今回は、4月1日に決定された新年号「令和(れいわ)」の意味と、いつから適用されるか等を徹底解説していきます。
新年号が発表される時を心待ちにしていた国民も多いですし、インターネットでは様々な新年号の予想がありましたよね。
今回決定された「令和」はどういった意味があり、いつから開始するのか、下記で徹底解説していきます。
コンテンツ
新年号が「令和」に決定!
2019年から、現天皇であった「明仁陛下」が退位されることが決定しました。
日本では天皇が退位したタイミングで新しい年号が決定されるので、今回も原則通り、新しい年号に変更することが決まっていました。
明仁陛下の時代は「平成」、平成は31年まで続きました。
明仁陛下のご子息である「浩宮殿下」が新しい天皇となるのですが、浩宮殿下の時代はなんという年号なのでしょうか。
新年号は「令和」です!
4月1日に閣議が開かれて年号を決定したのですが、この閣議が11時40分ごろに終了し、そのタイミングで全国民に向けて新年号「令和」が公表されたのです。
新年号に関してはあらかじめインターネット上で様々な予想がされていましたよね。
2019年新しい年号はいつから!?決め方や候補について徹底解説
いずれのサイトでも令和と予想されたものはなく、TwitterなどのSNSでも、令和と予想していた人は、ほぼいないように見受けられました。
大方の予想に反した年号だということもあって、さらに話題になっています。
新年号「令和」の意味・由来は?
新年号「令和」はどのようなものを参考にされて決められ、どういった意味を持っているのでしょうか。
平成は「平和が達成される」という意味があったように、令和にもちゃんとした意味が込められています!
新しい世の中になるので、日本がどのような世の中を目指そうとしているかくらいは、知っておいたほうがいいかもしれません。
「令和」の意味
まずは、令和の意味について紹介します。
以下が、令和の意味として、安倍晋三総理大臣が発表したものになります。
人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ
人々が美しく心寄せ合う中で、文化が生まれ育つという意味が込められています。厳しい寒さの末に綺麗に咲き誇る梅の様に、日本人ひとりひとりが美しい花を咲かせれるような時代に。
これは、年号決定のための閣議が行われたすぐあとに行われた記者会見(12時ごろ)に発表されました。
「令状」「号令」などの単語に使われる「令」は律と共を守るための決まりという意味があります。
「和」はその名の通り平和や日本そのものを意味していますよね。
この2つの感じを組み合わせた意味が、安倍総理大臣が発表した意味そのものになります。
令和の出典は?
今回決定された新年号の令和は、どのような由来があって決定されたのでしょうか。
出典は日本古来の和歌集である「万葉集」の一文からです。
初春の「令」月にして、気淑く風「和」ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫す。
この文章の中の令と和を取ったということですが、この短歌自体は「宴会」の様子を詠ったものです。
その後の短歌の情景描写から見て、「人々が楽しく平和な世を過ごしている」ということがわかるので、令和とも意味が被っている部分がありますよね。
ちなみに、日本の文献・和歌集から引用されて年号が決定したのは、この令和が初とのことでした!
「令和」は年号を決定する条件に当てはまっている?
今回決定された令和も、「元号法」に基づく年号決定基準通りのものになっています。
元号法による年号決定基準に関しては、以下の記事を参考にしてください。
2019年新しい年号はいつから!?決め方や候補について徹底解説
令も和も読みやすい・書きやすい漢字で、なおかつ令和の意味も、国民がこれから掲げていくのにふさわしいものになっていますよね。
日本の歴史を遡っても令和という年号はありませんでしたし、人名や地名とも被っていませんでした。
例年通り、年号の決定基準通りに適切に決定された年号であることがわかりますよね。
新年号「令和」はいつから適用?
新年号「令和」はいつから適用されるか見ていきましょう。
原則として現天皇陛下が退位して、次の天皇陛下が即位する際に年号も変えられるので、今回の場合もその通りに変更されることが決定しています。
果たして、いつ天皇陛下が即位するのでしょうか。
「2019年5月1日」より令和の年になる!
令和が適用されるのは5月1日からです!
なぜ1カ月後に年号が変わるのに今のタイミングで発表されたかというと、国民や各企業や公的機関が新年号に向けて準備するためです。
発表されたその日に年号が変わった場合、まだ平成の名残が残っている人は、何か重要な書類を書く際に、今日の日付に間違って「平成」と書いてしまうかもしれませんよね。
この1カ月の間に令和に馴染んでくださいということです。
年号と西暦の関係はどうなる?
令和が5月1日から適用されるので、5月1日は「令和元年」となりますよね。
この場合は、令和元年は「2019年5月1日から2019年12月31日まで」です。
翌年の2020年には令和元年ではなく「令和2年」となるわけです。
2019年4月30日までは平成が続くわけなので、2019年生まれの人は「平成生まれ」と「令和生まれ」の2パターンあることになります。