ライブ配信アプリ「Twitch」にて、「ADHD」というタグを付けるユーザーが増加しています。
ユーザーがこぞってADHDタグを付けだした理由は「ADHDタグが垢BANを回避してくれる」という噂が出たからですが、不謹慎かつモラルが問われる問題なので、他のユーザーから軒並み不評です。噂の出どころや本当にBANされないのかを紹介していきます。
TwitchでADHDのタグを追加するとBANされない噂が出る
Twitchでは自分の配信と関連あるタグを付けて、そのタグを頼りに視聴したい配信をリスナーが探して、自分の配信にたどり着かせます。
しかし、ユーザー呼び込み目的ではなく垢BANへの自衛手段のためにタグを使うのが同時に流行していて、ある種の検索妨害のような状態になっています。
使われるタグは「ADHD」という注意欠如・多動症、発達障害を意味するワードで、このワードを使っていれば垢BANされないという噂が出回っています。
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Twitchはアカウント規制の動きが活発
TwitchでADHDのタグが流行ってしまうまで、ユーザーはTwitchの垢BAN対策が進んでいませんでした。
元々Twitchではアカウント規制の動きが活発で、少しの違反行為をしたらすぐに垢BANもしくは警告をくらい、日本海外問わずTwitchユーザーの多くがほんのちょっとの理由で垢BANされています。
例えば、他のリスナーから通報されたケースやTwitch運営が実際に確認して「これはアウトだな」と思われて垢BANしたケースがあります。BANされた場合は一時BANと永久BANに分けられますが、永久BANを喰らう可能性の方が高いです。
有名人でもTwitchをBANされている
最近(2022年ごろ)からは特に垢BANされるユーザーが増え、日本人有名配信者の「ゆううたさん」は暴言暴力行為の関係でBANされたと考えられています。彼と共演した「はんじょうさん」も巻き添えを喰らった形か、もしくは配信中に「顔が違うと就職できない」という発言をしたのが垢BANの理由です。
ただし、はんじょうさんに関してはリスナーへの受け答えで「顔が違う」と言われた際に「履歴書と顔が違うと就職できない」のような笑いを取る旨の発言で、就職差別をしたわけではありません。
海外のプロゲーマーがチートを疑われてゲームそのものではなくTwitchをBANされた案件もあったり、「配信中に娘が映り込んだから」という理由での垢BANもありました(Twitchは13歳未満利用禁止だからだと考えられています)。
ADHDタグでBANされない根拠について
なぜADHDタグを付ければ垢BANされないのか、なぜ広まったのかを紹介していきます。
Twitch垢BANの基準が厳しいため多くのユーザーがとりあえずタグを付けて検証している段階ではありますが、軒並みユーザーから信じられている垢BAN対策です。
違法配信の多くがADHDタグありきで垢BANされていない
Twitchにおける違法配信とは、例えば著作権を違反したと思われる映像や音楽を配信内で流していたり、公序良俗に反する内容を配信した場合です。
上記内容のユーザーはすぐ垢BANされる可能性がありましたが、現在ではADHDのタグを付けてBANを回避しようとしている配信者が多いです。
具体的に検証されたわけではありませんが、海外の有名配信者「xQc氏」が日本のアニメ(ハンターハンター)を視聴配信した際、著作権違法で垢BANされると同時視聴者から思われていたのに垢BANされなかったエピソードがあります。
付けていれば運営が温情してくれる可能性がある
ADHDのタグを付けて垢BANが回避できるとされる理由は下記の通りです。
BANされない理由
- 違反してもADHDだからと運営が見逃している
- 「ADHDの人の動画を消すのは障がい者差別にあたる」と運営が判断している
配信された動画やアーカイブが消されるかは運営の裁量による問題で、逆に考えると明確なルールに沿ったものではなく、運営判断で見逃される可能性もあるということです。
ADHDタグを付けて違反配信をしても警告は来るものの垢BANまで至らないのは、運営による温情が少なからずあるのではないかと考えられています。
障がい者差別になるという考えを持っている可能性もあります。また、ADHD動画を善意で通報したユーザーも「このユーザーはADHDタグが付けられた動画を通報して障がい者差別をしている」と、逆にTwitch運営から警告が来るケースも考えられます。
実際にADHDではないユーザーもタグを使い始める
Twitchユーザーの中には実際にADHDで悩んでいるけど、動画配信をしたくて行っている人もいます。しかし、垢BANの対策になると知られてから、ADHDでない配信者もタグを使い始めました。
以前まではあまり使われていなかったタグではありますが、現時点でADHDと検索すると、主に海外の配信者が配信した動画が多く検索に引っかかります。
まだ日本にまで情報が浸透していないせいで日本人配信者はADHDのタグをそこまで使っていませんでしたが、日本の動画に付けられるのも、Twitchの現環境上、時間の問題です。
一部ユーザーからADHDタグの流れが大不評
垢BAN対策のためにADHDというタグを付けて配信を行う行為は、一般ユーザーからは大不評でした。
不評の理由としては「本当にADHDの人を馬鹿にしている」「障がい者差別に当たるのではないか」「モラルに欠けている」等の意見があります。
とはいえ、「配信者がADHDでないのにADHDのタグを使っている」と通報したとしても、その配信者が本当にADHDかは運営には判断できない問題なので、まず通報されても垢BANや警告は行われません。
TwitchでADHDのタグを追加すればBANされないのは本当なのか
TwitchでADHDのタグを付ければ垢BANされない噂こそはありますが、実際に本当なのかは真偽不明です。
仮に垢BANされても話題に上がらず消えてしまうケースや、他の重大な理由で垢BANされた可能性もあるせいで、検証が難しいからです。
ADHDタグをつけた配信が多く残っているのは確か
TwitchでADHDのタグを付けた配信が多く存在するのは確かで、いずれも垢BANされずに残っています。
もちろん、ADHDのタグが浸透しはじめたのが2022年の2月に入ってからなので、そこまで歴史があるわけではなく検証こそできません。運営が対処を後回しにしているだけの可能性も考えられます。
Twitchで大規模な垢BAN対策が行われるまでは、ADHDのタグは安全という説が残る可能性が高いです。
噂されている「軽い警告」の根拠もなし
TwitchでADHDのタグを使って違反行為をした場合、垢BAN措置ではなく警告だけで済ませるという噂も、真偽は定かではありません。
日本人にもADHDのタグを使っている人はいますが、いずれも警告が来た、垢BANされた旨の情報は開示していません。噂の出どころは海外ですが、警告メッセージは特に見つかりません。
ADHDのタグを付ければ垢BANされない旨の噂と合わせて真偽がわからないのもあって、多くのTwitchユーザーがADHDタグを試している理由にもなっています。
モラルに欠けているのは確かなので今後運営が対策する可能性あり
TwitchでADHDタグを付けて垢BAN対策をする行為が、本当にADHDの人への配慮やモラルがないと捉えるのは当然で、世間の声を受けてTwitch運営が対策を行う可能性はあります。
例えば、「配信の内容だけでBANや警告を決める」「通報したユーザーからの意見をしっかりと目を通す」等の対処が現状では考えられていて、特に前者の場合はタグが一切無意味になります。
ADHDタグをつけた配信より違反行為をそもそもしないようにするのが良い
Twitchが垢BANによる規制が激しいのはその通りですが、そもそも「違反行為をしない配信」を心がけるようにするのが賢明です。
荒れない配信を心がけるのであればADHDタグを使って配信するのはご法度で、内容で違反はしていないと証明するのがおすすめです。
万が一健全に使っていたつもりなのに、ほんの少しの理由で垢BANされた場合は、問い合わせを行ってください。上記画像が問い合わせ画面(こちらです)で、赤枠の部分のドロップダウンメニューの「アカウント/ログインの問題」と「利用停止」を選びます。
利用停止された理由が不当である理由を件名および説明部分に記載して、本当に不当だと運営が判断した場合は、垢BANが取り消されます。また、垢BANが取り消された際は記入したメールアドレスにメールが来ます。
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