2月4日、GoogleからGoogleChrome(以降Chrome)のロゴ変更が発表されました。
ここからはロゴの変化について徹底解説していきます。
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Chromeのロゴが3月1日より変化
2022年2月4日(アメリカ現地時間)に米GoogleよりChromeのロゴの変更が発表されました。
以前の変更は2014年であり、実に8年ぶりの変更です。
見た目上では大きな変化はありませんが、細かい部分が複数変更されています。
どの部分が変化したのか
分かりやすく変化した部分として中心部分の円が大きくなり、外周円の色も濃くなりました。
また2014年は外周円の境目に薄い影が入っていましたが、新デザインでは影がなくなっています。
ロゴのデザインを担当したデザイナーであるElvinHu(以降エルヴィン・フーと表記)さんは、境目部分の変更に関して自身のツイッターで解説を行っています。
Fun fact: we also found that placing certain shades of green and red next to each other created an unpleasant color vibration, so we introduced a very subtle gradient to the main icon to mitigate that, making the icon more accessible.
「色と色の境界線にあたる部分のグラデーションを調整することで、見やすいアイコンにした」といった内容です。
影の代わりにグラデーションで色の濃淡を表現したのが、新しいデザインの特徴と言えるでしょう。
使用しているOSによってデザインも変わる
また今回から使用しているOS毎にデザインが変更されるようになりました。
Windowsのアイコンは色が全体的にやや濃い色合いになっており(1つ目の画像)、Chromeのアイコンは原案とほぼ同じです。
macのアイコンは色合いは原案に似ていますが、それに加えて立体的になっています。
バージョン99における他の変更点
バージョン99は2月3日にベータ版が既に公開されています。
アイコン変更以外ではウェブアプリにダークモードが採用できるようになる他、手書きAPIの導入などが発表されています。
バージョン99の正式リリース予定日は3月1日です。
これまでの変化の遍歴
ここからはこれまで使用されてきたChromeのアイコンについて解説していきます。
2008年に登場してから、今回の変更までのアイコン全てを紹介します。
立体的なものから平面的なものへ変化
リリース当初のアイコンは立体的なのが特徴であり、光沢や線も違いが多いです。
2011年に登場したアイコンは現在のアイコンにかなり近いですが、外周円は部分的に白みがかっており中央の白い線が細いのが特徴として上げられます。
2014年に登場したアイコンは外周円境目の影が強調されており、中央の白い円がやや太くなっています。
2011年に作られたアイコンが現在のベースになっていますが、比較すると徐々に視認性にシフトしたアイコンへ変化していった事がわかります。
今回の変更に関する反応
ここからは今回の変更に関しての反応の一部を紹介していきます。
今回の報道は各種SNSやニュースサイトで報じられて以降、様々な意見が上がっています。
その中から、ユニバーサルデザインに関するものを取り上げていきます。
中央の円が大きくなることで視認性があがった
NPO法人 メディア・ユニバーサル・デザイン協会とは? | MUD協会のご紹介 | NPO法人 メディア・ユニバーサル・デザイン協会
2014年のアイコンと比べると、中央の円が大きくなったことが分かります。
Googleは変更理由として「ブランド表現」という表現を使っています。
ニュースサイトのコメント欄では、中央の円が大きくなることで視認性が高まった事に肯定的な意見がありました。
同じサイズの画像でも、見比べると中央の円が大きい事で目に留まりやすくなっているデザインという事が分かります。
隣り合う色がはっきりと違うので弱視でも見分けやすい
新しいアイコンの特徴として、外周の円にグラデーションがかかっていることが上げられます。
このため色の見分けに難がある場合でも、色分けが分かりやすくなっています。
昨今のユニバーサルデザインへの変化に取り組んだ形となり、企業としての姿勢をアピールにも繋がっています。
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