2020年4月9日にiOS13.4.1がリリースされました。今回のアップデートではどのような機能が追加されたのでしょうか?
今回はiOS13.4.1の詳細と発生している不具合について徹底解説していきます。
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iOS13.4.1の詳細
iOS13.4.1は2020年4月9日に新たにリリースされたバージョンです。iOSはアップデートするたびに、なにかしらの不具合が発生しています。
マイナーアップデートなので容量は小さい
iOS13.4.1へのアップデートはマイナーアップデートとなっており、容量は小さめです。
バージョンが12から13などのように、元の番号が変わってしまう場合は、かなりの時間と容量が必要になります。
ただiOS13.4.1へのアップデートはマイナーアップデートなので、必要な容量も95.4MBと小さめです。
時間も短時間でアップデートが可能で、電源接続などの処置も必要ありません。
不具合の修正が変更ポイント
修正された不具合
- クイックメニューからBluetoothを選択しても反映されない
- 特定のOS間とのFacetimeができない不具合
- 12.9インチiPad Pro(第4世代)でフラッシュライトが反応しない
iOS13.4.1で修正された不具合は、上記の3点になります。
iOS13.4.1へのアップデートは不具合の修正が目的となっています。
ただ、依然として治っていない不具合もいくつかあります。
特にゲーム関連のクラッシュはまだ治っていないという報告が多く見受けられました。
依然のバージョンであるiOS13.4の不具合については下記記事で紹介していますので、参考にしてください。
新機能の実装は無し
バージョンがアップデートされると、iOSでは新機能が実装されることが注目されます。
ただ、iOS13.4.1はマイナーアップデートとなっており、不具合の修正がメインなので、新機能の実装はありません。
操作性などに関しても、特に変化はなく、今まで通りとなっています。
ダウングレードは対応不可になった
iOS13.4.1にアップデートされたことで、それ以前のバージョンのダウングレードは不可能になりました。
ダウングレードができるバージョンはiOS13.4のみとなっています。
残しておきたいデータやiOS13.4で不具合が生じている場合は、アップデートはしないほうがいいかもしれません。
発生している不具合
iOS13.4.1にアップデートすることで、多くの不具合は改善されています。
ただ、全て改善されたというわけではなく、一部の端末で不具合は起こり続けているようです。
アップデートしたからといって不具合が全て改善するわけではないので注意しましょう。
バッテリーの消費が早くなっている
iOS13.4.1では、バッテリーの消費が通常時より大きくなるバッテリードレインが生じています。
バッテリードレインは、いつも通りに使用してもバッテリーの消費が大きくなってしまうことです。
原因はプログラムやシステムの障害となっており、基本的にユーザー側で対策することはできません。
なおす方法としてはアップデートをするしかないのですが、iOS13.4.1でも引き続き発生している端末もあります。
アップデートしても治らない時は、iPhoneをリカバリー、初期化しOSを入れなおすのがおすすめです。
着信音が鳴らない
iOS13.4.1にアップデートすることで、着信音が鳴らなくなる不具合が発生しています。
電話アプリだけでなく、LINEなどの通話アプリでも着信音が鳴らない状態となっているので、プログラムの問題となっています。
もし、着信音がならないのであれば、一度サイレントモードの確認や、音量ボタンを確認してみてください。
端末の設定などが正常である場合で、着信音が鳴らない場合はプログラムで不具合が発生しているといえるでしょう。
safariで画面が真っ白になる
safariを使用して、ネットサーフィンをしているとページが読み込まれないという不具合も発生しています。
この不具合もiOS13から引き続き発生しているものとなります。
ページが真っ白になってしまうことで、操作ができない状態となってしまいます。
読み込みエラーと錯覚してしまう症状ですが、サイトのURLの下のバーを確認するとしっかりと読み込まれていることがわかります。
その状態で、画面が真っ白になってしまうのは、プログラムに不具合が発生しているといえるでしょう。
safariでデザインが乱れる
safariではデザインが乱れる不具合も、iOS13から引き続き発生しています。
デザインが乱れてしまうと、タップしたいボタンが反応せず、他のページが開かれてしまう状態となります。
正常な動作が出来ない状態となっており、一度ページを閉じたとしても、デザインが乱れたままといった状態もあります。
モバイルデータが誤って表示される
アップデートすることで発生する不具合として、端末より確認できるモバイルデータが誤って表示される不具合が発生しています。
まだ、日数が立っていない状態で、ほぼ端末を触っていない状態でも、キャリアサイトに確認すると、モバイルデータ通信量がかなり上がっている状態となる不具合になります。
この不具合に関しては、キャリアに問い合わせを行うことで、解決します。
もし、モバイルデータ通信を利用していないのに、データ制限などがかかった場合は一度キャリアに確認してください。
一時的な不具合により、通信量が誤って送られてしまっている可能性が非常に高いといえるでしょう。
まだ改善していない不具合も多い
引き続き発生している不具合
- キーボードのフリーズが発生
- アイコンを動かすとすぐにグループ化される
- データ通信が反応しない
- Wi-Fiが切り替わり端末回線で接続になる
- デザリングでパスワードが毎回必要になっている
- 一部端末で突然シャットダウンされる
- 一部のゲームアプリが落ちる
- バッテリーの表示が無くなった
不具合の改善を目的とした、iOS13.4.1へのアップデートですが、変わらず続いている不具合もあります。
新たに発生している不具合などもあり、一部端末・アプリではアップデート後の方が、症状が悪くなったということもあります。
また、料金に関わってくる不具合なども発生しており、多くのユーザーに影響を与えています。
リカバリーや再起動などで治る可能性もある
Apple
一般的な対処法
- 端末/通信機器の再起動
- 通信環境の改善
- 不具合の発生しているアプリのアップデート
- 端末の初期化
- しばらく時間をおく
- リカバリーモードを使用する
現在、発生している不具合は、一般的な対処法を行うことで改善することもあります。
まずは端末の再起動などを行ったり、端末の初期化などをしてみてください。
またsafariなどは使わず、Chromeなどのブラウザアプリを使用するのも有効です。
それでも治らない場合は、リカバリーモードを使用するのがおすすめです。
リカバリーモードは、インストールされているOSを一度削除して、新たなOSを入れる作業になります。
リカバリーモードを使用するためには、最新のiTunesがダウンロードされたパソコンが必要になります。
iPhoneをライト二ングケーブルでつなぎ、端末のバージョンに合わせて所定の操作を行ってください。
iPhone 8 iPhone X iPhone XR iPhone XS | ⓵音量の+ボタンを押す ②音量の-ボタンを押す ③サイドボタンを長押し |
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iPhone 7 iPhone 7Plus | 音量の-ボタンとサイドボタンを長押し |
iPhone 6以前 | ホームボタンとサイドボタンを長押し |
ボタンなどを長押しすると、パソコン上に「iTunes マーク」が表示されるので、パソコンを確認し、復元から復元と更新をしていきましょう。
また、iOS13.4へのアップデートの際に発生した不具合への対処法が参考になることもあるので、下記記事を参考に対処してみてください。