LINEのグループで、招待していないメンバーが突然参加してくる事象が確認されています。
参加メンバーで招待していないのにも関わらず、招待していないメンバーがグループに参加してしまう場合と対処法をご紹介します。
コンテンツ
海外版LINEアカウントの「URL招待」機能を利用している
LINEのグループで、自分や他の参加者が招待した覚えがないのに、全く知らないメンバーがグループに参加してくる事象が確認されています。
悪質な場合は、参加してきたメンバーがグループLINEを荒らす行為が確認されており、巻き込まれてしまうと非常に迷惑で早急に対処したい問題です。
なぜ参加できてしまう?
気になるポイントとして、「誰も招待していないのに参加できてしまう」という点です。
通常、グループLINEの招待方法としては、
参加メンバー確認画面最下部の「友だち招待」をタップし、自分のLINE友だちを選択して招待させる方法しかありません。
そのため、参加メンバーの誰かが自分のLINE友だちを招待させることになりますが、招待した場合は「〇〇が△△を招待しました。」とトーク上に表示されるため、すぐに誰が招待したかが判明します。
サイレントで参加できてしまう方法として
ポイント
海外版LINEアカウントで提供されている機能、「グループLINE招待用URL作成機能」を利用しています。
URLの招待方法だと、誰がいつ招待用リンクを作成したのかトーク上には表示されません。
そのため、招待していないメンバーが出入りできてしまう原因を特定することが難しいようです。
一度退出させたメンバーが複数回にわたって入室してくると、入室した合間に「招待用URL」を作成されている可能性があります。
退室させても何度も入ってくる
作成されてしまった招待用URLがSNSや掲示板を通じて拡散されてしまうと、不特定多数のメンバーが入室できてしまう状況に繋がってしまいます。
同じメンバーを退室・ブロックしても他のアカウントが入室してくるため、収拾がつきにくい状況に陥ってしまうケースがあります。
日本版のLINEにはこの機能は実装していない
LINEアカウントを、日本の電話番号以外で登録すると、海外アカウントを作成できます。
通常、新規登録時にはご自身の電話番号を入力すると日本版のLINEアカウントが作成されます。
ポイント
海外のキャリアを契約している、SMSアプリを用いて海外版LINEアカウントを作成していると考えられます。
グループLINEの招待用URL作成機能は、日本版では提供されていないため、海外版LINEアカウントを所持しているメンバーが作成していることになります。
対処法
一度グループLINEの招待用URLが作成されてしまうと、そのURLを無効にすることはできません。
万が一、知らないメンバーが入退出するようになった場合は、次の対処法をお試しください。
退室させる
まずは、「退室」を試してみて下さい。
対象のグループLINEを開き、参加しているメンバーを参照します。
参加しているメンバーが一覧で表示されます。
画面右上の「編集」をタップしてください。
各メンバー名の左側に「-」アイコンが出現します。
退出させたいメンバーを選択してください。
「削除」ボタンが表示されますので、タップするとそのメンバーをグループから退出させることができます。
退室させても何度も入室してくる場合は、次の対処法を試しましょう。
グループを作り直す
退室させても入室してくる場合は、グループの再作成を推奨します。
グループ再作成の際は、
ポイント
- グループを残したまま新しくグループを作る。
- グループを一旦削除し、新しくグループを作る。
どちらかの方法を取ります。
なお、グループを荒らされている場合などは、後者の方法を取るのが良いでしょう。
グループを退会してしまうと、トーク履歴が消失してしまいます。
重要なトーク履歴や、履歴を残しておきたい場合はグループ退会前にトーク履歴の作成を行いましょう。
作成の手順は、参加しているグループのトーク画面右上に表示されている「≡」アイコンをタップします。
続いて右上の「設定アイコン」をタップします。
「トーク履歴を送信」をタップしましょう。
トーク履歴は、テキスト方式で作成されます。
メールやファイルマネジメントアプリなどに送信・保存して閲覧することができます。
ほとんどの方は、自分宛に「メール」でトーク履歴を送信しているようです。
グループを退会する手順は、先ほどの「トーク履歴を送信」が設置されている設定画面もしくは対象のグループトップ画面右上の「≡」アイコンをタップします。
画面最下部の「グループを退会」をタップします。
「退会」をタップすると、グループから退会できます。
退会が済みましたら、再度グループを作成しましょう。
「LINEオープンチャット」を利用する
LINEグループ以外にも、「LINEオープンチャット」を利用してグループトーク同様にトークルームを作成できます。
「LINEオープンチャット」
匿名で不特定多数のLINEユーザーが参加できるトークサービスです。「招待限定」にすることで、LINEグループ同様に招待者だけでトークルームを作成できます。
LINEオープンチャットは、LINEアプリから利用できます。
【ホーム】画面の「オープンチャット」をタップします。
「オープンチャットを作成」をタップします。
チャット名、説明、カテゴリなどを設定できます。
「検索を許可」をオンにしていると、サーチした単語がチャット名と被っていると不特定多数のユーザーが参加できるようになってしまいます。
招待限定にする場合は、「検索を許可」をオフにしてください。
LINEのプロフィールは引継ぎされませんので、ユーザー名を入力します。
招待する際は、トーク画面右上の「≡」アイコンをタップします。
「招待」をタップします。
招待画面が表示されます。
「LINEオープンチャット」の詳しい利用方法、仕様は関連記事で詳しく紹介しています。
オープンチャットでは、パスワード方式で参加を承認することができます。
承認方法
- 【参加コードの入力】
管理者が任意で設定した英数字を入力して承認します。 - 【参加の承認】
管理者が任意で設定した質問に対する回答で判断し、承認します。
設定手順は、トーク画面右上の「≡」アイコンをタップします。 「設定アイコン」をタップします。
「公開設定」を開きます。
「参加コード」で英数字のパスワードを設定。
「参加の承認」では、質問を設定して参加者が質問に回答を送信し、受信した回答を基に管理者が参加を承認するか決定できます。
別の方法を利用しても知らないメンバーが入ってくる
以上の方法を取っても知らないメンバーが入室してくる場合は、招待したメンバーの内の誰かが意図的に招待している可能性が高いです。
グループ再作成時に招待者の見直しを図ると良いかもしれません。