非通知電話が突然掛かってくる!中国語の自動音声が流れる不審な電話の詳細と対処法を徹底解説

普段の生活の中で不審な電話が掛かってきた経験はありませんか?勧誘やセールスなど、稀に掛かってくることがあると思います。

今回ご紹介するのはちょっと変わった不審な電話について取り上げます。中国語の自動音声が流れる不審な電話の詳細についてフォーカスしていきます。

「自分の電話番号はどこで漏れたのだろうか?」そして対処法はあるのかなどを含めてご紹介します。


非通知の電話が掛かってくる

仕事やプライベートなどで利用される電話。普段からよく利用している方が多いと思います。

たまにセールスや投資、その他の勧誘を行う電話が年に数回掛かってくることもしばしば。
そのほとんどは番号が通知設定になっていることが多いです。

しかし、「非通知設定」がされた電話が掛かってくることはありませんか?

その非通知電話。もしかすると事件に巻き込まれてしまう電話かもしれません。詳細と対処法を見ていきましょう。

電話に出ると「中国語」の自動音声が流れる

本記事で紹介する「非通知電話」ですが、少し特殊なものになっています。

掛かってくる非通知に出ると、中国語の音声ガイダンス(自動音声)が流れます。
中国語を理解できる人間は限られますので、ほとんどの方はしばらくすると通話を終了にすると思います。

そしてしばらくすると再び電話が掛かってきます。しかも今度は「通知設定」がされた状態です。

2度目の電話も「中国語」の音声ガイダンスが流れます。

国際電話には「国番号」が割り振られています。私たちに馴染みがあるものとすれば「+81」の日本の国番号です。

ご覧の番号の国番号を見ると「+88」で始まっています。しかし、「+88」は存在しないため3ケタ分が国番号扱いになります。
つまり、この電話番号だと「+887」になります。
調べたところ「+887」は使われていないコードになります。

日本の携帯電話番号は一般的に「3ケタ-4ケタ-4ケタ」になるため、ご覧の番号を見ると「070」で始まっている携帯電話番号だと思われます。
憶測にはなりますが、日本国内から発信されている可能性が高いです。

内容は「あなたの荷物が届いています」

SNS利用者が実際にこの電話を受け、中国語で話している内容を知人に翻訳を依頼したようです。

内容は「中国大使館からのお知らせです。あなた宛の荷物が一つありますので、1を押して詳しく聞いてください」というものだったらしい。
調べると最近急増している自動音声詐欺のようで、ガイダンス通り進んでしまうと架空請求などされるらしい。

@reiinashiroさんより (原文引用) 2018-9-2
(https://twitter.com/reiinashiro/status/1036144963367518208)

話している内容は、「あなた宛てに荷物が届いています。受け取りに来てください。」とのこと。

受け取りを催促する電話のようです。自動ガイダンスのため、指示された番号を押して操作を行うようです。

実際にどのような手口で架空請求が行われるかまでは不明ですが、予想されるものとして

手口

  1. 受け取りの可否
  2. 電話番号の入力
  3. 詐欺グループからの折り返し電話
  4. 受け取りに関する話し合い

この電話は無差別にいろいろな人に掛けているようです。「受け取り可否」の段階で話が進むと、その次のステップとして詐欺グループと接触する可能性が高いです。

「受け取り」の段階では、詐欺グループから「受け取りには税金・手数料がかかる」など適当な理由をつけて金銭を要求し、実際の品物を渡さず(そもそも存在しない)に金銭を騙し取る手口だと考えられます。

音声ガイダンス通りに操作をすると「架空請求」に巻き込まれる

非通知電話の音声ガイダンスに沿ってしまうと、架空請求に巻き込まれる恐れがあります。

ほとんどの方は理解ができないためすぐに切ると思いますが、それが適切な対処法になっているのは間違いありません。

この電話が掛かってくる回数は人それぞれのようです。年に2回~4回と掛かってくるとのこと。

在日中国人を狙った詐欺の可能性が高い

ポイント

  • 無差別に掛けている
  • 言語が中国語であること
  • 「中国大使館」の名義を使っている

上記のポイントから日本で暮らしている在日中国人をターゲットにした詐欺だと考えられます。

現在、在日中国人は90万人を超えています。無差別に掛けているのは、その在日中国人宛への電話なのでしょう。

自分の携帯電話番号に掛かってくるのはなぜ?

ではなぜ中国語の電話が掛かってくるのか。疑問と不安があると思います。

ご自身の携帯電話番号に掛かってくる理由などをまとめました。

考えられる理由

  • 個人情報漏洩
  • 個人情報を盗まれた
  • 不審なアプリ、サイトのSMS認証
  • 個人情報売買

代表的なものとして4つ挙げて詳細に解説していきます。

企業の個人情報流出に巻き込まれた

電話番号が流出するのは、企業の個人情報流出に巻き込まれているかもしれません。

私たちに身近なSNSとして、

  • Twitter
  • Facebook
  • Instagram

いずれも個人情報流出をしたことがあるサービスになります。

さらにGoogleやYahooでもかつて情報流出したことがあります。直近で発生した個人情報流出事件は、「クロネコメンバーズ」の約3,000件です。

アカウント作成などで電話番号を登録することがありますが、もしかしたらどこかのサービスで個人情報が流出した際に、電話番号が詐欺グループに渡った可能性があります。

不審なアプリ、サイトでSMS認証を行った

メジャーではないサービスやアプリでアカウント作成を行う際に、SMS認証を行うものがあります。

もしかすると、そのSMS認証で入力した電話番号が知らずに保存され、情報流出や売買に掛けられている可能性があります。

自分の直感や周りの人の意見(レビュー)を参考するなどをして回避行動をとる必要があるかもしれません。
特に海外サイトなどを利用する際は注意しましょう。

自分や家族・友人などのアドレス帳から流出した

スマホがウイルスなどにより乗っ取られ、情報を盗まれているケースも考えられます。

自分が原因でなくても、自分の情報を登録している第三者から情報が流出しているかもしれません。

実際のところ「個人情報売買」は行われている

有名な話ですが、以前までは「連絡網」が学校で採用されていました。

連絡網には氏名、電話番号、メールアドレスが記載されており、学校のクラス内限定で配布。
当時は子どもたちが配布された連絡網を持ち帰っていました。

しかし、現在ではこの「連絡網」を撤廃の動きが盛んになっています。
撤廃された理由として、この連絡網を名簿業者などに転売されていたためです。

名簿業者に渡った情報はさらに別の企業へと売られます。このやり取りが何回も繰り返され、自身の情報が意図せず拡散していきます。

もしかすると、様々な場面で書き込んだ個人情報が知らずに売買されている可能性もあります。

その情報を基に詐欺グループから電話が掛かってくる原因になっているかもしれません。

対処法

知らない番号から掛かってくる電話をシャットアウトにしたい場合、どうすればいいのか。適切な対処法をまとめました。参考にすると良いかもしれません。

掛かってきても無視をする

一番の最善策。掛かってきても無視をすることです。電話に出ても喋らずに「通話終了ボタン」を押して相手にしないのも大切です。

たったこれだけで被害に遭わずに済みます。

着信拒否をする

着信拒否

  • 特定の電話番号を着信拒否にする
  • 「非通知」はすべて着信拒否にする

着信拒否手順

何回も掛かってくる場合は、着信拒否をしてしまうのが良いでしょう。

iPhoneの場合、発信者が分かるものに関しては電話アプリ上で簡単に着信拒否を行えます。
電話アプリの「履歴」で着信拒否をしたい番号の「インフォメーション」マークをタップします。

「この発信者を着信拒否」の項目をタップします。

引き続き表示される「連絡先を着信拒否」で完了です。

着信拒否編集方法

着信拒否にした番号を解除したい・番号を確認する場合は、「設定」アプリから行います。

項目内の「電話」をタップします。

続いて、「着信拒否設定と着信ID」をタップしましょう。

着信拒否中の電話番号一覧が表示され、こちらで解除なども行えます。

「連絡先」リストからも削除ができるようになっています。

非通知を着信拒否する方法

非通知を着信拒否する場合は、キャリアによって異なります。

「au/ドコモ/ソフトバンク」の大手キャリア3社の方法を解説します。その他キャリアをご利用中の方は、契約先でご確認ください。

au

auの非通知着信拒否設定には、追加オプションの加入を行う必要はなく、無料で利用できます。

auには「番号通知リクエストサービス」と呼ばれるものがあります。

番号通知リクエストサービス

非通知で掛かってきた番号に対して「番号を通知できるように設定してからお掛け直しください」とガイダンスを流すものになっています。

設定方法はとても簡単です。

au契約者の方は、発信番号を

「1481」にダイヤルをするだけでサービスが起動します。

逆にサービスを停止したい場合は1480」にダイヤルを行うだけです。

ドコモ

ドコモでもau同様に追加オプションの加入を行う必要はなく、無料で利用できます。

サービス名は「番号通知お願いサービス」で、au同様に非通知の場合は音声ガイダンスで「発信者番号通知をオンにしてください」とガイダンス音声が流れるようになっています。

設定方法はauと若干異なります。

ドコモ契約者の方は「148」にダイヤルをします。

その後、ガイダンス音声に従い操作を行います。入力する番号でサービスの起動/停止を行えます。

オン/オフ切り替え

  • 「1」でサービスの利用開始
  • 「0」でサービスを停止

ソフトバンク

ソフトバンクはau、ドコモと異なり月額100円の「ナンバーブロック」の番号通知サービスを利用します。

厳密にいうと一度非通知で掛かってきたものに応答し、応答終了後に非通知固有の番号を登録して拒否するものになっているため、auとドコモより利便性は劣ります。

申し込み方法

  • ソフトバンクショップ店舗
  • 「My Softbank」

申込は上記2つの方法があります。

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