BTSのYet to comeと花様年華の繋がりや考察について徹底解説

BTSの新曲Yet To Comeがリリースし話題になっています。

今回は新曲Yet To Comeと花様年華やこれまでの楽曲とのつながりについて解説します。




新曲Yet To Comeはこれまでの楽曲のオマージュ作品

2022年6月10日(金)にBTSの新曲Yet To Comeがリリースしました。リリース前の予告映像の段階でも、花様年華ようなシーンがあり話題になっていました。

花様年華以外にも様々な楽曲と酷似した状況の映像が盛り込まれ、BTSのこれまでの楽曲のオマージュ作品になっています。

花様年華の考察は以下の記事で解説しています。

BTSの花様年華の考察について徹底解説

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花様年華とSpring Dayが多く採用されている

様々なMVのオマージュになっているYet To Comeですが、花様年華とSpring Dayの描写が非常に多くなっています。

花様年華シリーズはメンバーが登場人物てして出演し壮大な物語を描いた、BTSにとっては欠かせない存在になっています。花様年華をきっかけにBTSを知ったファンも多いことから、想い出として重要であることが理由として考えられます。

Spring Dayは当時韓国で起きた、船の事故を弔う形で作られた楽曲です。多くの高校生が亡くなった大きな事故であったことから、弔いの気持ちや風化させてはいけないといった想いもあるのではないかと考えられます。

Yet To Comeが収録されているアルバムと曲名の意味

UNIVERSAL MUSIV STORE

Yet To Comeが収録されているアルバム「Proof」は新曲3曲を含む3枚組のベストアルバムになっていて、3枚目には楽曲のデモバージョンなども収録されています。Proofは日本語にすると証明といった意味になります。

ナムさんは2021年11月に行われたコンサートでファンに向け、「あなたたちは僕たちにとっての存在、価値、命、愛、平和・・・証明です」と言っています。ファンとの大切な繫がりという想いを込めてつけられたタイトルであることがわかります。

今回の新曲1曲目は「Yet To Come (The Most Beautiful Moment)」で、翻訳すると「まだ来ていない(最も素晴らしい瞬間)」になります。2曲目の「RUN BTS」は「走るBTS」、3曲目の「For Youth」は「青春のため」です。

CD1CD2CD3
1Born SingerRun BTSJump (Demo Ver.)
2No More DreamIntro : PersonaYoung Love
3N.OStayBoy In Luv (Demo Ver.)
4Boy In LuvMoonQuotation Mark
5DangerJamais Vu I NEED U (Demo Ver.)
6I NEED UTrivia 轉 : Seesaw Boyz with Fun (Demo Ver.)
7RUNBTS Cypher PT.3 : KILLER
(Feat. Supreme Boi)
Tony Montana (with Jimin)
8Burning Up (FIRE)Outro : EgoYoung Forever (RM Demo Ver.)
9Blood Sweat & TearsHerSpring Day (V Demo Ver)
10Spring DayFilterDNA (j-hope Demo Ver.)
11DNAFriendsEpiphany (Jin Demo Ver.)
12FAKE LOVESingularitySeesaw (Demo Ver.)
13IDOL00:00 (Zero O’Clock)Still With You (Acapella)
14Boy With Luv (Feat. Halsey)EuphoriaFor Youth
15ONDimple
16Dynamite
17Life Goes On
18Butter
19Yet To Come
(The Most Beautiful Moment)

砂漠の映像なのに波の音が聞こえる理由

Yet To Comeでは砂漠が舞台となっていますが、冒頭と最後に波の音が聞こえてきます。「僕たちが一緒なら砂漠も海になる」という言葉はBTSのコンサートのスローガンや写真集のサブタイトル、SNSの投稿にも度々登場しており、ファンの間には良く知られている言葉です。

これは楽曲「海」から来ている言葉で、楽曲「海」では砂漠のことを「試練」と比喩したり、海を「希望」や「寄りかかる場所」と比喩しています。「希望があるところには試練がある」といった文節が繰り返される部分もあり印象的です。

楽曲「海」では海にいるのに、ここは本当に海なのかと考えるような歌詞になっていますが、Yet To Comeでは砂漠にいるのに海の音が聞こえており海と砂漠が逆転しています。「希望がある場所には試練がある」を逆にすると、「試練がある場所には希望がある」になります。

これまでの乗り越えてきた試練のことを指しているとも取れますし、今試練に遭っている人に向けた希望の言葉とも取れます。どちらで解釈したとしても、この曲名には、試練や辛いことに対しても希望があるといった前向きな意味が込められていることがわかります。

BTSの終わりを示している説についての考察

今までに出た多くのMVがオマージュされていますが、これが終わりを意味するのではないかといった心配の声もあります。

また、デビュー曲「No More Dream」では黄色いバスから降りているシーンで始まりましたが、Yet To Comeではバスに乗っているシーンで終わっています。これに対して去ってしまうような印象を覚えたり、終わりを意味しているのではないかといった推測もあります。

BTSは2013年6月13日にCDデビューをしており、今回のCDのリリースに近しいのは9周年ということになります。韓国の文化でも9年を区切りにするようなものは確認できませんでしたが、何らかの節目になっている可能性は考えられます。

オマージュ部分や花様年華についての考察

Yet To Comeに登場するオマージュの部分を解説していきます。

グクさん

Yet To Comeはグクさんが手で作った輪っかから、椅子に座る7人を覗くシーンから始まります。花様年華「Prologue」でも同じようにグクさんが手で輪っかを作るシーンがありましたが、リリース前の予告編でもこの映像が流れたため、花様年華に関係するのではないかとリリース前から話題になっていました。

グクさんが見つめる先に、グクさんも含めた7人が映る様子には何か意味があるのではないかといった声もあります。現在の自分たちを見つめるとともに、これまでの想い出に浸っているようにも感じられます。

途中グクさんが錆の付いた青い遊具の前にいる姿があります。「Spring Day」にも同じ遊具が登場していますが、Spring Dayの方が錆が強い印象です。

Yet To Comeでは文字も多少削れていますが、錆が取れ落ち着いた印象です。年季といった言葉がしっくりくるような、年月の経過を思わせる描写です。

また、遊具の上部に注目すると「YOU NEVER WALK ALONE」と書いてありますが、これはSpring Dayが収録されているアルバムのタイトルです。このアルバムは「一緒だから笑顔になれる」という花様年華でも登場している言葉を掲げた、青春の癒しと希望がイメージコンセプトになっています。

遊具の描写からは、大人になったことで落ち着いた部分はあるものの、そういった信条が今でも芯として存在し続けているのだといったことが伝わってきます。

砂漠でグクさんが前方を走り振り返るシーンですが、「ON」でも似たような風景の中ジンさんは同じ行動をしています。後半のグクさんが腕を広げて楽しそうに走るシーンは花様年華「Euphoria」の序盤にも登場し、グクさんが腕を広げて黄色いバスの上を歩く姿は、花様年華の「Prologue」などで良く見られた高いところを歩く際の様子と一致しています。

ジンさん

ジンさんのソロパートに移った際の服装は「血、汗、涙」のものと良く似ています。また、ジンさんがアップでほほ笑むシーンは花様年華「Euphoria」でタイムリープにより、不幸を止めることができた際の安心した表情を思い出させます。

途中一瞬流れるジンさんが車に腰をかけているシーンも、花様年華「Prologue」で7人で海に行った際のシーンを思い出させると言われています。

ジンさんとテテさん

ジンさんがテテさんに目隠しをするシーンがありますが、「血、汗、涙」ではテテさんがジンさんに目隠しをしており、逆転している状態です。「血、汗、涙」では悪魔のテテさんが人間のジンさんを誘惑するために手を伸ばしました。

これが逆になっていることから、この目隠しにはとても前向きな意味合いがあるのだと推測できます。目隠しを外した後に現れるバスは「No More Dream」で登場した黄色いバスを思い出させます。

また、この後羽根の生えた大きな石像も登場します。同じ「血、汗、涙」のMVでも羽根の付いた石像が出てきます。

「血、汗、涙」の際には、女性の像に黒い羽根が生えていましたが、Yet To Comeでは男性の像に白い羽根が生えており、とても対照的です。男女と悪魔で連想されるアダムとイブのお話では、女性のイプが悪魔にそそのかされて食べてはいけないと言われていた果実を口にしてしまい、男性のアダムにもその果実を勧めてしまいます。

Yet To Comeでの男性の像は悪魔とは縁のない状態だと推測できます。またサイズ感も非常に大きく、メンバーの乗った車を守るような形で存在しているようにも見えます。

また、テテさんのソロのスーツでの立ち姿が、花様年華「LOVE YOURSELF Highlight Reel '起承轉結'」のジンさんと一致しているとも話題になっています。スーツに着替えたジンさんの隣には机と花瓶もありました。

花様年華でもジンさんのタイムリープをテテさんが夢で見るなど繋がりの強い2人だったため、ジンさんとテテさんが入れ替わる描写にも花様年華を感じさせます。

テテさん

テテさんのソロでは机と赤い薔薇の入った花瓶があるシーンが流れます。ジンさんとの入れ替わりも前述していますが、ここでの衣装や机、花は「Boy In Luv」でのテテさんとも良く似ています。

また、はテテさんは手でカメラのフレームを表す動作をしますが、「Spring Day」でもテテさんはこの動作をしています。

ナムさん

ナムさんがソロで歌っている際に後ろにあるコンテナは、「RUN」で登場した学生時代にアジトにしていたとされるものと一致しています。「RUN」の際もナムさんがコンテナを開けていました。

当時のアルバムの発売日である2021年9月を意味する数字「20219」もそのまま残っています。また、ここのナムさんの服装は「FAKE LOVE」の際のものと良く似ています。

ユンギさん

ユンギさんがピアノの上で歌うシーンですが、「Stay Gold」の際のユンギさんと似ています。砂漠の中でもピアノの周りだけ植物が生えている様子から、偶然的なものではなく敢えて再現したのではないかと考えられます。

ここで描写される蝶が飛んでくるシーンも、花様年華で何かと登場していた蝶を思い出させます。花様年華では死や霊の象徴として良く登場していた蝶ですが、蝶には復活という前向きな意味合いもあります。

ジミンさん

ジミンさんが砂漠に落ちている靴に向かって歩いていくシーンがあります。この時の服装が「Spring Day」とよく似ており、「Spring Day」でもジミンさんは追悼の意味を込めて白い靴を手にしています。

後半部分でのジミンさんが手を口元に寄せ、左手をこちら側へ向ける振付は、「Spring Day」でも登場しています。また、ジミンさんが先頭に走り振り返るシーンは、花様年華「Euphoria」で7人で病室を抜け出すシーンを思い出させます。

ホソクさん

ホソクさんがソロで歌うそばにある列車は「Spring Day」に登場するものとよく似ていますが、汚れたまま傾いており、しばらく使用されていないような状態になっています。年月の経過については、いちばんに感じる描写です。

この列車に関しては様々な捉え方がありますが、花様年華でもホソクさんは電車を眺めるのが好きだったため、花様年華に関連した描写とも捉えられます。

7人のシーン

この曲の導入で椅子に座り並んでいる7人の配置は「Just One Day」と一致しています。

車の荷台に7人が乗って盛り上がっているシーンでも、花様年華「Prologue」で撮った集合写真を思い出させます。Prologueの集合写真の際よりも7人の物理的な距離が近くなっていることから、これまでの年月でより良い関係になっていることが推測できます。

車の荷台に乗ったまま7人が手を上げる振付がありますが、花様年華の「RUN」で7人がバスタブに集まっている際の配置や振付とよく似ています。7人で走る姿も花様年華シリーズでよく描写されたため、既視感を覚えます。

最後のバスの中で7人がくつろいでいるシーンですが、「Spring Day」でも同じ状況の映像がありました。「Spring Day」では曇った表情の7人でしたが、Yet To Comeでは明るく和気あいあいとしています。

全員が苦しんでいた花様年華の終着点が、7人とも幸せなものであったとも考えられます。また、黄色いバスのナンバーの部分に注目すると「YET2COME」と書いてあり、曲名のYet To Comeをはめ込んでいることがわかります。

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