会社の信頼性・トリマのプライバシーポリシーからの位置情報・個人情報の取り扱いを見るに、「トリマの危険性はほぼない」と考えられます。

取得された情報が不正利用されることはなく、適切に保護された上で完全匿名にて第三者に提供されます。

アプリ内で個人情報が公開されるリスクも現時点では存在しません。個人を特定できるまでの情報をトリマが収集していないのも、安心して利用できるポイントのひとつです。

トリマは常に位置情報をオンにしなければいけないのか

トリマを扱う上で位置情報での危険性はありませんが、それでも位置情報を常にオンにしなければいけないのは不安だと感じている人が多いです。また、位置情報をオンにしていたとしてもタンク(マイルの元になる歩いた分ストックされるゲージ)が貯まらない問題も発生しています。

トリマでは位置情報が本当に必須なのか、常にオンにしておく必要があるのかを紹介していきます。

歩き始め・歩き終わりにそれぞれオンにしても反映される

トリマ運営は「常に位置情報を許可」にするのが望ましいとしていますが、実際に利用してみると、歩き始めと歩き終わりに位置情報をそれぞれオンにするだけでタンクが貯まる仕様でした。

理由は、現在のスマホでは端末で歩数カウントが行われているからです。iPhoneの場合は「モーションとフィットネス」との連携作業が必要ですが、iPhone・Androidどちらも端末の歩数がトリマで歩いた歩数にそのまま反映され、その数値分タンクにゲージが貯められています。

モーションとフィットネスの連携は必須

iPhoneユーザーがトリマを活用する場合ですが、ピクミンブルームを利用するのと同じで、歩数カウントをアプリ内でもカウントさせる必要があります。

設定する項目は「モーションとフィットネス」で、詳細は下記を参考にしてください。

ピクミンブルームをアプリを閉じて利用する方法を徹底解説

iPhoneの設定から「プライバシー」を選択して、「モーションとフィットネス」を選択します。

まず、一番上の「モーションとフィットネス」をオンにします。

アプリ一覧の中にトリマがあるので、トリマのチェックをオンにしてください。

また、プライバシー画面から位置情報のオンオフも切り替えられます。位置情報を節約してトリマを使いたい場合は適宜切り替えてください。

低電力モードはオフにしておく

位置情報・モーションとフィットネスの設定をそれぞれ行っておくついでに、「低電力モード」もオフにしてください。

他の位置情報アプリ全般にも言えることですが、低電力モードにすると位置情報送信が不安定になり、適切に位置を把握できない可能性があるからです。歩数にも影響があり、「歩いた分が反映されていない」といったエラーの原因になるかもしれません。

スマホの設定から「バッテリー」を選択して、一番上の「低電力モード」のチェックが外れているかを確認してください。

タンク・歩数が溜まっているか随時チェックする

どうしても位置情報をオフにしている状態で歩数が反映されているか不安に感じている場合は、アプリを開いて赤枠のタンクが貯まっているか、もしくは歩数カウントが正常に行われているかを確認してください。

トリマアプリを開くために位置情報をオンにしなければいけないので位置情報をオンにした上でタンク・歩数確認の必要があります。

タンクが貯まらない・貯まりが悪い場合の対処法

エラーの対処法

  • スマホ・アプリの再起動
  • 通信環境のチェック
  • キャッシュクリア
  • バックグラウンドのアプリを閉じる
  • 再インストール
  • モーションとフィットネスを確認
  • 低電力モードをオフにする

タンクが貯まらない、貯まりが悪い場合は高確率で不具合もしくはモーションとフィットネスへの連携が完了していません。

エラーが起こっている場合は再起動と通信環境のチェックが有効で、トリマ全体でエラーが発生していない限りは対処できる可能性が高いです。

位置情報流出以外の危険性について

位置情報での危険性は主に流出や不正利用についてですが、トリマは位置情報取り扱いに関してプライバシーポリシーにて明記されています。

そのため、位置情報部分で不安を感じる必要はありませんが、自分の端末の問題での不安は残っています。

位置情報以外で危険だと思われている部分

位置情報以外で危険だと思われている部分は、位置情報以外で送信する情報や換金、バッテリーや通信量です。

情報の取り扱いは位置情報と同じですが、バッテリーや通信に関しては節約が可能で、換金に関する危険性も杞憂です。

アンケートでの個人情報入力

アンケートに回答した場合、アンケートによっては個人情報の入力が必要になります。

アンケート結果は全て集計されているためアンケートの内容も全てトリマ運営は把握しています。収集された情報が不正に使われるかもしれないと不安がっている人は一定数います。

換金に関する危険性

トリマのプライバシーポリシーにも「利用者が外部サービスにログインする際の情報(メールアドレス・アカウント)」は収集すると記載されています。

そのため、換金先のログイン情報を使われる可能性があるため危険性があると判断している人もいます。

換金先の情報が不正に使われることはない

外部サービスへのログイン情報に関しては不正利用が目的ではなく、あくまで換金の際に絶対に必要な情報を入力してもらっているだけです。

ちなみに、換金先一覧が下記になりますが、銀行振り込み以外は重要な個人情報を入力する必要はなく、ログイン情報もしくはポイントに関係するカード番号の入力のみで済みます。

換金先一覧

  • Amazonギフト券
  • Tポイント
  • Pontaポイント
  • nanaco
  • iTunessギフト券
  • GooglePlayギフト券
  • dポイント
  • 楽天スーパーポイント
  • WAONポイント
  • 銀行振り込み
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