iシェアリングで相手に位置情報がバレないようにする方法を徹底解説

家族や恋人の居場所を把握できるiシェアリングは常に監視されている気がして不快になってしまったり、相手に位置情報を知られたくない時もあります。

今回は、iシェアリングで相手に位置情報がバレないようにする方法を徹底解説していきます。


iシェアリングは相手に位置情報が分かる

iシェアリングは、登録した人の端末の位置情報を利用してどこに立ち寄ったかを確認したり、おおよその帰宅時間を計算したりすることができます。しかし、常に相手に位置情報を把握されているというのは疚しいことが無くても不快に感じてしまう人もいます

特に相手がプレミアムサービスに加入していると移動ログを表示したり、無制限で任意の場所を通った時にアラートが来るように設定できたりします。

プレミアムサービスで利用できる機能

  • 場所通知地点や位置共有できる人数が無制限になる
  • 90日以内の移動ログを確認できる
  • ストリートビュー機能
  • 移動手段の予測

特にログは地名やタイムスタンプ、距離など細かく情報が共有されてしまうので、注意が必要です。

なぜ位置情報が分かるのか

iシェアリングは、登録した端末が接続しているモバイル回線やWi-Fiを通じて位置情報が送信されています。端末の位置情報がオンになっていれば番地などの細かい位置情報まで、位置情報がオフになっていても電波の基地局やWi-Fiの位置情報によって市区町村までは位置情報の特定ができます。

特にiOSの場合、販売元であるAppleが位置情報をオンにしている端末から常時Wi-Fiの位置情報を調査してデータベース化しています。そのため、モバイル回線よりもWi-Fiの方が位置情報の精度はより正確にわかるようになっています。

iシェアリングを登録した覚えがないのに端末にインストールされている場合は、速やかにiシェアリング問い合わせフォームから問い合わせを行い、位置情報をオフにしましょう。気づいたら位置情報がオンになっていた、なぜか自分が出かけた場所を知っている人がいる場合は要注意です。

相手に位置がバレないようにする方法

親に外出先を知られたくなかったり、心配性な恋人からの束縛を何とか緩和したかったりと、相手に位置がバレないようにしたいユーザーもいます。

まずは位置情報ごまかそうとしていることがバレても、特に困らない人向けの対策法をご紹介します。

プライバシー設定を変更する

iシェアリングには、位置情報を公開できる範囲を制限できる機能があります。

左上のメニューボタンを押し、プライバシーとフレンドを選択します。

プライバシーレベル設定を選択すると3種類のプライバシーレベルが表示されるので、自分が公開したい範囲を考慮して選択します。

プライバシーレベル内容
場所と距離を共有する自分の位置情報を相手に公開する
距離を共有する自分と相手との距離だけ公開する
情報を隠す自分の位置情報を公開しない

位置情報の設定を見直す

端末の位置情報をオンにしていたり、iシェアリングに位置情報機能の使用を許可しているとバックグラウンドで位置情報を収集したりバッテリーの消費に影響を与える場合があります。アプリを開いていなくてもiシェアリングの場合は位置情報を取得し続けるので、自分の位置情報を知られたくない時は位置情報自体をオフにしておきましょう。

位置情報の使用許可設定については以下の記事で詳しく解説しています。

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AppleIDとパスワードを変更する

AppleIDとパスワードを相手に知られてしまうと、せっかくiシェアリングや端末の位置情報設定が完璧でも位置情報や個人情報の漏洩に繋がります。iシェアリングを無効化できたとしてもiPhoneを探す機能などを使って居場所を探知されてしまうため、二次被害が出ないようにAppleIDのパスワードは定期的に変更しておきましょう。

AppleIDは使い方によっては勝手に他の位置情報アプリをインストールしたり、別の端末からあなたのアカウントのメールアドレスを使用してメールを偽装することもできてしまいます。iシェアリングにおいてもAppleIDと同じパスワードで登録していると、iシェアリングの設定をいつの間にか変えられてしまうこともあるので注意しましょう。

低電力モードをオンにする

低電力モードはバッテリーの消耗を抑えるのが主な機能です。しかし、バッテリーの消耗を抑える過程で一部のアプリのバックグラウンド動作を制限する機能も持ち合わせています。

そのため、低電力モードをオンにしておけばアプリを開いていない間の位置情報取得を抑えることができます。アプリを開いてしまうと位置情報が送信されてしまう恐れもあるので、どうしてもアプリを開かなければいけない時は居場所がバレても良い所へ移動して、できるだけ公共のWi-Fiに接続してからアプリを開きましょう。

ファミリーリンクの使用不可アプリに入れておく

ファミリーリンクの機能を利用して位置情報が使えないようにすることもできます。

ホーム画面を下にスライドしていくと最近使用したアプリが表示されるので、もっと見るを選択するとどのアプリが何時間使用されたか表示されます。iシェアリングの右にある赤枠の砂時計マークまたは無限マークをタップしましょう。

選択候補が出てくるので、ブロックを選択するとiシェアリングのアプリの利用ができなくなります。同時に位置情報の収集や送信もブロックされるようになるので、再度使用したい時は制限なしまたは常に許可へと戻しましょう。

位置情報を書きかえるアプリを使う

iシェアリングでは、プライバシーレベルの設定で閲覧制限をかけた場合にプライバシー設定のため表示できませんという警告文が出てしまうため、親や恋人に閲覧制限をかけたことを怒られてしまう場合があります。また、位置情報をオフにすることで詳しい位置情報が分からなくなるので対策を立てようとしたことがバレてしまいます。

相手に対策を講じていることを悟られたくない場合は、位置情報を書き換えるツールを使用しましょう。特にiAnyGoでは任意の地点から移動しているように見せる機能もあるのでおすすめです。

iAnyGoの使い方は以下の記事で詳しく解説しています。

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スマートフォンの電源を切る

スマートフォンの電源を切ることで、位置情報を送信できなくなります。相手の端末側では電源を切った時点での位置情報か、最後に位置情報を取得した地点の情報が表示されます。

しかし、○○時間前といったように位置情報が更新されなくなった時間が表示されてしまうので注意が必要です。

iシェアリングをログアウトする

iシェアリングはアカウントごとに位置情報を追っています。そのため、ログアウトすることで一時的に位置情報の追跡を逃れることもできます。

iシェアリングをログアウトしたあとは、念の為アプリもアンインストールしておきましょう。端末にアプリが入っていなければバックグラウンドで位置情報が収集されるのも防ぐことができます。

共有相手と話し合う

共有相手とのトラブルを避けたい場合は、一度共有相手と話し合いましょう。

iシェアリングをどこまで利用する必要があるのか、位置情報を共有するうえで不便に感じている事などを伝えてみましょう。一歩間違えればプライバシーも侵害であり、位置情報の管理は双方が理解し納得した上での運用が望ましいです。

相手との話し合いが望めない場合は、信用のおける大人や弁護士などの第三者の力を借りるのも1つの手です。

相手に位置情報を誤魔化していることはバレるのか

どんなにiシェアリングでの位置情報を共有できないようにしたとしても、相手に位置情報をごまかしていることがバレる可能性は十分にあります。iシェアリングでは位置情報を隠されていると表示されてしまうからです。

また、他の位置情報探知アプリをこっそり端末にインストールされていたり、SNSに投稿した写真から位置バレしたり、位置情報偽装アプリの偽装先が不自然だと相手に位置情報をごまかしていることを疑われてしまう要因になります。

鍵垢で投稿していてもそのアカウントのフォロワーが写真を共有してしまう可能性があるので、写真の投稿には十分に気を付けましょう。

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