iPhone12・iPhone12 mini等でロック画面中の解除ができなかったり画面タップの反応が悪かったり等、ディスプレイに関するエラーが多発していました。
そのエラーを解消するため、iPhone12系列のみアップデート可能な「iOS14.2.1」がリリースされました。
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iOS14.2.1の詳細
iOS14.2.1がどのようなアップデートなのかは、特にiPhone12、miniを利用している人はチェックしておきましょう。
iPhone12シリーズで確認されている初期不良・対処法を徹底解説
主な変更点について
アップデート内容
- iPhone12 miniでロック画面無反応エラーの対応
- MMSメッセージが受け取れないエラー解消
- Made for iPhoneの補聴器でiPhoneオーディオを聴くと画質が下がるエラー解消
今回のiOS14.2.1は大型アップデートではなく「既存バージョンの不具合対応」を目的としているアップデートです。
発売からそれほど日が経っていないiPhone12・iPhone12 mini等が対象で、特に「ロック画面無反応」のエラーは多くのiPhone12 miniユーザーが困っていた問題です。
11月13日にminiが発売されましたが、おおよそ7日間で不具合の問題を究明して対処法代わりのアップデートが実装されたと考えると、非常に迅速な不具合対応です。
また、上記のように大々的な告知はありませんが、他にも発生していた一部機能の小さな不具合も解消されている可能性があります。
iPhone12系列のスマホのみ対象
今回のアップデート対象はiPhone機種に依存していて、「iPhone12・mini・Pro・Pro Max」の4機種です。
いずれもiPhone12シリーズと呼ばれる最新作で、特にiPhone12 miniはいずれアップデートが来るだろうと予想されているくらい、画面ロックに関するエラーの規模が大きいです。
他のiPhone12等もMMSやMade for iPhoneの補聴器に関するエラーが出ているので、アップデートすれば様々な機能が使いやすくはなります。
アップデート時のデータについて
iOS14.2.1にアップデートする際のデータは、従来のアップデートよりかなり少ないです。
アップデート時間はWiFiを付けていた状態でおおよそ5分~7分、インストール時間も同程度と歴代アップデートと比較しても早いです。これは、アップデート内容が不具合修正で大掛かりなデータを必要としないのが理由でしょう。
とはいえ、170MB程度はインストールされるため、通信速度を気にするのであればWiFiはつけたほうがいいです。
iOS14.2.1の不具合まとめ
iPhoneのアップデートにはなんらかの不具合もついてくる可能性が高いです。
iOS14.2.1の場合も、アップデートしたのが原因で新たな不具合が出る可能性は考えられますが、おおよそ「快適に動作している」等の感想が多いです。
バッテリーの持ちが悪くなったユーザーが多い
iOS14.2.1にして以降、「何もしていなくてもバッテリーが減る!」等、バッテリーの減りを気にしているユーザーがやや多くなりました。
アップデート内容にバッテリーに関連する項目はなく詳しい原因は不明です。アップデートした後に一時的に発生しているだけと考えるのが妥当でしょう。
バッテリーの減りが激しいといっても「今までと比べて少しだけ」程度なので、コロナウイルス等の影響で在宅ワークや自宅謹慎している(すぐに充電できる環境にある)人はアップデートしても問題なく使えます。
一部ユーザーはminiの画面ロックも解消されていない
iPhone12 miniで発生していた画面ロック時にタップ、スライドが反応しない問題は、一時的にディスプレイが反応しなくなるタイプの不具合で、iOS14.2.1はディスプレイに関連するエラー解消も含まれています。
しかし、iOS14.2.1にアップデートしても、「ロック画面を上へスライド(パスワード画面へ移行する)」する処理が正常に行われない(問題が解消されていない)ことがあります。
何度も上へ上へとスライドすれば画面が開かれることがありますが、今までのようにちょっと触って上へスライドしても開かれない可能性が高いです。
ただし、ロック画面の不具合が直っていない人はごくわずかで、おおよそのiPhone12 miniユーザーはロック画面タップ、スライドでも正常に反応します。
PCへの転送エラー
スマホの情報をPCへ転送する場合、充電ケーブル等をPCのUSB端子へ差し込み、iPhone側で接続したタイミングで許可を出す必要があります。
上記ポップアップで「信頼」を選択しても、「デバイスに到達できません」「システムに接続されたデバイスが機能していません」と表示され、転送処理ができない問題も発生しています。
iOS14.2.1の不具合に関するエラーなのか、そもそもスマホ側の問題かPC側の問題かもわかっていないエラーですが、発生頻度はそこまで高くありません。
「ヘルスケア」の画面エラーがたまに発生
上記は「ヘルスケア」機能を使った際の画像ですが、ヘルスケアを選択しても画面が真っ白(ダークモードの場合は真っ黒)になる可能性があります。
ヘルスケアアプリを一度再起動させるか端末を再起動させれば問題が解消する可能性があります。また、「睡眠スケジュール」のようにヘルスケアで設定したものが通知化されるものは、画面エラーが起こっていても正常に作動します。
「メール」でメールボックスへの移動ができない
「メール」アプリではメールボックスを作ってメールを整理することができます。
メールボックスにメールを移動できないエラーも発生していて、受信ボックスから取り出せない可能性があります。
メールの送信や受信は問題なく行えるため、あくまでも「整理がちょっと面倒になる」程度の不具合で、iOS14.2.1の内容をさらにアップデートして修正する場合は、こちらも解消する可能性はあります。
エラーが再度起こった場合の対処法
iOS14.2.1でエラーが再発生した場合、まずは「スマホ本体の再起動」を間違いなく行ってください。
アップデートした後も再起動されますが、もう一回再起動してスマホを一旦休ませて不具合等が出にくい状態で起動した上で、不具合が出るかを確認しましょう。
特に画面タップが直っていない場合は「本来なら解消されている問題」が解消されていないことになりデータそのものはインストールされているはずなので、再起動で問題は解決する場合があります。
対処法
- アプリの再起動(アプリでエラーが起きている場合)
- スマホの余計なタブ・アプリを閉じる
- スマホの容量を少なくする
- 強めにスライドしてみる(画面タップ・スライドが反応しない場合)
など