VTuber配信が簡単にできるアプリ『カスタムキャスト』をご紹介します。スマホだけでキャラ作成からライブ配信までできるので、SNSなどでもとても評判になっているアプリです。
どのようなアプリなのか?使い方やよくある疑問、男の子は作れないのか!?などについて説明しています。
コンテンツ
VTuberとは?
VTuberとはバーチャルYouTuberのことを指します。バーチャルなキャラクターを用いての動画配信ができるので、これまではできなかった動画の配信が可能になることから注目が集まっています。
とはいえ配信先はYouTubeに限りません。VTuberは動画配信アプリで動画を配信している人の総称と考えてください。
また動画配信には興味があるが顔出ししたくないという人も気軽に動画配信ができるため、これまではYouTuberといえばノリの良いリア充キャラの人たちが多かったのですが、そんな状況が一変するかもしれません。
3Dキャラが簡単に作れるようになった
とはいえ本来3Dキャラを作るのは非常に難しかったので、動画配信をやってみたいと思っても簡単にできることではありませんでした。
それが『カスタムキャスト』のようなアプリによって誰でも簡単にキャラクターを作れるようになったため、今後動画配信は主流コンテンツへ伸びていき、SNSのつぶやきのように気軽に利用されるようになるのでは、と期待されています。
『カスタムキャスト』はどんなアプリ?
カスタムキャストは10月3日ドワンゴより配信が開始されたアプリで、iOSとAndroidの両方で利用でき、基本は無料で使えます。
3Dキャラが簡単に作成できることやライブ配信アプリのnicocasと連動していてキャラを作ったらすぐに配信が可能なことから人気が過熱しそうな勢いがあります。
カスタムキャストがマジでヤバい。シークバーと簡単なボタン操作だけで体格・髪型・服装に至るまで自由にエディットして自分好みの3Dモデルを作成できるうえ、実際に配信する機能まで備わっている。何がヤバいかというと自分の好みどストライクな女の子が作れるので性癖が一瞬で全人類にバレてしまう。 pic.twitter.com/eB0lg4XsKL
— アシキ (@ASHIKI_games) October 3, 2018
カスタムキャストのあまりの出来の良さでSNSもざわついています。
うおおおおカスタムキャストうおおおおおお!!! pic.twitter.com/ZdY4aTSSuQ
— きょーか【公式】三協化学㈱溶剤ブレンズ (@sankyochem) October 4, 2018
簡単にかわいいキャラが作れるので、アニメファンのみならず、さまざまな方面からの推しが予想されます。
自分の表情がキャラクターに伝わるフェイストラッキング機能
iPhoneX以降の機種ではAR機能を使ったフェイストラッキングによって自分の表情をリアルにキャラクターに反映させることができます。
自分が笑えばキャラも笑い、怒ればキャラも怒るので、作成したキャラクターに感情を伝えやすいです。
X以前の機種でも簡易フェイストラッキング機能が使えます。顔の位置の認識を行います。
男の子は作れない?女の子だけ?
なしてカスタムキャストといいアバター作る媒体って男素体無いんですかね…
— 熊蜂 (@kumabachi315) October 4, 2018
今のところカスタムキャストでは男の子キャラは作れません。胸のふくらみをなくし、筋肉質な感じにすれば中性的な魅力のある男の子に近い感じにはなりますが、そもそもズボンが選べずスカートしか今のところないので、完全に男の子を作るのは現状では不可能です。
ただ今後女性からの男の子キャラが作りたいという要望が増えることが予想されますので、きっと作れるようになるはずです。期待しましょう。
アプリ「カスタムキャスト」がエラーで開けない場合の詳細と対処法を徹底解説
『カスタムキャスト』の使い方
カスタムキャストをインストールした後はカメラ、マイク、写真へのアクセスを求められるのでまずはそちらをOKしましょう。配信には必ず必要になることです。
言うまでもないことですが、カスタムキャストで作れるのは単なるイラストではなく、3Dモデルです。立体感のあるリアルな女の子をバーチャルに作成することができるので、配信を希望する方以外にも密かに自分好みのキャラを作成し眺めて楽しむ方が多いのではないかなと思います。
もちろん配信時のアバターとして使うのがメインです。ポーズを決めたり、自身の動きをキャラに反映させられます。使い方はとても簡単なので、ぜひアプリをインストールしてお試しください。
カスタムキャストの基本操作は3つあります。「カスタマイズ」「配信」「コンフィグ」です。
カスタマイズ
アプリを開きスタートすると画面のようになります。まずはカスタマイズをタップしキャラを自由に作成します。
3つまでキャラを作ることができるので、色々なパターンを試してみましょう。
カスタマイズの自由度がとても高いので、3つでは足りないと感じるようになるかもしれません。
「カスタマイズ」「ポーズ」「背景」「確認」「設定」「保存/終了」が基本操作として可能です。
カスタマイズでは「ボディカスタム」「ボディパーツ」「ドレスパーツ」「パーツカスタム」「プリセット」「ランダム」が操作できます。目のサイズや腕の太さのカスタム、髪型やファッション、アクセサリーの追加など、自分好みのかわいい女の子が作成可能です。
本当に細かなカスタマイズができるため、アニメ絵に抵抗がある人でもついついハマってしまうのではないでしょうか。
バストやウエスト、ヒップ、首の太さ、脚の太さまでが細かくカスタマイズできます。これだけのカスタマイズがスマホで直感的に可能なので、暇な時間についついカスタムキャストを開く時間が増えてしまいそうです。
ポーズは様々なバリエーションがあるので、気に入ったものを選びましょう。
背景も複数あります。今はまだ少ないですが、きっと今後増えてくるでしょう。
カスタマイズにはランダム機能もあります。いまいちキャラを作り込めないときはランダムで作ってみましょう。ただやってみるとあまりかわいくはなりませんでした。
方向を変えて360度視点からキャラがどうなっているのか確認することができます。
設定からカメラ目線にするかどうかを選ぶことができます。オンオフすることでキャラクターの目線が変わります。
またコンフィグから音量や画像解像度、アンチエイリアス、ブルーム、グラフィックのクオリティ、フリックとカメラの操作設定を変更できます。
画像解像度などが高いとその分データ消費量も多くなるので、モバイルの通信制限が怖い方は低解像度での利用をおすすめします。
配信
配信するときはまずプリセットの中からどのキャラで配信をするのかを選びます。キャラの次は背景を選びます。
リップシンクとは口パクのことです。インスタやTikTokで流行っていますが、カスタムキャストではキャラの口の動きを指します。
リップシンクの音声認識や映像認識というのは、こちらの動きを反映させるために音声を使うか映像を使うかの選択を意味します。どちらも試してみて、使いやすそうな方を選んでください。
配信中にフリックを使うことで表情やポーズを変更させられます。慣れると配信中のキメ所でポーズを決めたりなど、かなり動画を作り込むことができます。
フリックとカメラの操作設定を変更することで、それぞれ操作できる範囲が決まります。この辺りは荒野行動やフォートナイトなどのTPSゲームをプレイしている方には慣れたものでしょう。
フリックの方向でどのような動きをするのか決められます。全4パターンそれぞれ指定できます。ななめ方向は今のところ対応していません。
配信はカメラやマイクのセンサーを利用して行われるので、反応がきちんと画面内のキャラに反映されるように配信を行ってください。
配信にはnicocasという動画配信アプリが必要です。インストールしておきましょう。
配信の終了はワンタップですぐに行えます。
配信開始を含めた様々な操作が設定から可能です。
nicocasをインストールしていないと起動できませんので、配信もできません。配信前に必ずインストールし、nicocasを使える状態にしておいてください。
コンフィグ
コンフィグから様々な設定が可能です。カスタマイズや配信設定にあったリップシンクやフリックの設定もコンフィグから可能です。
ヘルプを見たり、意見を送ることもコンフィグから行えます。
カメラ目線にするかどうかという設定や、ジャイロカメラを使用するかどうかの設定を行うこともできます。ジャイロカメラを使用することで画面の中に距離感を生み出すことが可能になります。
背景もジャイロカメラとの連動が可能です。バーチャルな動画作成でここまでの奥行きを出せるようになった上で誰でも簡単に使えるのですから、すごいとしか言いようがありません。
利用前に注意すること
まだ配信が開始されて間もないからかもしれませんが、インストールしただけではスタートを押しても全くアプリが開始されないことがあります。画面がいつまでも真っ暗なのです。
そんなときはスタート画面右下にあるデータ修復をタップしてみましょう。ダウンロードできていなかったデータがあった場合、自動的にデータのダウンロードが始まります。
データが問題なく完了していると音楽が流れていますので、一つの目安として覚えておいてください。