台風19号の「目」が消えたって本当?勢力は弱まる?について徹底解説

超巨大台風19号が本日夕方~夜にかけて関東地方に直撃します。

しかし、SNS上では「台風の目が消えた!」というつぶやきが投稿されていたり、拡散されています。この情報は本当に正しいのか。デマではないのかという観点を踏まえて徹底解説します。


SNS上で「台風の目が消えた」という噂が広がる

NASA-earth observatory

TwitterやFacebook、インスタなどで「台風19号の目が消えた!」という内容が拡散されており、情報が錯綜しています。

この情報が拡散され、受け取ったユーザーによっては、

ユーザーの反応

  • 「台風の勢力が弱まる。」
  • 「台風の進路がそれる。」
  • 「避難準備しなくてもいい。」

といった様々な反応が出ています。

台風の目が消えることによって本当に勢力が弱まったり、進路がそれたりしないのかについて解説していきます。

過去24時間の人工衛星画像を見ると「消えている」

この衛星画像は、「Google Earth」の過去24時間の雲の動きを記録したものです。

画像内に映っている台風は、現在接近している「台風19号」になります。

Google Earth

10日時点でまだ台風の目がはっきりと見えるのが分かります。
人工衛星でもはっきりと捉えており、非常に強力な台風だと伺えます。
  しかし、日付が変わるあたりに変化が生じます。
ご覧のように「台風の目」が消失しました。

SNS上で飛び交っていたものは実際に「消えた」と言っていましたが、人工衛星上の画像で見ると本当に台風の目が消えています。

最新画像まで「台風の目」が現れることはありませんでした。どうやら、本当に台風の目が消えてしまっているように見えます。

恐らく、このまま関東地方に接近するものと思われます。

「目が消える=勢力が衰える」というわけではない

ほとんどの方は、台風の目が消えると勢力が衰えるという認識を持っています

確かに、先月21日以降に日本列島を直撃した「台風17号」は、23日能登沖で「温帯低気圧」に変わり、消失しました。
温帯低気圧に変化した場合は、大雨の心配がないと思われますが実際はそうではありません。

温帯低気圧に変わった後も強風が続くケースもあるため、台風の勢力が弱まったり、消失したとしても警戒を解いてはいけないのです。

現在接近している「台風19号」は、まだ温帯低気圧に変わる気配がないどころか、未だに強い勢力を保ったまま関東地方に接近しています。

では、なぜ台風の目が消えたにも関わらず強い勢力を保っているのでしょうか?

台風の目が雲に隠れている可能性が高い

人工衛星上の画像で台風の目が見えなかった場合、

ポイント

  • 台風の目が雲に掛かって隠れている。
  • 台風の目が非常に小さくなっている。

この2つのいずれかもしくは両方に該当している場合が考えられます。

台風の目は中心に巻き込む風が多くなればなるほど、小さくなる傾向が。
最盛期を過ぎると中心気圧が徐々に上がりはじめます。同時に勢力範囲も広がるとともに台風の目が大きくなり、やがて台風自体が消失します。

つまり、台風の目が小さいということは未だに勢力が強いという証拠です。

過去に直径が2.5km~3kmの台風の目があったため、小さいが故に雲に隠れてしまっていることも考えられます。

12日11時時点で「945hPa」と非常に強い

気象庁

本日12日午前の時点で中心気圧が「945hPa」と非常に強い勢力を保ったまま北上をしています。

最大瞬間風速が60m/sになるため、

注意ポイント

  • コンクリートブロックが飛ぶほど。
  • 木造家屋の倒壊のおそれ。
  • 街路樹の倒木。
  • 飛来物による被害。

引き続き警戒をしてください。

【予報】21時台の首都圏上陸時は「950hPa」

首都圏上陸は今夜21時に上陸すると予報が出ています。

21時に到達する前に強風域・暴風域が入るため、

ポイント

本日の夕方から台風の影響を受ける可能性があります。

「風」も脅威になりますが、「雨」にも警戒してください。

場所によっては24時間の降水量が100mm~200mmの予報が出ています。
河川の氾濫、浸水被害や土砂災害の恐れがありますので、ご注意ください。

地方自治体などが出す「緊急速報」の避難指示には必ず従うようにしましょう。

引き続き警戒は解かず、不要不急の外出は控える

SNS上での「噂」を真に受けてしまうと、最悪の場合ご自身のや身の回りで損害が生じる可能性があります。
決して警戒は解かず、避難準備を進めたり、身の回りの安全確保に努めてください。

万が一身の回りで被害が出なくても、

ポイント

「あれだけ備えたのに大したことなかった」と言えるのがどれほど「良い」結果なのかが身に染みると思います。

一番正確な方法としては、SNS上で見かけた情報が本当に正しいのかどうかを精査すると良いでしょう。

決して時間が掛かるものではないため、見かけた情報を詳しい人物に聞く、ウェブサイトで調べるといった方法がオススメです。

正しい情報は「気象庁」で入手しましょう

気象に関する情報は、「気象庁」の公式サイトで確認を行うのが良いでしょう。

「気象庁」が「警戒」と発砲している場合などは、その通りに従うようにするようにしてください。

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カテゴリ: 天気
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