ラジオサービスの「radiko」では、スマホやパソコンでラジオを聴くことが出来るということで、ラジオファンの人にとっては欠かせないアプリとなっています。しかし、今回のアップデートで一部仕様変更が出てしまい、ユーザーが困惑する結果となってしまいました。
今回はラジオサービス「radiko」で録音ができない場合の原因と対処法、仕様変更について徹底解説します!
コンテンツ
ラジオサービス「radiko」で録音ができない
ラジオサービス「radiko」で、ラジオの録音ができないという問題が発生しています。
radikoに録音機能があるわけではありませんが、外部のサービスを利用することでラジオの録音が可能です。リアルタイムで聴くことが出来なくても、録音を利用すれば後々聴くことが出来るので、一部のユーザーから重宝されている機能でした。
しかし、これらのサービスを利用しても音が入っていない、そもそもエラー表記が出て録音ができないなどの問題が発生しています。
ラジオを聴くことができない
一部のユーザーの間では、録音だけではなく、ラジオそのものを聴くことが出来ないという問題も出ています。ラジオを聴こうとしても開くことができない、ラジオの放送が一部止まってしまうなどの問題が出ている状態です。
また、他にもログインをしなおす必要があるなどの問題が確認されています。
ラジオサービス「radiko」で録音出来ない原因
ラジオサービス「radiko」で録音が出来ない場合、不具合などの可能性もありますが今回は違う可能性が高いでしょう。
2020年12月1日(火)にアップデートがあり、そこでサービスの仕様変更があったため録音系のサービスを利用できなくなっています。
サービスの仕様変更
具体的なサービス仕様変更の内容としては、WebサイトのSSL化を行っており、URLの一部が「http→https」に変更されています。
SSL化とは、ブラウザとサーバー間の通信を暗号化することです。ブラウザとサーバー間で通信を行う際、第三者に通信を傍受・改ざんされてしまう恐れがあります。しかし、この時に暗号化された通信であれば、第三者が傍受した場合でも内容を知ることができないので深刻な事態を防ぐことが可能です。
このSSL化を行ったことでURLが一部変更されたため、ブラウザを利用して録音するサービスがほとんど聴けなくなっています。
リセット
- 聴取履歴
- プレイヤー音
- タイムフリーの同意ダイアログ
また、今回の仕様変更に伴って、上記の項目がリセットされているのでご注意ください。
録音対策の可能性
今回の仕様変更は、録音対策で取られたという可能性も考えられます。
radikoを録音できるサービスは複数ありますが、いずれも公式のものではありません。また、公式内では「タイムフリー」という聴き逃した場合の配信も行っています。
これらのことから、外部サービスで録音を防ぐために対策されたという可能性も考えられるでしょう。
ラジオサービス「radiko」で録音ができない場合の対処法
ラジオサービスの「radiko」で録音が出来ない場合、いくつか対処法が考えられます。
対処法
- アプリのアップデート
- OSのアップデート
- 通信状況の確認
- デバイスの再起動
- 時間を置く
タイムフリーで聴く
radikoには「タイムフリー」という聴き逃した場合に1週間後までラジオを聴ける機能があります。
アプリを開き、左下の「番組表」上部にある日付を選択し、聴き逃したラジオの日付を選択します。
ラジオの日付を選択したら、その日の番組表から聴きたいラジオを選択し、再生ボタンを選択すればOKです。
録音をせずとも後日聴くことができる正規の機能なので、ぜひ活用していきましょう。
また、タイムフリー機能は、現在いる地域の放送のみ無料で聴くことが出来ます。
全地域の放送をタイムフリーで聴く場合は「radikoプレミアム」のエリアフリー機能が必要です。radikoプレミアムは「月額350円(税別)」がかかるのでご注意下さい。
録音機器を利用
ICレコーダーやスマホの録音機能を利用して、PCなどで聴いているradikoを直に録音するという手もあります。
スマホのアプリで聴いている場合、同じデバイスで録音を開始するとラジオの音声が止まってしまうのでお気を付けください。
アプリを利用
ブラウザからの録音や同デバイスの機能で録音することはできませんが、アプリであれば録音することが可能です。
この3つのアプリはradikoで放送されているラジオを録音することが可能です。基本的にURLを利用する録音アプリでなければ利用可能です。
「ラジカッター」と「TFDL」はAndroid限定アプリですが、「らくらじ」はiOSとAndroidのどちらも対応しています。
さらにらくらじはWindowsとMac版の「らじれこ」も展開しているため、サービスとしても非常に充実していてとてもおすすめです。
録音ツールが今後対応する可能性
ブラウザ版radikoを録音するツールとして「らじれこ」や「radikool」が有名です。
これらのツールは現在利用しても録音することが出来ませんが、今後はツールも新しい暗号化されたURLに対応していく可能性があります。これまで通りサービスを利用できる可能性もあるので、どうしてもという場合はそちらを待ちましょう。