GooglePlayMusicが2020年内に終了するという通知がユーザーにメールで配信となりました。
今回は、GooglePlayMusicからYouTube Musicへの移行手順や詳細、注意点について徹底解説していきます。
Google Play Musicが2020年内に終了予定!
終了時期
- GooglePlayMusic→2020年10月~年末まで
- Music Manager→30日後(2020年9月30日)
- GooglePlay MusicStore→30日後(2020年9月30日)
Google Play Musicが終了ことは2020年5月時の時点でお知らせされていますが、具体的な期間等がユーザーに告知されました。
GooglePlayMusicが終了してしまうと、ライブラリにある全ての音楽は利用が不可能になってしまいます。
また曲の購入やアップロードができるMusicManager、MusicStoreは2020年9月30日に終了する予定となっています。
YouTube Musicへの移行手順や詳細
GooglePlayMusicはライブラリなどをそのままYouTubeMusicに移行することが可能です。
移行方法は、GooglePlayMusicからとYouTubeMusicからの二種類があります。
移行手順
GooglePlayMusicを開くと、YouTubeMusicへの移行をお知らせする画面が表示されます。
「YOUTUBE MUSICに移行」をタップしましょう。
インストールが完了したら、GooglePlayMusicで使用しているアカウントでログインし、右上の自身のアイコンをタップしてください。
「設定」をタップします。
「Google Play Musicからの移行」をタップしてください。
もう一度「Google Play Musicからの移行」をタップします。
「移行を開始」をタップすると、移行が開始されます。
移行が完了するとGMAILより移行完了のお知らせが届くようになっています。
移行可能なデータ
移行されるデータ
- アップロードした曲
- 購入済みの曲
- プレイリスト
- ステーション
- ライブラリ内の曲
- 高評価と低評価のデータ
- 定期購入の支払い情報
YouTube MUSICへ移行した際には、ほとんどのデータ移行できます。
ただ、名称などの違いがありステーションとして表示されていたものは再生リストとして移行されます。
移行後のデータを確認する方法
データはYouTubeMUSIC内の「ライブラリ」より確認できます。
GooglePlayMusicの場合はどの曲でもタブが統一化されていましたが、YouTubeMusicの場合は購入した曲や、アップロードした曲はアップロードとして別のタブに表示されます。
ファミリーアカウントの場合は管理者のみが移行可能
GooglePlayMusicでファミリープランを利用していた場合は、移行できるのは管理者のみです。
ファミリーメンバ―の場合は、移行操作を行うことはできません。
二重請求されることはなく、料金もそのまま
GooglePlayMusicは早期登録者は月額780円で利用が可能でした。
通常料金に関しては、どちらも980円ですが780円で利用しているユーザーはそのままの価格でYouTubeMUSICを利用することが可能です。
移行が完了しない場合の対処法
対処法
- もう一度転送を実行する
- アプリ/デバイスの再起動
- アプリ/OSのアップデート
- 再ログイン/再インストール
- 通信環境
- アップロードする楽曲を少しずつにする
- しばらく時間をおく
データの移行が完了しない場合は、通信環境やサーバーの問題の可能性があります。
大きなデータを移行する場合には、24時間以上かかる場合があると運営も記載しています。
移行が完了しない場合はしばらく待つか、アップロードする容量を少しずつにしてみましょう。
一部移行できない曲もある
こんにちは。一部の曲やアルバムは権利の問題により移行されない場合がありますことをご了承下さいませ。また移行作業は何度でも行って頂けます。一度目で上手く行かなかった場合、再度移行することで成功したという例が多く報告されていますので、お手数ですが、お試し頂ければと存じます。
— TeamYouTube (@TeamYouTube) August 31, 2020
GooglePlayMusicからYouTubeMUSICへの移行は利用ができなくなるまで、何度でも行うことができます。
一度目の移行で上手く移行ができなかった場合は再度試してみましょう。
ただ、権利やライセンスの問題により一部楽曲は移行されないこともあります。
また、移行後に権利やライセンスの問題が解決すれば、自動的に表示されることもあります。
注意点
YouTubeMUSICとGooglePlayMusicにはさまざまなシステムの違いがあります。
Google Home miniでプレイリストは再生できない
GooglePlayMusicではプレイリストを登録することで、Google Home miniで任意の曲を流すことが可能でした。
YouTubeMUSICでもYouTubeMUSICプレミアムに加入すれば、曲の再生は可能なのですが、プレイリストなどを選んで音楽を再生することはできません。
再生されるのは、リクエストした曲やアルバムに基づいて曲が集められたステーションになります。
曲の購入はできない
YouTubeMUSICでは個別に曲を購入するコンテンツがありません。
サブスクリプションのサービスなので、月額料金を払って楽しむサービスになります。
無料での利用も可能ですが、無料で利用する場合には広告の表示などさまざまな制限がかかってしまいます。
YouTubeプレミアムに加入しないと利用できないことが多い
無料プランで出来ないこと
- オフライン再生(自身でアップロードした楽曲は可能)
- バッググラウンド再生
- Google Home・Chromecast Audio で音楽を再生
GooglePlayMusicでは、オフライン再生やバッググラウンド再生は無料のプランでも利用できました。
ただ、YouTubeMUSICの場合はYouTubeMUSICプレミアムに加入しないと利用できません。
YouTubeMUSICプレミアムの詳細については下記記事で紹介しています。
移行するデータが大きいと時間がかかってしまう
移行するデータが少ない場合は、すぐにデータの移行ができますが、莫大なデータがある場合は移行にかなりの時間がかかってしまいます。
ただ、移行している最中でも、順次楽曲の再生などは可能です。
自分の曲でもダウンロードはできない
YouTubeMUSICプレミアムでは、オフライン再生をするための保存は可能です。
ただ保存したデータはYouTubeのみで再生可能となっており、デバイスにダウンロードすることはできません。
YouTubeMUSICのアプリを消してしまうと保存したデータは消えてしまいます。
GooglePlayの残高は利用できない
GooglePlayMusicでは、GooglePlayの残高を利用して楽曲の購入ができましたが、YouTubeMUSICでの使用はできません。
楽曲の購入をGooglePlayでしておきたい場合は、GooglePlay MusicStoreの使用期限である2020年9月30日までに使用しておきましょう。
YouTubeMusicにない機能は今後もアップデート予定
利用可能になった機能
- プレイリストの作成
- 曲のアップロード
- 一時保存(Androidのみ)
- 探索タブの実装
YouTubeMUSICはGooglePlayMusicが終了することに伴い、さまざまな新機能を実装しました。
GooglePlayMusicを利用していた人が、簡単にYouTubeMUSICを利用するためです。
今後もGooglePlayMusicユーザーからの意見を取り入れアップデートする予定となっています。