現在、zenly(ゼンリー)の代わりとなるアプリとしてNauNau(なうなう)やSnapChat(スナチャ)が話題になっています。
今回は、ゼンリーの代わりはなうなうとスナチャどっちがいいのか徹底解説徹底解説していきます。
ゼンリーzenlyがサービス終了へ
2022年9月1日に運営であるzenly社を買収したsnap社が、コミュニケーションアプリのゼンリーをサービス終了すると発表しました。発表当初はサービス終了日を公表しませんでしたが、12月3日にサービス終了することを決定したと公式Twitterで公表しました。
ゼンリーは約9年以上海外を中心に親しまれたアプリでした。コミュニケーションアプリとしてだけでなく、浮気調査アプリとして活躍する反面、位置情報共有アプリでもあるためストーカ事件の要因になる危険性もありました。
運営会社Snapでリストラが発表
ゼンリーを現在運営しているSnap社では、9月1日の発表で事業の再構築のために収益やコミュニティの成長に貢献しない事業への投資削減または停止が発表されています。そのため、その事業に関連する20%の従業員を削減するとも発表しています。
この影響で、ゼンリーはサービス終了が決定しています。
ゼンリーと同じような機能が揃っている
なうなうには、ゼンリーと同じような機能が揃っています。位置情報を共有したり、画像をチャットで送ることもできます。
また、ゼンリーと同様ゴーストモードも使用することが可能です。ただ、ゼンリーとは異なり現時点ではゴーストモードにしていることを隠す機能は検討中となっています。
なうなうのデメリット
なうなうはゼンリーの代わりとなるアプリとして様々な層からの期待を寄せられていますが、もちろんデメリットも存在します。ここからは、なうなうのデメリットについて解説していきます。
なうなうは個人が開発しているアプリ
なうなうは、22歳の大学生が作ったアプリとしても話題になっています。なうなうはりらくるの創業者としても有名な実業家・起業家の竹之内教博社長がプロデュースしているアプリでもあり、これまでに数々の事業を成功させてきた実績があるので今後大きく成長すると期待を寄せられているアプリです。
しかし、スポンサーがいるとはいえ個人開発のアプリなのでセキュリティ面において位置情報を悪用されるリスクがあります。特になうなうは位置情報を利用するため、位置情報のデータを悪用されてしまう可能性もあります。
不具合が多い
なうなうはリリースからまだ3か月程度しか経っていないアプリです。また、急になうなうの利用者が急増したことにより、現在は予期しなかった不具合が発生していると開発者は対応に追われていることをTwitterで明かしています。
位置情報の共有にラグがあったり、友達リクエストを受信できなかったりしていると、複数の不具合が報告されています。
穴埋め機能がない
ゼンリーを使用するユーザーの楽しみ方の1つとして、穴埋め機能があります。穴埋め機能とは、訪れた所を記録する機能を活用して、マップ上を埋めるという楽しみ方の事です。
この機能を活用して大きな駐車場があるところを記録したり、旅行先で泊まったホテルや旅館、また来たいと思った場所を記録していたユーザー達もいます。そのため、この機能を利用できないなうなうは物足りない感を感じているユーザーが増加傾向にあります。
スナチャのメリット
ここからは、スナチャのメリットを紹介していきます。
スナチャはゼンリーと運営会社が同じ
スナチャは、ゼンリーを買収したSnap社が運営しているアプリです。また、そのSnap社がゼンリーをサービス終了とした理由に事業の再構築を掲げています。
そのため、今後スナチャへの投資が増えることが期待されており、同じ会社が運営していることによる安心感があるという声が挙がっています。
位置情報以外の機能も人気
スナチャは、写真や動画のフィルターが人気のアプリでもあります。女性の顔に変化したり、アニメ調の顔に変わることもできます。
また、スナチャは国内外を問わず様々な芸能人が利用しています。その背景には、Twitterのフリート機能のような自動消滅投稿が魅力的であることが寄与しているという意見があります。
スナチャのデメリット
ここからは、スナチャのデメリットを解説していきます。
衛星写真で表示できない
ゼンリーでは、衛星写真による位置情報の共有ができていました。そのため、地図を見るのが苦手なユーザーも写真を頼りに友人や恋人と合流しやすくなっていました。
しかし、スナチャには衛星写真による位置情報共有機能が実装されていません。そのため、不便さを感じるユーザーが増加しています。
プライバシー侵害の可能性がある
スナチャは、位置情報を共有しているアプリですが何故か電話や連絡先への許可を求められます。必要のない許可要求に、不信感を持つユーザーもいます。
また、スナチャにはすぐに投稿が自動的に消えるという特徴があります。そのため、あまり人に見せるべきでは無い投稿が目立つこともあります。
すぐに消えるとはいえ、スクリーンショットや画面収録による魚拓という抜け穴があるので注意が必要です。
アバターの作成が必須
スナチャでは、近くのユーザーがいるとマップ上にフレンドのアバターが表示されるようになっています。このアバターの作成がスナチャでは必須となっています。
しかし、アバターの作成に手間を感じたりアバターのテイストに忌避感を感じてしまうユーザーもいます。
UIが分かりにくい
スナチャは、ゼンリー社から買収したゼンリーアプリとは異なりSnap社が独自に開発していたアプリです。そのため、UIデザインもゼンリーとは全く異なります。
そのため、ゼンリーの操作感に慣れていたユーザー達からはUIが分かりにくいと批判の声が挙がっています。
起動後のインカメラ画面が不快
スナチャは、仕様で起動時にインカメラが起動してしまいます。また、インカメラに突然無表情の自分の顔が突然写ってしまうので不快に感じるユーザーもいます。
特にインストールしたばかりのうちはなかなか慣れないという声が増加しています。
なうなうとスナチャどちらが良いのか
ここからは、結局ゼンリーの代わりとなるアプリとしてはなうなうとスナチャ、どちらが良いのか解説していきます。
なうなう | スナチャ | |
ゼンリーのUI | 近い | 遠い |
利用用途 | 位置情報共有 | コミュニケーションツール |
金額 | 無料 | 基本無料(サブスクあり) |
開発者 | 個人 | 企業 |
アバター作成 | 不要 | 必須 |
共有できるもの | 位置情報、歩数、バッテリー残量 | 位置情報のみ |
操作感 | 動作が重い | 重くない |
フレンド追加 | QRコードとID | スナップコード、ID |
フリーズ | なし | なし |
衛生写真 | あり | なし |
バグ | 多い | 少ない |
チャットの送信取り消し | 不可 | 可能 |
画像の送信 | 可能 | チャットとしてなら可 |
スポット検索 | 不可 | 可能 |
地点保存 | 不可 | 可能 |
近くにのフレンド表示 | 可能 | 可能 |
WEB版 | なし | あり |
ゴーストモード | 実装検討中 | あり |
利便性を求めるならなうなう
利便性も重視するユーザーには、なうなうがおすすめです。なうなうはゼンリーに近いUIデザインです。
また、ほぼゼンリーと同じような操作感で使用できるので新しく覚え直すのが苦手な方にもおすすめです。
安定感を求めるならスナチャ
安定感を重視するユーザーには、スナチャがおすすめです。アバター登録やUIの違いなど不便な点はありますが、同じ運営会社が開発しているアプリです。
Snap社はゼンリーの機能を正式に引き継ぐことができる企業なので、今後ゼンリーの機能がそのままスナチャで使用できるようになる可能性があります。
どちらのアプリも位置情報を利用される可能性はある
スナチャでもなうなうでも、位置情報をもとに相手の位置を把握したり合流したりしています。両アプリが位置情報を売る可能性がないとはいえません。
また、位置情報アプリを利用した犯罪に巻き込まれる可能性もあります。使用の際は、互いの住所を知っている間柄の関係の人と共有する程度に留めましょう。
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