現在、確定申告をスマホでしようとするとエラーが発生する不具合が起きています。
今回は、確定申告をスマホで行った時のエラーの詳細や対処法を徹底解説していきます。
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確定申告がスマホでエラーになる不具合
今年も確定申告の時期が到来しましたが、令和3年分からマイナポータルを連携してスマホを使って確定申告がやり易くなりました。
しかし2月12日頃から確定申告をスマホで行おうとすると、エラーになる不具合が多発しています。
最も多いのが全ての情報を入力した後に、情報を確定させようとするとエラーが起きてしまう場合です。
これは送信不具合に加えて、入力情報が誤っていたり正常に読み込まれていなかったりする可能性があります。
マイナポータル側のエラーも多発しています。
全ての操作においてエラーの発生の可能性があり、入力した情報がリセットされてしまう症状も報告されています。
他にもIDやパスワードが合っている筈なのに、そもそもログイン時にエラーが出ると言う声も少なくありません。
これらの不具合はシステム側の不具合・仕様や項目の入力ミスが考えられます。
確定申告がスマホでエラーになる不具合の対処法
下記では、確定申告がスマホでエラーになる不具合の対処法を紹介していきます。
マイナポータル側の不具合や対処法については、以下の記事で詳しく解説しています。
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最新バージョンが原因の事も
マイナポータルのアプリを最新版にアップデートしてしまうと、エラーが発生し易くなってしまいます。
もしまだアプリのアップデートをしていない方がいれば、自動アップデートを切るなどして、旧バージョンのまま使うようにして下さい。
既に最新版にしてしまっている場合は、ダウングレードの方法はなく、不具合改善が行われたバージョンを持つしかありません。ストアなどに更新が来ていないかこまめに確認しておきましょう。
こういった不具合は来年も起きる可能性があるので、今年の時点で自動更新を切っておく事をオススメします。
元号に注意
見落としがちなのが元号のミスです。こちらは個別にエラーが出ずに、全体的なエラーの原因になっている事に気付かない事があるので気を付けて下さい。
特に平成から令和の切り替わり時期である5月1日に気を付けて下さい。書類作成の関係上で平成31年6月等の表現をする場合もありますが、確定申告のシステム上は受け入れられないとの事です。
また令和元年4月等の入力をしてしまっている場合もエラーになります。令和元年5月1日の切り替わり時期にミスが無いか、一度確認してみて下さい。
SP版だと制限が有る・アプリ版を使う
スマホの確定申告には、マイナポータルのアプリを使う方法とe-TaxのSP版を使う方法が存在します。
SP版はPC版のブラウザをスマホで使える様に変更したものですが、不具合発生率がPC版よりも高くなっています。
スマホで確定申告をする場合は、マイナポータルとの連携を行い、SP版での入力事項を減らすことをオススメします。
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マイナポータルで間違えていないのにタイムアウトになる!電子証明書の検証に失敗する!詳細と対処法を徹底解説
暗証番号や利用者識別番号などの入力を確認
ログインIDやパスワードが合っている筈なのにエラーが出る場合、もう一度入力している内容を確認してみて下さい。
「大文字や1やlなどの似た文字の入力を間違えていないか?」、「ブラウザに保存されている間違った暗証番号がそのまま入力されていないか?」などが多い間違いです。
ブラウザの入力自体が不具合を引き起こす場合もあるので、メモ帳などに一度IDパスワードを打って、コピペで入力する事が有効な場合もあります。
また利用者識別番号や暗証番号なども打ち間違えが多いので、今一度確認してみて下さい。
ログイン時に不具合が起きた場合はその後の入力でも不具合発生率が高くなります。念のためにこまめに保存したり、電波状況を確認したりしておきましょう。
利用可能時間帯やメンテナンスを確認・一時保存
利用可能時間外になっていたり、メンテナンスが行われていたりするとエラーが起きてしまいます。
その場合は一時保存をして、操作可能な時間帯に再度手続きを行えば大丈夫です。
基本的に24時間受付可能ですが、月末などに例外があるので確認しておきましょう。
利用可能時間
通常期
- 月曜日から金曜日:24時間受付(休祝日の翌日は8時30分から利用開始)
- 毎月の最終土曜日及び翌日の日曜日:8時30分から24時
所得税等の確定申告時期
- 全日:24時間受付
ブラウザの変更・表示サイズ等変更
ブラウザ側の不具合の影響で、確定申告時にエラーが表示される場合もあります。
またブラウザの表示サイズがずれているなどの理由でエラーやボタンが表示されないなどの不具合が起きる事もあります。
特にSafariの不具合発生率が高くなっているので、ブラウザの変更や更新・表示サイズの変更などを行って見て下さい。
ブラウザの不具合の詳細や対処法については以下の記事で詳しく解説しています。
Google Chromeがフリーズする詳細と対処法を徹底解説
電子証明書の反映まで待つ
電子証明書を登録してすぐに確定申告を行おうとするとエラーが表示されてしまいます。
これは電子証明書の反映に時間が掛かっている場合があるので、暫く時間を空けてみて下さい。
なかなか反映が行われない場合は問題が起きている可能性があるので、各市町村に問い合わせを行って見て下さい。
電子証明書の不具合については、以下の記事でも詳しく解説しています。
マイナポータルで間違えていないのにタイムアウトになる!電子証明書の検証に失敗する!詳細と対処法を徹底解説
電子証明書等の有効性・有効期限・住所変更などを確認
電子証明書の登録時にエラーが出たり、登録した電子証明書がいつまで経っても反映されなかったりなどの症状が多発しています。
この場合、有効期限を含めた電子証明書の有効性に問題が無いかを確認してみてください。
また引っ越しなどをした後に住所変更手続きを行っていない事で、入力しているデータの齟齬が生じている事も考えられます。
住所変更を行った直後は自動で電子証明書の有効性が切れる場合などもある様なので、一度市町村に電子証明書や自身の届け出の状況について確認してみて下さい。
電子証明書の不具合については、以下の記事でも詳しく解説しています。
マイナポータルで間違えていないのにタイムアウトになる!電子証明書の検証に失敗する!詳細と対処法を徹底解説
2重に登録しようとしていないか・複数の帳簿や自動計算で数字が違わないかなど確認
早い段階で登録していたり先生に作成や登録を頼んだことを事を忘れたりした事などが原因で、確定申告を2重で登録したりしていないか一度確認してみて下さい。
特に税務署の確定申告作成コーナーで作りな方などの相談すると、実はそのままデータを登録してくれていたなどの事例もあります。
また複数の帳簿の数字が違ったり、自動計算の数字を上書きして誤っていたりしてもエラーが表示されています。
勘違いやミスが無いかなど、一度確認してみて下さい。