Twitterがサードパーティアプリ禁止を発表した詳細や対処法と今後どうなるかを徹底解説

サードパーティアプリがTwitterから全面的に禁止になると告知が出されました。Twitterがサードパーティアプリ禁止を発表した詳細や対処法と今後どうなるかを紹介していきます。


Twitterでサードパーティアプリが禁止される

「サードパーティ」とは第三者という意味を持っていて、Twitterのサードパーティアプリは「第三者が作ったTwitterにアクセスできるアプリ」です。

Twitter側がサードパーティアプリを禁止にした詳細や流れを紹介していきます。

一部のサードパーティアプリでTwitterにアクセスできず

2023年1月12日前後で、Twitterサードパーティアプリの一部がTwitterにアクセスできない・ログインできない等のエラーが発生していました。

1つのサードパーティだけアクセスできない場合はそのアプリのエラーだとわかりますが、12日前後のエラーはサードパーティアプリの多くで発生していたため、Twitter連携に関するエラーだと考えられていました。

しかし、Twitterは1月17日に「古くからあるAPIの試行」が影響して一部アプリが動作しないと紹介しています。要約すると「Twitter公式がAPI試行を優先して連携できる一部のサードパーティを使えなくした・使えなくなった」と捉えられます。

1月19日に正式にサードパーティアプリ禁止が発表される

17日時点でTwitter側がサードパーティアプリの一部で動作できないのを把握していたため、この時点で「Twitterは対処よりも自社製品向上(Twitterの質)を優先する」とは考えられていました。そのため、対策や対処は行わないとも同時に予想されています。

19日にはTwitterが開発者契約により「ライセンス対象物を使用・アクセスして、Twitterアプリの代替・類似のサービス・製品作成の制限」が追加されました。

対策や対処どころかサードパーティアプリの制限が発表されたことによってサードパーティアプリを使えなくなる・禁止される旨が大々的にTwitterより告知されています。

古くからあるAPIルールに則ったと一時期はエラーの釈明あり

Twitter側は「古くからあるAPIルールの施工」がサードパーティアプリが正常に動作しない原因と説明していました。

エラーの告知というよりはアクセスできない理由や原因を提供しただけです。この「古くからあるAPI」についての詳細は一切出されていません。

イーロン・マスク氏がTwitterを買収して以降のTwitter改革の一環だと考えられています。詳しくは下記を参考にしてください。

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サードパーティアプリに利益を持って行かれないのが目的との説あり

なぜTwitterがサードパーティアプリの禁止に踏み込んだかの説明は行われていませんが、「Twitterの利益を最優先した」説が濃厚です。

Twitterの収入は新しくなったTwitterblue(サブスクリプション)以外だと広告収入がメインです。他のアプリを経由してTwitterを使われた場合、本来表示されるはずだったサードパーティ利用ユーザー分の広告が閲覧・視聴されないことになりかねません。

Twitterを使うユーザーに確実に提供している広告をタイムラインにて表示させるためにサードパーティアプリを禁止したと考えれば、Twitter側の利潤追求としては理にかなっています。

突然の発表だったためサードパーティアプリ側から批判続出

サードパーティアプリを普段使っているユーザーはもちろん禁止されると困りますが、一番困るのは「自社が元々開発していたサードパーティが使えなくなった開発側」です。

Twitterは告知なしで突拍子もなくTwitterの開発者契約を更新して、その更新でサードパーティアプリの禁止を突然言い渡しています。サードパーティ開発側にとっては寝耳に水の話で、場合によっては大きく利益が失われて死活問題になりかねません。

実際にTwitterに抗議しているサードパーティ開発者もいます。サードパーティアプリの多くが海外産なので海外ユーザーが特に批判している傾向にありました。

Twitterでサードパーティアプリが使えない場合の対処法

Twitterでサードパーティアプリが使えなくなった対処法を紹介していきます。

アプリやブラウザでTwitterを使う

Twitterのサードパーティアプリが使えなくなったとしても、Twitter公式が運営しているアプリやブラウザを活用すれば、問題なくTwitterを使えます。

サードパーティアプリにしかない機能も一部存在しますが、ツイートの閲覧・検索やリツイートやいいねをするには問題はありません。また、Twitterが改良を続けていくうちに、サードパーティアプリのいいところを詰め込んでアップデートすることもあり得ます。

ブラウザはこちらからアクセスできますし、アプリは下記からダウンロード可能です。

まだ使える可能性があるサードパーティアプリ

2021年1月20日時点で端末によってはまだ使えると報告があったサードパーティアプリは下記の通りです。

使える報告があるアプリ

  • Albatross for Twitter
  • Fenix for Twitter
  • Fenice for Twitter
  • lnoreader
  • ツイタマ
  • Twidere X
  • Tweeten
  • TweetDeck

など

ただし、Twitterがサードパーティアプリの禁止を公表している以上、上記アプリもいずれは使えなくなると考えた方が賢明です。

端末の問題でもあるため、端末によって使える使えないの差があることもあり得ます。

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今後サードパーティアプリはどうなるのか

今後Twitterのサードパーティアプリはどうなるかを考察します。

サードパーティアプリが生き残ってTwitterと連携して使えるようになるには、Twitter側がサードパーティアプリの禁止を解除するしかないと考えるのが妥当です。現時点でも既に動作していないアプリもあるため、そのまま禁止のままにしてアプリ・ブラウザしか使えなくする場合もあり得ます。

他に現実的な案としては、Twitter側がサードパーティアプリまで買収して、サードパーティアプリにTwitterに利益が入る仕組みにした上でサードパーティアプリの復活です。ただし、1月19日に禁止にしたばかりなので、今すぐには実装はされないと考えられます。

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