DMM.comがマスターカードで支払いできなくなる真相や表現規制が原因なのかなど徹底解説

DMMでマスターカードが使えなくなり、表現規制が関係するのではないかと話題です。

今回はDMMでマスターカードが使えなくなる詳細や表現規制が関係するのかなど徹底解説していきます。

DMMでマスターカードが使えなくなると話題に

DMM.com

DMM.comは7月20日に突然、MasterCardブランドのクレジットカードと契約終了し、7月29日午後2時以降は決済に使えなくなると発表しました。

公式HPにアクセスすると「MasterCardをご利用のお客様へ」という案内があり、契約が終了して使えなくなる旨と変更手続きを促す文言が見られます。

DMM.comは29日以降には、Visa、JCB、American Express、Dinersブランドのクレジットカードを利用するように促しています。

動画や株、英会話、FANZAなど様々な事業を展開するDMM.comで世界的に有名なマスターカードが使えなくなる事、そして利用できなくなります。

表現規制で口出しされたのではの声

DMMでマスターカードが使えなくなった事について、ネットではマスターカードからDMMに表現規制の口出しがあったのではないかとの噂が出ています。

海外では表現の規制がより厳しくなっており、2021年2月に大手クレジット会社から複数の出版社に対して、商品の表題に「○○○人事件」等の特定の表現がある商品では、クレジット決済が取り扱えなくなる旨の通知があった事も発覚しています。

DMMにもクレカ会社から表現規制の話が来ているという情報も出ており、それがマスターカードだったのではないかとの予想に繋がっている訳です。

イギリスでは表現産業を規制しているのは政府や国際条約ではなく、VISAやマスターカードだという声も出てきています。

Skebでは独自コインを発表

クリエイターの活動に正しく金銭を発生させて支援する事を目的としたサービスSkeb。9月からSkebはSkeb Coinという仮想通貨を発行してIEOに参加する事が発表されています。

このSkeb Coinは主にSkeb内の支払いに使われる事を目的としていると見られ、新しいクリエイター支援の形が注目されています。

Skeb公式は大手クレジット会社から複数の出版社に対して、商品の表題に「○○○人事件」等の特定の表現がある商品ではクレジット決済が取り扱えなくなる旨の通知があった事に触れています。Skebはクレカに頼らない同時の決済方法を探している様子で、それがSkeb Coinに繋がったと見られています。

Skebについては以下の記事で詳しく解説しています。

Skeb(スケブ)の全ての手数料完全無料化の詳細や「スケブの利益は大丈夫?」について徹底解説

支払の変更方法

こちらにアクセスして右上の人物アイコンをタップし、「アカウント情報」に進みます。

「クレジットカード」をタップし、「クレジットカード登録・変更」に進みます。

これで新しいクレジットカードを登録する事ができます。

スマホ払いや決済アプリ経由でマスターカード使う手も

DMMを使っている方の中には、マスターカードしかクレカを持っておらず、新しく他のクレカを申し込むのも面倒という方もいます。またクレカの支払いを管理するために、マスターカード以外増やしたくないという声も見られます。

そう言った方はスマホ払いや決済アプリ経由でマスターカードを使う手もあります。DMMはポイントチャージの決済方法としてドコモ払いや楽天ペイなどの決済方法が用意されています。

これらの決済方法を利用し、その決済方法の支払いにマスターカードを使えば、実質的にマスターカードでポイントチャージが可能になります。

楽天ペイの始め方、登録から支払い手順まで徹底解説

なぜDMMでマスターカードが使えなくなるのか

下記ではなぜDMMでマスターカードが使えなくなるのかを紹介していきます。

公式からの発表は諸条件が折り合わなかった

DMM.com公式側はマスターカードの契約解除について、「諸条件が折り合わなかった」としています。細かい情報については開示できないと言う事で、実際に成人向けコンテンツを含む表現規制が原因であるかは不明です。

マスターカードの契約解除に子会社であるFANZAが含まれている事についても、DMM側がFANZAのマネジメントや相談を受けているので決済手段を合わせたとしています。

交渉は3ヶ月前から続けており、いよいよ折り合いがつかなかったため、急な発表になったとされています。

クレカ会社が成人向け動画や雑誌を廃刊にしたことも

成人向けのコンテンツは海外で特に問題になっており、ニューヨークタイムズが動画サイトPornhubを批判する記事を出したことがあります。この時マスターカードとビザカードがPornhubの違法性を調査し、ビザカードが決済を停止しました。

これによりPornhub側は承認ユーザー以外の投稿動画800万本を削除するに至っています。

他にもマスターカードはGAZETA.PL、BNP PARIBASと共にポーランドで一番売れていた成人向け雑誌を買収。自分たちで新たに編集し直した「これっきりの最終号」として国際女性デーに発行し、そのまま廃刊にしたこともあります。

こういった事もあり、マスターカードがDMMのコンテンツに口出ししたのではないかとも言われている訳です。

patronや他のサイトでも広がる可能性

海外ではクリエイター支援のサイトとして、patoronというサイトが人気で、YouTubeから移行する人も増えています。日本で言えばSkebやPixivなどが近いのですが、このpatoronもクレカ会社からの規制が強くなってきています。

DMM.comのマスターカードとの契約解除はこの規制に対抗する日本での大きな対処の始まりにすぎない可能性もあります。

今後もクレカ会社と契約解除をするサイトが広がっていくことも考えられるので、動向を見守っていく必要があるでしょう。

手数料割合や別条件の可能性もある

アスターカードの契約解除の理由がコンテンツへの規制だと言うのはあくまでも推察でしかありません。DMM側が明言している訳ではないので、手数料割合の交渉の決裂やその他の要因も有り得ます。

またDMMは自社ブランドの「DMM JCBカード」の発行に力を入れており、ウマ娘や千年戦争アイギスといったコラボカードや4％還元など様々なキャンペーンが展開されています。

こういった中でマスターカードと問題が起き、それが1つの要因となって契約解除に至った可能性もあるでしょう。