Android13がアップデートできず来ない問題の詳細と対処法を徹底解説

Androidの最新バージョンである「Android13」がリリースされましたが、一部端末ではAndroid13に更新する準備ができず、Android13が来ないと話題になっています。

Android13が来ない原因や対処法を紹介していきます。

Android13が来ないユーザー続出

Android13にアップデートできない状態の場合、アップデート画面にて「Androidのバージョンが12」と表示されているにも関わらず「お使いのシステムは最新の状態です」と表示があります。

12が最新だと捉えられていて、このままではアップデートは行えません。

Pixelの端末でAndroid13が来ない傾向あり

おおよそ、下記のPixel端末にてAndroid13が来ない傾向があります。

全体的に見て最新のPixel機種がAndroid13に更新できていないことを考えると、最新のなんらかの機能でエラーが生じていて、それがアップデートを阻害しているとも考えられます。

エラー報告の全てが端末の種類を明かしているわけではないため確定情報ではありませんが、例えばエラー発生が少ない傾向にあるPixel4シリーズでもAndroid13にできない場合もあります。

また、Pixel3以前の端末は既にアップデートが打ち切りにされているためアップデートができず、Galaxy・シャープ・Motorolaはまだアップデートに対応されていません(後日対応予定です)。

更新するの項目すら選択できない場合がほとんど

Android13が来ない場合、Androidのアップデートページにて「アップデートをチェック」を選択しても、Android13へのアップデート移行に関するページが出てきません。

現在の端末が最新バージョンだとAndroidが認識していると考えるのが自然で、項目にすら移行できないためユーザーが直接的な問題を解決するのはほぼ不可能です。

海外でも発生している大規模な更新エラー

Android13が来ない問題は、海外でも発生しています。

日本語で「Android13 来ない」とSNSで検索してもかなりのツイートがヒットする上、「Android13」だけだと海外のツイートもかなり多く、まだ対応されていない海外ユーザーが多いのがわかります。

エラーとしては非常に大規模ですが、リリースされた当日にちゃんとアップデートできたユーザーもいるため、全体的な人数としてはアップデートできた人できていない人で半分くらいだと推測できます。

SIMカードが原因とも考察できる

Pixel6シリーズもしくは5シリーズでまだAndroid13が来ない傾向があると統計から見たら判断できますが、具体的な発生条件までは未確定です。

ただし、「SIMカードが関係している」という話題も出ていて、Android13が来ないユーザーのうちSIMカードを刺しているユーザーがかなり多いのが理由です。

実際に「SIMカードの抜き差しで問題は解決した」と事後報告するユーザーもいました。

Android13が来ない場合の対処法

Android13が来ない場合の対処法を紹介していきます。

今回は端末とAndroidどちらも原因になりうるため、端末のせいでエラーが起きた場合の対処法(再起動・通信環境のチェック・アプリの容量を少なくする・キャッシュクリア・手動更新等)も対処法として有効です。詳しくは下記を参考にしてください。

Androidで様々なアプリが「繰り返し停止しています」と表示されて、開かない・落ちる不具合の詳細や対処法を徹底解説

現状では無理してアップデートしなくてもいい

まず前提として、無理してAndroid13にアップデートする必要はありません。

特にワイヤレス充電ができなくなるエラーはかなり問題で、自分がワイヤレス充電を使っている場合はわざわざ有線の充電器を購入しなければいけなくなります。

逆にAndroid13にしないと困るような問題も見つかっていません(Android13にしなくても多くの機能は問題なく使えます)。今すぐにAndroid13にする必要はないと考えて構いません。

Androidベータプログラムに登録する

Google

Googleでは、「Pixel用Androidベータプログラム」の募集が行われています。ベータ版のプレリリースの新機能を活用できるプログラムで、Pixelを使っているユーザーなら登録を行えます。

このAndroidベータプログラムに登録する、もしくは登録してすぐに登録を解除すれば、Android13への更新ができるようになります。更新ページにてAndroid13のアップデートが表示できていなかったユーザーでも、Android13のページが開かれ、アップデートも行えます。

まずはこちらのサイトにアクセスして、「対象デバイスを表示」を選択します。自分がPixel端末を使っている場合は、上記右側画像のように端末が表示されるため、アップデートしたいものを選択して「登録」を押してください。

デバイス登録においていくつか注意点が表示されるので、全てにチェックマークを入れて登録を完了させます。

登録が終わったら、再度Androidのアップデートページを設定にて開きます(システム→システムアップデートにて選べます)。

もし「お使いのシステムは最新の状態です」ではなく「セキュリティアップが可能」と記載されていれば、「ダウンロードとインストール」が選択できるようになっています。

タップすればインストールが開始され、終了すれば晴れてAndroid13化は成功です。

また、Androidベータプログラムは登録したのちすぐに解約してもAndroid13へのアップデート情報は残ったままなので、特に登録する意図がなければすぐに解約しても問題はありません。

Androidベータプログラムに登録した際の端末選択画面にて「登録を解除」を選択すれば、登録を解除できます。

充電を満タンにして待機する

Android(iPhoneも同様です)でアップデートできなかった原因のひとつに「端末の充電不足」があります。

充電が十分に行われていないと、アップデートしている最中に電源が落ちてしまいエラーの原因になります。これを見越してAndroidでは充電が十分でないと自動アップデートは行われず、手動で行っても弾かれます。

しばらく様子を見る場合、常に充電が多い状態にして、自動アップデートされるのを待った方が賢明です。

Android13に対応している端末か確認する

Android13は正式リリースされたとはいえ、Pixel端末以外のAndroidにはまだ実装されていません。後日実装されると発表されていますが日程は具体的には明かされていません。

そのため、まず自分がPixelを使っているかは確認しておきたいです。Pixel以外の端末を使っている場合は、アップデートできるようになるまで待つ必要があります。

他にも、Pixel3シリーズ含むそれ以下の端末(Pixel1シリーズ・2シリーズ等)はOSアップデートの対応が外れているため、Android13へのアップデートも現時点では行えません。対応機種はPixel4～6シリーズに限定されています。

SIMカードを入れている場合は一旦抜いてみる

SIMカードが原因でAndroid13が来ない問題が発生しているという見方もあるため、自分がSIMカードを使っている場合は一旦抜いてみて、他の方法でインターネットに接続したのち更新できるかを試すのがおすすめです。

仮にSIMカードを抜いた場合は各種通信規格が使えなくなり通話もできなくなりますが、WiFiに接続していれば変わらずインターネットにも接続できますし、通話も可能です。Android13へアップデートしてしまえば、後は今まで通りSIMカードを差して活用して構いません。

SIMカードの抜き差しに関しては下記を参考にしてください。

Googleの音声サービスのアップデートが終わらなかったり待機のまま進まなかったりする症状の詳細や対処法を徹底解説

SoftbankのSIMだけ対応されている

理由はわかりませんが、「SoftbankのSIMカードのみ差していても普通にAndroid13へのアップデートが行える」との報告もあります。

他の会社のSIMカードを差してAndroid13にできるか試しても軒並みダメで、唯一SoftbankのSIMカードのみアップデート画面にてAndroid13へのアップデート画面への移行が可能でした。

Android13関連のエラーやアップデートできない問題が解消するまでは、Softbank製のSIMカードがあるのであれば、そちらをメインSIMカードとして使うのもアリです。