ゲーム好きなら誰もが知るロングヒットタイトル「ゼルダの伝説」シリーズ。
その最新作である「ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド」がVRに対応すると発表されました。
元々ノーマルな画面用に開発されたゼルダがVRに対応するとはどういうことなのか?徹底解説していきます。
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ゼルダのゲームがVRに!?
2019年4月5日、任天堂は公式HPで、ゼルダの伝説BotWがVR対応することを発表しました。
新規タイトルではなく、元々発売していたタイトルをVR化するというのは例のないことで、ネット上は一時騒然とし「デマではないか?」という声も飛び交いました。
ゼルダの伝説BotWがVRに対応
ゼルダの伝説BotWがVR化すると言うのは、任天堂の公式HPで発表された正式な情報です。
この発表に際してユーチューブにも宣伝動画がアップされています。
4月26日に無料アップデート
ゼット上では、ゼルダの伝説BotWのVR化について「VR用のカセットを買い直さなくてはいけないのではないか?」という懸念が出ていました。
けれど、任天堂はカセットを買い直す必要はなく無料アップデートで対応すると発表しています。
恐らく自動アップデート対応なので、ユーザー側が何かをする必要はないでしょう。
アップデート後は、ゲームのプレイ中いつでも既存の画面とVRを切り替えることができるようです。
スーパーマリオオデッセイもVR対応
ゼルダの伝説BtoWのVR化と同時に、スーパーマリオオデッセイのVR化も公表されています。
スーパーマリオオデッセイは、全編VR化するゼルダの伝説BtoWとは違い、追加される「帽子の国」「海の国」「料理の国」のみのVR対応になっています。
追加分は少ないですが、VR用に考えられたステージなので、VRならではの遊び方を体験できるでしょう。
VRコントローラー、トイコンとは?
ソフトのVR化は無償ですが、ゲームを楽しむためには専用のVRコントローラー、トイコンを手に入れなければなりません。
下記では、トイコンの基本情報について解説していきます。
トイコンの基本の使い方
任天堂はトイコンを「ゲーム機器ではなく玩具の延長」であるとしています。
そのためPSVRなどとは使い方が異なります。
PSVRはヘッドセットを装着し、手元でコントローラーを操作します。
トイコンはの捜査イメージは、上の画像のマリオが行っている通り。
段ボールで作ったキットに任天堂switchを差し込み、手で支えながら覗き込み、操作をする形態になります。
キットを作るところから楽しんで欲しいというコンセプトのようです。
4月12日にVRキットが発売
4月12日に上記のVRキットが詰まったトイコンセット「Nintendo Labo Toy-Con 04:VR Kit」が7980円+税で発売されます。
VRゴーグルは「バズーカ」「カメラ」「ゾウ」「トリ」「風」と呼ばれるトイコンを段ボールで作るのですが、それが全て入ったセットになります。
同時にVRゴーグルと「バズーカ」のみ同梱された「ちょびっと版」も3980円+税で発売されます。
VRを試してみたいという方は、ちょびっと版で体験してみるのが手軽だと思われます。
今回のアップデートから見る、任天堂VRの可能性
ネットでは、ゼルダの伝説BtoWのVR化に喜ぶと共に、今回のVR化によって見えてきた任天堂VRの可能性の大きさに湧き立っています。
既存のタイトルもアップデートによりVR化
今回、既に発売しているゼルダの伝説BtoWがVR化されました。
これは既存タイトルも、VR対応できるということを意味します。
また、VR向けに開発されたタイトルでなくとも、全編をVR化することができることを意味するのです。
今まで任天堂VR向けに開発されたタイトルは、VRを楽しむことを主目的にした子供向けのモノが多かった印象です。
今後はゲーマー向けに開発されたタイトルもVR化される期待が高まりました。
ネット上では大ヒットタイトル「スプラトゥーン2」や、VRと相性がいいと言われている「メトロイドプライム4」のVR化を期待する声が高まっています。
ゲーマー向けタイトルのVR化によりトイコンの多様化
上で述べた通り、任天堂VRコントローラー、トイコンはユーザーに図工のような楽しさも味わって欲しいというコンセプトの下に作られています。
しかし、本体が段ボールであるため耐久性に不安があったり、コントローラーの位置の関係で長時間プレイすることには不向きという声があったり、ゲーマーからは歓迎されていない部分もあるようです。
今回、ゼルダの伝説BtoWのように、子供から大人まで幅広い層に人気のタイトルがVR化したことで、トイコンの需要が高まりました。
「プラスチック製で耐久力の高いトイコン」など、多様なトイコンが発売されるのではないかという期待の声も多く見られます。