Twitterで、インスタやLINE同様に投稿後24時間で消える「ストーリー」が実装されるのではないかという噂が出ています。
この噂が出た経緯、本当に実装されるのかなど、気になるポイントを詳しく解説します。
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Twitterで「ストーリー」が実装される噂
Twitterユーザー間で、インスタやLINEなどのSNSで採用されている「ストーリー」機能が実装されるのではないかという噂が飛び交いました。
Twitterで利用できる「ストーリー」は、現在実証実験中の段階で、将来的に実装される可能性があります。
「ストーリー」の実装には、ユーザーの意見が分かれていることを伺えました。
ユーザーの反応
- 「実装してほしいと思っていたから嬉しい。」
- 「インスタと同じように使えるのは気になる!」
- 「Twitterでストーリーを実装する必要はあるのか疑問に思う。」
- 「他のSNSを模倣した感じがして少し残念。」
Twitterユーザーの反応は以上のような意見が目立っており、実装を歓迎しているユーザー。否定的なユーザーと二分化されています。
名称は「Fleet(フリート)」。仕様は他のSNSと同様に24時間後消える
We’ve been listening to this feedback and working to create new capabilities that address some of the anxieties that hold people back from talking on Twitter. Today, in Brazil only, we’re starting a test (on Android and iOS) for one of those new capabilities. It’s called Fleets. pic.twitter.com/6MLs8irb0c
— Kayvon Beykpour (@kayvz) March 4, 2020
Twitterでは「ストーリー」を「Fleet(フリート)」と呼称。
現在実証実験中のため、この名称が将来的に変更になる可能性もあります。
「Fleet」は、文章もしくは画像を投稿することができるほか、画像内にスタンプや文章を添えて投稿することができます。
基本的には、インスタやLINE、YouTubeのような投稿形式で、これら同様に投稿後24時間で自動的に削除されます。
従来のTwitterは、「ツイート」を作成してタイムラインに送信することでシェアすることを主体としていましたが、「Twitter」の概念を打ち破るような新たな投稿形式を加えるのは今回が初めてでしょう。
フォローしていなくてもプロフィール公開していれば閲覧可能
気になるのは投稿した「Fleet」がフォローをしていないユーザーやアカウントを作成していないビジターが閲覧することができるかという点です。
また、「Fleet」機能をTwitter内に非表示にしたい場合、ユーザー側が任意で「オフ」にできるかといった詳しい仕様までは不明です。
ですが、Twitterの傾向から見ると一度実装した機能は全ユーザーに適用され、それらを任意で非表示化ができないことが多いため、「Fleet」でも同様の実装方法が採られるものと思われます。
Fleetを「リツイート」や「いいね」「リプライ」はできる?
Twitterの醍醐味と言えば投稿に対しての「リツイート」や「いいね」、「リプライ」の送信です。
.@Twitter is testing #Fleets , tweets that will disappear after 24 hours. You won't be able to retweet Fleets and replies will show up as direct messages to the original tweeter, not as a public response.https://t.co/rDH7GEASb6
— Tech2 (@tech2eets) March 5, 2020
海外ニュースサイトではこの話題について言及しており、
要約
- Fleetに対してリツイートはできない。
- リプライはできないが、Fleet作成ユーザーに対して「ダイレクトメッセージ」は可能。他ユーザーに閲覧されることは無い。
- 「いいね」はFleetに対してスタンプでアクションしていることから、この方式を採用すると思われる。
ツイートとは異なる仕様で提供されているようです。
あくまで「シークレット」要素を含んだ投稿形式で、「バズる」や「リプライ」といった体験はできない仕様になっています。
現在は「ブラジル」で実証実験中
「Fleet」は、ブラジルのTwitterユーザーに対して実証実験を行っています。
今後、ブラジル以外の国のユーザーが「Fleet」の実証実験に参加できるかについてはアナウンスされていないため、場合によっては「正式に実装」されるまでのお預けになる可能性があります。
気になる投稿方法と閲覧方法は?
「Fleet」の投稿方法ですが、「ツイート作成」同様に「ツイートボタン」からアクセスし、カメラアイコン横に新たに「Fleet」ボタンが新設されるのではないかと思われていましたが、
タイムライン(「ホーム」画面)の最上部に他SNS同様にストーリー同様にプロフィールアイコンが横一列で表示され、「Fleet」を閲覧したいユーザーのアイコンをタップすることで閲覧することができます。
「Fleet」を作成したい場合は、一番左に表示された「(自分のアイコン)+ボタン」をタップすることで新規作成ができるようです。
日本での実証実験の実施日や実装日について
この「Fleet」をいち早く体験したいユーザーは多いと思います。
気になる日本での実証実験開始日、実装日を予測していきましょう。
現在のところ「日本」での実証実験・実施日は未定
現時点で、「ブラジル」以外のTwitterユーザーは参加することができないようです。
これに加え、日本での実証実験開始日並びに実装日も案内されていないため、実証実験が行われるのか・具体的にいつ出るのかといった詳細は不明です。
「ブラジル」以外の国でもフィードバックを収集するものと思われるため、早くて今月下旬もしくは来月以降に実証実験を始めるのではないでしょうか。
過去の傾向からテストユーザーが無作為で選出される
Twitterでは、新機能実装前にTwitterユーザー内から無作為に選出したユーザーを「テストユーザー」として新機能の提供を行い、フィードバック収集後に「実装」という形式を採っています。
実証実験中は、アカウントによってはテストユーザーに選出されない場合もあるため、具体的にどのような条件で選出されるかは不明です。
恐らくですが、
上記の条件を満たすアカウントが選出されているものと思われます。
実証実験から3ヶ月~6ヶ月で実装されると予想
Twitter内で提供されている機能の「トピック」は、2019年8月に実証実験を経て2019年11月に実装されました。
概ね3ヶ月程度で全ユーザーに提供されたもののため、「Fleet」もトピック同様の経緯であれば実証実験の3ヶ月後以降に実装されるのではないかと予想されます。
実装されない場合もあり
なお、「Fleet」の実証実験が行われているからと言って必ずしもTwitterで実装されるとは限りません。
本機能を開発しているチームでの協議・進展次第によっては中止する可能性も否めなくはありません。
また、Twitterでは一部のテストユーザーからのフィードバックを収集していることもあるため、参加したユーザーの中で「Fleet」に対する否定的なフィードバックが多いと実装の延期や中止に繋がる可能性もあります。
今後の進展が非常に気になる機能ですが、多くのユーザーが気になっている新機能のため、可能な限り実現してほしいものでしょう。