インスタが「13歳から18歳の未成年の利用を保護者が制限する機能」の実装を発表しました。
元々SNSを巡るネットリテラシーは問題視されていましたが、インスタがさらなる未成年保護のための機能を先駆けて実装します。どのような機能になるか、具体的に何ができるかを紹介していきます。
コンテンツ
インスタで保護者が利用制限できるように
インスタを運営するMeta社(旧Facebook社)が保護者が未成年の利用を制限する機能実装を告知していましたが、今すぐには実装されません。
しかし、おおよそどんな機能にするかは既に発表されているため、インスタを使う上でより未成年保護の意識がユーザーに芽生えると考えられています。
新機能 ペアレンタルコントロール機能について
インスタが発表した新機能は「ペアレンタルコントロール機能」といいます。
インスタを利用していくうちに悪影響がありそうな要素を保護者が未然に防ぐための機能で、子供を守るだけでなく保護者と子供の絆を繋ぐ架け橋のような機能になると考えられています。
実装こそ時間がありますが、利用時間の制限や1日の利用時間を確認できる機能は保護者側から求められていた機能で、ペアレンタルコントロール発表時の反応は上々でした。
子供の保護・ネットリテラシー強化が目的
今まで特に問題視されていたのが「子供のネット依存」「利用時間が長すぎる」等の使い方に関する問題で、これは子供たちのネットリテラシーの低さや楽しいことについ夢中になってしまうのが理由です。
しかし、現実とネットの区分がつく大人なら適切な判断が可能で、あらかじめ利用制限を行えば子供の危険を減らすことができます。
また、未成年を狙った非常に悪質な被害もあらかじめ防げます。よく話題に上がるのが「子供に邪な気持ちで近づこうとする大人」で、利用時間を少なくできれば被害に遭う可能性を減らせます。
具体的な機能について
保護者が利用時間を制限する機能がメインで、実装が予定されて以降も数多くのペアレンタルコントロールに関する機能実装が予定されています。
今回発表された内容以外にも、便利で安全な機能が後日追加されると考えてください。
保護者がインスタ利用時間を制限できる
保護者がインスタの利用時間を制限できるのが、ペアレンタルコントロールの目玉機能です。
具体的にどのくらいの時間を制限できるかはまだ発表されていませんが、あらかじめ制限された時間以上インスタを開けなくなります。
保護者からしたらできるだけインスタ利用時間を削りたいと考える傾向がありますが、子供は使いたいと思っています。双方の落としどころを見つけておくのがおすすめで、保護者が一方的に利用時間を決めるより、利用時間を守ってもらえる可能性が高くなります。
利用時間を日にちごとに確認できる
未成年ユーザーの利用時間を保護者が1日ごとに確認できるのもおすすめポイントです。
例えば、3日には1時間利用、4日には30分利用という感じで具体的な利用時間がわかれば、その日(曜日)に集中的に利用しているかという疑問を見つけ出せます。
集中的に利用している時間帯に何かトラブルが発生するかもしれないのを、あらかじめ防止できるチャンスがあります。
10代ユーザーが誰かを報告したら保護者に通知が行く
10代ユーザーが誰かを「報告」したら、保護者にも通知が行く機能も紹介していました。
インスタでの報告機能は、他のアプリで言う通報機能のことで、自分の子供がなぜそのユーザーを通報したのかを知るきっかけになります。
本当に危険人物だと感じて報告した場合は問題はありませんが、例えば「嫌がらせ目的で他のユーザーを報告した」のようなネットリテラシーに欠けている行為をしたのだとしたら、早期発見して注意するのをおすすめします。
長時間使用したら休憩を促す機能実装
長時間利用したら休憩を促す機能は「Take a Break機能」といいます。この機能はペアレンタルコントロールとしての実装ではありませんが、未成年ユーザーを保護する共通点があるため、Meta社が同時に紹介していました。
12月7日にはアメリカを含む6カ国で既に実装されていて、後日他の国にも実装されます。日本も実装対象国に入っていますが、いつ頃実装されるかは未定です。
使いすぎを防止する機能で、「休憩を促す」だけなので強制的な利用停止はされません。ただし、使いすぎなのを見て危機感を感じた未成年には有効です。
2022年3月より実装される
ペアレンタルコントロールの実装予定日は「2022年3月」です。
年内の実装ではないため今すぐに未成年の利用を強制的に制限するのは不可能ですが、今のうちからインスタ利用に関する問題点を子供と話し合っておけば、いざ実装された時に役立ちます。
また、あくまでも「実装予定日」ですので、実装が先伸ばしになったり早くに実装される可能性があります。
13歳から18歳が対象
ペアレンタルコントロールは、13歳から18歳が対象です。元々インスタでは12歳未満は利用できない規約があるため、最低年利が13歳なのが、少し年齢層が高めに設定されている理由です。
ただし、機能のうち「報告したら保護者に通知が行く機能」に関しては10代が対象だと説明されていたため、19歳でも機能の対象になる可能性があります。
子供次第では年齢を偽ってインスタに登録してペアレンタルコントロールから逃れようと考えるかもしれないので、あらかじめ子供のインスタ年齢設定は確認してください。
今からでも対策できる10代を守るインスタ活用方法
インスタの新機能実装が2022年3月ということもあり、それまでにどうやって未成年のインスタ利用を制限するか、未成年を保護するかは重要なポイントになります。
現時点のインスタも未成年ユーザーに対する保護機能は多く、おおよそ下記の通り利用できます。
未成年保護機能
- 10代ユーザーがフォローしていない成人とのDMを制限
- アクティビティダッシュボードにて家族で利用時間を管理(制限はできない)
- コメントコントロールでやりとりを未然に防ぐ
- おすすめユーザーに10代アカウントが表示されない
- 10代利用者のアカウントを非公開にできる
- 生年月日の登録が必須
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また、ペアレンタルコントロールが実装された後に上記の未成年保護に関する機能が見直される可能性も考えられていて、機能がさらに改良されると推測できます。
インスタがどれだけ10代の保護に力を入れているかがわかるので、保護者が実際に利用を制限すればさらに厳重なセキュリティの元、自分の子供を守れます。
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