インスタに有名人や芸能人の偽者アカウントが流行しています。
騙される人が多くフォロワーやフォローが増えやすいのが問題点で、中には今までインスタアカウントがなかった芸能人が新しくインスタをはじめたと信じてフォローしてしまうケースもあります。偽者と本物を見分ける知識が必要です!
インスタで偽者アカウントが流行中!
インスタで他者のなりすましの偽者アカウントが大流行していて、主に有名人やファンが困惑しています。
偽者アカウントとは
偽者アカウントの定義
- 自分の名前・プロフィールが同じ
- 投稿画像が同じ
- 投稿画像の紹介文が同じ
など
偽者アカウントは上記の情報を丸パクリしてインスタアカウントを運営しています。要するに「名前や自己紹介等が同じアカウントが2つ以上ある場合」はいずれかが偽者アカウントになります。
芸能人に成りすましている場合はフォロワーを集める目的を持っている可能性が高いのですが、偽者だと発覚した瞬間フォロワーがインスタに通報しているので、アカウントは基本的にすぐに凍結されています。
有名人や芸能人の偽者が特に多い
有名人や芸能人になりすますタイプの偽者アカウントが非常に多いのが特徴です。
インスタになりすまされた芸能人のアカウントがある場合は、似たようなアカウントが2つ存在することになり、ある程度は見分けることができます。
しかし、今までインスタをしていなかった芸能人が突如インスタをはじめた場合は、フォロワー数が少ないのも当然なので騙されやすいです。
ただし、偽者アカウントだと発覚した瞬間に上記画像のような凍結状態になることが多く、現在では芸能人になりすましているタイプのなりすましアカウントはそこまで多くありません。
何人も騙されてフォロワー数も多くなってさらに騙されやすい
インスタの偽者アカウントに騙されてフォローしてしまった人は非常に多く、上記の偽者アカウントもフォロワー数は1万4100人を超えていました。
フォロワー数が多く表示されるせいでつい本物のアカウントだと騙されてしまい、投稿も似せられている・他のSNSのものと同じなせいでついフォローしてしまいます。
ただし、上記画像の偽アカウントは国民的アイドルのAKB48の某メンバーの偽者アカウントで、AKB48にしてはフォロワー数が少なすぎると判断は可能です。
偽者アカウントの目的
芸能人や有名人になりすましているアカウントの目的は、高確率で「愉快犯」です。
ただインスタユーザーをからかっているだけで騙されてフォローする以外の実害はありませんが、DMを送って他サイトへ誘導する偽者アカウントは詐欺を働いている可能性が高いです。
自分になりすましているアカウントの目的は「嫌がらせ目的」の可能性が高く、自分になりすまし時間経過に伴いなんらかのトラブルを起こされるかもしれません。
インスタで偽者アカウントと本物を見分ける方法
インスタで偽者アカウントと本物を見分けるには、ある程度の慣れは必要です。
アカウントの情報をよく吟味するのをおすすめしますが、「吟味すべきポイント」は決まっています。
「著名人マーク」がついていれば本物
上記画像の赤枠のように、名前の隣に青いチェックマークがついている場合は「著名人アカウント」である証拠です。
著名人アカウントマーク(認証アカウントマーク)は実際にインスタに申請して厳しい審査を突破してはじめて入手できるマークです。偽者アカウントではまず取得できません。
そのため、まず名前をチェックしてチェックマークがついていれば間違いなく本物なので、フォローしても問題はありません。
ただし、過去にTwitterで「認証アカウントで詐欺が発生する事件」が起こっています。
詳細は、古い使われていない認証アカウントが第三者に乗っ取られて詐欺行為を働き、「認証アカウントだから大丈夫だ」と思った人たちが騙され、1日で9500人以上が騙されてリツイートしていました。
上記詐欺の詳細と対処に使われた方法は下記を参考にしてください。
Twitterで認証アカウントによる詐欺が横行!詳細と対処法を徹底解説
公式アカウント(著名人アカウント)は確かに安全ではありますが、インスタでも類似した事件が起こらないとは限りません。ほぼ100%安全ではあるものの万が一が起こる可能性があると考えてください。
有名人アカウントから個別DMが送られてきたらまず偽者
有名人アカウントにDMを送っても基本的には返信はありません。ファンレターと同じ扱いで、チェックこそはされていますが個別DMは事務所がNGにしている可能性が高いからです。
しかし、有名人アカウントと思ってフォローしたアカウントからDMが来て別サイト等への誘導があった場合は注意が必要です。
そもそもDMは来ないのでその時点で偽者アカウントだとわかりますが、送付されているURLにアクセスするのは絶対にやめましょう。ワンクリックの類の詐欺だった場合は取り返しがつきません。
DMが来たらすぐにフォローを外す、通報する等の対処法を取ったほうがいいです。
投稿画像をチェックする
偽者アカウントらしきアカウントを見つけたら「投稿画像」をチェックしてみてください。
多くの偽者アカウントは投稿画像や画像の紹介文、タグまで全てコピーして投稿しているので、ぱっと見ただけでは違いがわかりません。ただし、下記のような違いは明確です。
投稿画像でチェックすべきこと
- 投稿された画像がすべて同じ日に投稿されていないか
- メディアの更新が止まっていないか
- いいねやコメント数は一定数ついているか(エンゲージメント率は高いか)
偽者アカウントが活動を開始する時は、プロフィールから投稿画像まで全て同じタイミングで編集します。例えば、本物アカウントでは1年前に投稿されていたのに、偽者アカウントは活動開始日に投稿されたことになっています。
投稿されてからそれなりに日が経っている場合はフォロワーからなんらかのコメントやいいねを貰っていますが、偽者アカウントは投稿してからまだ日が浅いため、コメントやいいねは少なめです。おおよそ「フォロワーの2%から3%のいいね・コメント」があればなりすましではない可能性が高いです。
また、偽者アカウントができて運営からも放置されていた場合、更新が止まっていることが多いです。頻繁に投稿画像が更新されているかも確認してください。
フォローしている人をチェックする
偽者か本物かわからないアカウントがフォローしている人を見て判断するのも大切です。
例えば、アイドルグループのインスタは高確率で同業者や同じグループのメンバーをフォローしています。上記画像の場合だと赤枠のように公式マークがついているアカウントを複数フォローしているので、この人は本物アカウントでした。
フォロワーが10万人超えていようがフォロー数が0の場合は偽者アカウントの可能性が高く、特に芸能関係のアカウントは注意して見極めてください。
おおよそ「フォロワー数の1%から5%フォローしている有名人」が多い傾向があるので、フォロワー数とフォロー数を見比べるのもおすすめです。
ストーリーで見分ける
いくら偽者アカウントだとしても、現在進行形で投稿されているストーリーまではすぐに反映できません。
本物アカウントは赤枠のようにストーリーに投稿されているインスタカラーの枠が表示されています(ストーリーに投稿していないけど本物アカウントもあります)。この場合は高確率で本物なのでフォローして問題はありません。
本人が偽物アカウントがあると告知したらそちらを信じる
上記画像はある芸能人のファンによるストーリーですが、「偽者アカウントがある」という告知です。
このように、本人や信ぴょう性が高い情報を流しているファンからのストーリーやメッセージから本物か偽者かを判断できます。
自分がなりすまし被害に遭った場合の対処法
万が一自分の偽者がインスタに現れた場合は、早急に対処してください。
まずはインスタに報告する
まずはインスタに「このアカウントは偽者アカウントです」と報告して対処してもらう必要があります。
インスタ側が本物と偽者を見比べて、本当に偽者と判断したらアカウントを凍結してくれます。
まずは、偽者アカウントのプロフィール画面の右上をタップしてください。
ブロックや制限に関する項目が開かれるので、「報告する」を選択しましょう。
また、報告が終わった後は二次被害を防ぐためにブロックしておくことをおすすめします。
報告ポップアップが開かれますが、「不適切である」を選択してください。
また、インスタへの報告は知的財産権侵害以外は匿名で行われますが、「自分が投稿した画像を自分が投稿したように投稿している」のは偽者アカウントも犯している事実なので、より詳しく通報するために知的財産権侵害で報告しても構いません。
「なりすましアカウントである」→「自分(他の人の場合は知り合いや有名人)」を選択して、報告を完了させましょう。
具体的な詳細を加えて通報する方法(本人確認が必要な方法)
画像を勝手に使われたことを理由に、「知的財産権侵害」から通報してもいいです。
報告の過程で「Instagramに載せるべきではないコンテンツ」を選択すれば、さらに詳しく報告内容を求められます。この中の「知的財産権の侵害」を選択しましょう。
インスタのヘルプページが開かれます。まずは「なりすましアカウントを報告」を選択し、なりすましアカウント定義説明分の中の「こちらのフォーム」を選択してください。
また、こちらからもアクセス可能です。
誰がなりすまし被害を受けているかを選択した後、入力フォームが開かれます。下記の情報を入力する必要があります。
入力情報
- 自分のアカウント名
- なりすましアカウント名・ユーザーネーム
- メールアドレス
- 本人確認の写真(顔写真のついた身分証などを持っている自分の写真)
- その他報告事項
厄介なのが「本人確認の画像」を撮影する必要があることで、運転免許証等自分の顔写真がついたものを自分が持っている写真を撮影しなければいけません。
本人確認が認められた場合は、インスタ側がなりすましアカウントを知的財産権侵害していると認めたことになるので、ほぼ確実にアカウントを凍結させてくれます。ただし、本人確認の手間がかかる方法なので、普通に報告するか本人確認以外のなりすましの証明(アカウント開設の日時を比べたものなど)をした方が手っ取り早いです。
他のユーザーに「なりすましアカウントがある」と伝えるのもおすすめ
他のユーザーに「なりすましアカウントがあります」と、なりすましの偽者アカウントを記載した上で告知するのもおすすめです。
自分を知っている人がそのアカウントの通報に協力してくれる可能性があり、偽者アカウントがBANされる可能性がグッと上がります。