最近では、編集作業が必要となってくる動画配信サービスよりも、気楽に始められるライブ配信サービスが人気となってきています。中でもゲーム配信を始める人が多く、これから配信を始めたいと考えている人の中には、どのライブ配信アプリを利用したら良いか迷っている人もいるでしょう。
今回はゲーム配信ができるライブ配信サービスのランキングを徹底解説します!
ゲーム配信ができるライブ配信サービス
ライブ配信人口が増加し、視聴する側では無く配信を行う側としてゲーム配信をする人は増えてきています。
ゲーム配信を行うまでのハードルも下がっており、多くの機材を用意しなくても簡易的に行えるので、気楽に配信活動を行う事が可能です。
しかし、ゲーム配信には権利関係の問題もあるため、ライブ配信サービスによっては取り扱っていない、配信不可などの問題もあるので、配信サービスを選ぶ際には注意も必要です。
ゲーム配信の方法
ゲーム配信には主に2つの方法が存在します。
配信方法
- ライブ配信サービス内の機能で直接配信
- ゲーム配信に必要な機材を揃えて配信
ライブ配信サービス内の機能で直接配信をするケースとしては、主にアプリをスマホで配信する場合に多く、画面共有をしてゲームの配信を行います。
スマホやタブレット端末で配信することがほとんどとなるため、マイクやソフトなどの機材を必要としません。
機材が必要となる場合は、主にアプリでは無くハードを利用したゲーム配信が多くなります。
マイクやOBSなどの準備が必要になるのでややハードルは上がりますが、その分クオリティが高い配信を実現することが可能です。
ライブ配信サービスの選び方
ライブ配信サービスを選ぶ方法は様々で、始めやすさを取るかクオリティを取るかでも変わってくるでしょう。
選び方
- 配信方法
- 配信したいゲームを取り扱っているのか
- 配信するデバイスで使いやすいか
- ゲーム配信のメジャー度
- 新規参入のしやすさ
- 収益化のしやすさ
ゲーム配信を目的としたライブ配信サービスを選択する際は、通常のライブ配信をする際と選ぶポイントが異なります。
自分の配信したいゲームの許可が無いサービスを選んでしまうと、放送を途中で止められてしまう可能性があるので注意が必要です。
また、自分が何の目的でゲーム配信を行いたいのかというのも大事な点で、自分のゲーム配信を見てもらいたい、収益化したい、ゲーム友だちが欲しい、多くの人とゲームがしたいなど、目的に沿って選択することが必要になります。
サービス比較表
サービス名 | 収益化 | 配信方法 | DL数 |
イリアム | ◎ | 直接配信 | 500万DL |
BIGOLIVE | ◎ | 直接配信+配信ソフト | 4億DL |
ピカピカ | 〇 | 配信ソフト | 5万DL |
Uplive | ◎ | 配信ソフト | 1000万DL |
Mildom | ◎ | 直接配信+配信ソフト | 50万DL |
Mirrativ | 〇 | 直接配信 | 100万DL |
YouTube | △ | 配信ソフト | 50億DL |
OPENREC.tv | 〇 | 配信ソフト | 50万DL |
Twitch | 〇 | 配信ソフト | 13億DL |
ツイキャス | 〇 | 直接配信+配信ソフト | 500万DL |
ニコニコ生放送 | 〇 | 配信ソフト | 100万DL |
ゲーム配信が出来るライブ配信サービスのランキング
ゲーム配信をすることが可能なライブ配信でも、人気度は非常に偏ってくるので確認しておきましょう。
また、ゲーム配信者が多いライブ配信サービスが、新規参入で必ず良いサービスとは限りません。特に初めての方は、知らなかったけど始めやすいというサービスもあるので、よく考えてから始めてみましょう。
【第1位】BIGOLIVE
新規参入 | ゲーム配信者数 | 対応ゲーム数 | おすすめ度 |
BIGOLIVEはスマートフォンとPC、どちらでもゲーム配信を可能としているライブ配信サービスです。
iOS端末では現状対応してませんが、iPhoneの画面をPCから配信することは可能なので、WindowsのPCさえあれば問題ありません。
日本人ユーザーももちろんいますが、海外のユーザーが多く利用をしています。そのため、通常の雑談やカラオケのような配信よりも、画面を見れば楽しむことが可能なゲーム配信で視聴者を稼ぎやすいでしょう。
BIGOLIVEの魅力
- 海外の視聴者が付きやすい
- チップ文化がさかんな国の人がファンになると収益を得やすい
- 日本人が人気で尚且つゲーム配信をしている人は少ないのでファンが付きやすい
- スマホアプリとコンシューマーゲームのどちらも配信可能
- ゲーム配信の条件が無い
- ユーザー数は多いが日本人配信者が少ないので新規参入しやすい
BIGOLIVEは日本では伸びている途中段階で、海外ユーザーが非常に多くいます。その中でも海外の方は日本人の配信を好んで多く見るという人がいるため、ファンや視聴者が付きやすい傾向にあります。
スマホゲームだけでは無く、PS4やNintendo Switchなど、コンシューマーゲームの配信も可能としており、専用ソフトとゲーム機本体さえあれば簡単に配信をすることが可能です。
また、チップ文化が盛んな地域に住んでいるという方も多くいるため、ゲーム配信で収益を得たいという方は、早い段階から投げ銭を得られる可能性が高いでしょう。
【第2位】イリアム
新規参入 | ゲーム配信者数 | 対応ゲーム数 | おすすめ度 |
イリアムは自分が用意したイラストを使って、Vtuberとして配信を行えるアプリです。
現在進行形で利用者数が伸びているライブ配信アプリで、新規の人でも視聴者が付きやすいという特徴があります。
ゲーム配信者には画面共有出来る別アプリを用意する必要はあり、面倒な作業と思われがちですが実際には簡単に利用可能です。さらに、その分ゲーム配信者数が多く無いことから、競争率も低めです。
二窓配信のような形になりますが、初めての方でも始めやすいので、気軽にやってみたい!という方には最適でしょう。
イリアムの魅力
- Vtuberとして簡単にゲーム配信可能
- まだまだ開拓中のアプリなので新規参入しやすい
- ラグが少ないのでゲーム画面に対してのコメントをすぐに貰える
- スマホやタブレット端末のみで配信可能
- 人気になると貰える収益の割合が増える
ゲーム配信では、わからないところがあって立往生をしてしまうと、視聴者が退屈してしまって離れてしまう可能性があります。しかし、イリアムではラグが非常に少ない環境での配信を実装しているため、その場で視聴者にどうしたら良いか問いかけて進むということが可能です。
視聴者も自分のコメントが読まれたり注目されると嬉しいと感じる方が多いので、そういった面でもイリアムは最適と言えるでしょう。
また、気軽に始めてみた結果人気になった場合、収益化した後にもどんどんと収益率が増えるというシステムがあります。趣味で始めたつもりが収益を多くもらえる!ということがある点もおススメできます。
【第3位】Uplive
新規参入 | ゲーム配信者数 | 対応ゲーム数 | おすすめ度 |
Upliveは海外で人気の高いライブ配信アプリです。日本人ユーザーの数よりも圧倒的に海外ユーザーが多いと考えて良いでしょう。
そのため、雑談のような通常配信よりも、画面共有して楽しむことが可能なゲーム配信に注目を集めやすいです。
Upliveの魅力
- 海外の視聴者さんが付きやすい
- 一緒にゲームをしようと誘われることがある
- 還元率が高い
- ゲーム配信者が少なめなので新規参入しやすい
- 英語を話せる人は有利
- リアクションが取れる人は有利
Upliveでは日本人も海外ユーザーも共に、非常にフレンドリーな方が多いという特徴があります。
そのため、複数人でコラボして配信を盛り上げたり、仲良くなった視聴者が配信を楽しませるために動いてくれることもあるでしょう。
海外の言語を話せる人は非常に有利に働きますが、日本語でしか話せない方でも、リアクションを取るのが上手い、ややオーバー気味に反応できるという方は注目されやすくなります。
また、収益化は基本ギフトの還元で行われますが、その還元率は高還元率と言われています。(公開はされていません)
【第4位】ピカピカ
新規参入 | ゲーム配信者数 | 対応ゲーム数 | おすすめ度 |
ピカピカはその場で自分のアバターを作って、Vtuberのような配信をすることが可能なライブ配信サービスです。
ライブ配信アプリではあるものの、動画投稿をすることも可能です。そのため、ゲーム配信を行う際は、配信をメインとして行い、裏作業を動画として興味ある人にだけ見てらうといった形にわけられます。
使い方は人それぞれですが、上手く使い分けると視聴者増加につながるでしょう。
ピカピカの魅力
- バーチャルキャラクターの作成可能
- 動画投稿との同時配信可能
- 複数人での同時配信可能
- 配信者数がまだまだ少ないので新規参入しやすい
- DMやチャット機能があるのでリスナーとの距離が近い
- PCとOBSの2つでゲーム配信可能
- ゲーム配信の条件が無い
どんどんユーザー数の増えているライブ配信アプリではありますが、まだまだ配信者数も多いとは言えません。そのため、新規の方でも比較的視聴者数を増やしていきやすいでしょう。
DMやチャット機能といった、コメント以外の機能もあるため視聴者との距離がも近く、ワイワイとゲーム配信を楽しみたい、仲の良い視聴者を増やしたいという方には非常に活用しがいのある機能です。
また、バーチャルキャラクターの作成は細かいパーツごとに行えて、可愛い・カッコいいキャラを作ったり、自分に忠実なキャラを作成出来るということで人気があります。
【第5位】ミルダム
新規参入 | ゲーム配信者数 | 対応ゲーム数 | おすすめ度 |
ミルダムは2019年にリリースされたばかりで、まだまだ先があるライブ配信サービスと言えるでしょう。
さらに、通常の雑談やカラオケ、ダンスなどがメインとなるライブ配信サービスとは異なり、ゲーム配信に特化したライブ配信サービスです。
ミルダムの魅力
- ゲームに特化している
- 高画質でのゲーム配信可能
- 低遅延でのゲーム配信可能
- eSports系の動画が人気
- 配信時間に合わせて収益化可能
ゲームに特化したライブ配信サービスということもあり、ゲーム配信に関するサポートは非常に手厚いサービスです。
ゲーム配信では命ともいえる配信の画質ですが、非常に高画質なうえに画面の遅延も非常に低く、視聴者の満足度も高い状態で配信を行えます。
エンジョイで楽しんでいるという方もいますが、プロゲーマーの方も多く在籍しており、eSportsのように本気でゲームを行う姿を見せたいという方に非常に視聴者が付きやすい傾向にあります。そのため、プレイに自信はあるけど、話すことにそこまで自身が無いという方にもおすすめです。
また、収益化はギフト類もありますが、審査に通ると配信時間に合わせて収益が入るので、初めての方でも比較的収益化しやすいでしょう。
【第6位】ミラティブ
新規参入 | ゲーム配信者数 | 対応ゲーム数 | おすすめ度 |
ミラティブはスマホ端末からのゲーム配信に特化したライブ配信サービスです。
自分でカスタマイズした「エモモ」という名前のバーチャルキャラクターを作成可能で、ゲーム配信中もエモモが可愛く・かっこよく配信画面を彩ってくれます。
ミラティブの魅力
- 気軽に配信を行える雰囲気がある
- エモモで可愛く/かっこ良く配信可能
- スマホゲームに特化
- 初めてでも視聴者が付きやすい
- 画面収録機能で簡単に配信可能
ミラティブはスマホゲームに特化しているということもあり、アプリ内の画面収録機能で非常に簡単にゲーム配信を行う事が可能です。
初めての方でも視聴者が付きやすく、気軽にコメントを残していってくれるという特徴もあります。
また、本気で配信を行って有名になりたい!というよりは、みんなでワイワイ楽しみたい、参加型の枠を立てたいという方が多く、SNSのアカウントがあれば非常に気軽に配信を行える雰囲気が出ているのも特徴的です。
【第7位】YouTube
YouTubeは誰もが知っている動画配信のプラットフォームですが、ライブ配信も行っており、中でもゲーム配信をしている方は多くいます。
スマホゲームやPC、コンシューマーゲームなど扱えるゲームの数が多く人気ですが、その分新規参入がやや難しいと感じてしまう方もいるでしょう。
YouTubeの魅力
- ユーザー数が多い
- 新規参入は難しいが爆発力がある
- アーカイブを残せる
- 動画投稿も可能
- 配信枠の予約可能
YouTubeは有名になりたい!多くの人に見てもらいたい!という人が始める場合が多く、始めるのにややハードルを感じてしまう方が多いでしょう。
TikTokやTwitterなど、他のSNSで宣伝を行いながら配信を続けると比較的視聴者を伸ばしやすくなります。
また、配信に限らずアーカイブを残せたり、動画投稿も可能となっているため、配信と動画の両方で続けていけるという方にはおすすめです。
【第8位】OPENREC.tv
OPENREC.tvはゲーム実況に特化したライブ配信サービスです。
eSportsの大会が開かれることもあり、競技性に長けたゲーム特化ライブ配信サービスとも言えるでしょう。
OPENREC.tvの魅力
- ゲーム実況に特化している
- eSports視聴者に人気がある
- 高画質での配信が可能
- 配信者がゲーム大会を開催可能
OPENREC.tvは、ゲーム配信のみを配信しているサービスということもあり、本気でゲームに取り組んでいるという方が配信を行っています。
プロゲーマーが非常に多く在籍しており、ゲームにおける配信環境は非常に整っていると言っても良いでしょう。
しかし、その反面配信に審査を要するので、新規参入にややハードルを感じる部分もあります。ご注意ください。
【第9位】Twitch
TwitchはAmazon.com,Incが提供するゲーム配信に特化したライブ配信サービスです。
Omlet Arcadeと呼ばれるアプリを組み合わせて利用することで、PCでもスマホでも簡単にゲーム配信を行う事が可能です。
Twitchの魅力
- ゲーム配信に特化したライブ配信サービス
- コンシューマーゲームを直接配信可能
- 収益化が比較的簡単
- プロゲーマー多数在籍
TwitchはAmazonがサービスの運営をしているということもあり、近年急激にユーザー数を増やしているサービスです。
ゲーム配信だけで言えばYouTubeよりもユーザー数がいると言われており、その分配信者側も新規参入が難しくなってきている現状があります。
プロゲーマーも多数在籍しており、エンジョイでゲームを楽しんいる人もいますが中にはeSportsを目指して本気でゲーム配信をしている人が見られるというのも特徴的です。
【第10位】ツイキャスゲームズ
ツイキャスゲームズはSNSで有名なTwitterが提供しているライブ配信サービスの、ゲーム特化版です。
スマホやタブレット端末、PCのいずれにも対応をしており、スマホアプリからコンシューマーゲームまで多数配信可能です。
ツイキャスゲームズの魅力
- SNSとの連携で視聴者を獲得しやすい
- 配信を楽しみやすい雰囲気
- 高画質での配信が可能
- クリップ機能付き
ツイキャスゲームズは、有名配信者になりたい!というよりは、身近な人を集めてゲームを楽しみたいという人におすすめできるライブ配信サービスです。
そのため、配信自体は始めやすいですが、その分高望みは出来ないという特徴もあります。
「クリップ機能」と呼ばれる機能が視聴者側についており、ボタンを押してから30秒前までの動画を視聴者が保存可能です。これによって、切り抜き動画化されやすいという特徴もあります。
【第11位】ニコニコ生放送
元祖ライブ配信、生放送サービスと言えばニコニコ生放送と連想する人も多いでしょう。
ニコニコ生放送では全盛期に比べて配信者が減ってきてはいるものの、まだまだゲーム配信を楽しんでいくことは可能です。
ニコニコ生放送の魅力
- コメントが付きやすい
- 参加型配信が異常に人気
- 無料で配信の広告を出せる
- 収益化条件なし
- 動画配信も可能
アットホーム且つ、人気配信者も生まれやすいのがニコニコ生放送の特徴です。
弾幕と呼ばれる動画や配信上に流れるコメントも名物となっており、配信している側と視聴側が一体となって配信を盛り上げていくのがニコニコ生放送と言えるでしょう。
参加型配信が非常に人気なため、枠を立ててタグで何のゲームをするのかと「参加型」と一言添えるだけで、視聴者が付きやすくなります。