LINE整理券のサービスが普及し始め話題になっています。
今回はLINE整理券の詳細や使い方について解説します。
JO1の公演でLINE整理券のシステムが採用され話題に
JO1が行う「2022 JO1 1ST ARENA LIVE TOUR ‘KIZUNA’」公演のグッズ販売にLINE整理券が導入されました。グッズ購入のために朝から並ぶようなファンの人たちの負担を減らしたり、感染予防のために行うものではないかと考えられます。
公演チケットとは別に物販購入のための整理券が必要になりますが、在庫の確保などは行われず、あくまで購入する順番のみが確保されます。購入する品についても予約ができたり、先行受注ができればスムーズなのではないかといった声も上がっています。
LINE整理券の詳細
LINE整理券は2019年ごろから始まっているサービスですが、認知が広がり始めているのは2021年ごろからです。事前にLINEから整理券を申し込み、当日は指定された時間に来場するといったシステムです。
今回のようなコンサート会場での物販販売以外にも、飲食店や小売店、調剤薬局などでの利用が進んでいて、アナログの整理券と違って紛失する恐れが低かったり、時間の目安が確認しやすいメリットがあります。また、お店のタブレットなどに触れることに抵抗のある人でも、自身のスマートフォンで完結できるため利用がしやすくなっていたり、電話で連絡を行う必要がないなど双方の負担を減らすことが可能です。
来客のタイミングを管理することで混雑するタイミングを作らなかったり、発券機やタブレットに触れる機会をなくすことができ、感染予防対策に繋げることが可能です。LINE整理券のみの対応をしている場合と、LINE整理券とアナログの発券の両方対応していて利用者が選択できる場合があります。
また、LINEというすでに利用している人の多い媒体でサービスを行っているため、アプリの新規ダウンロードや登録といった手間がないケースが多く、企業側も導入しやすいシステムになっています。企業側にとっても利用者の層や時間帯など統計が取りやすく、さらに需要に沿ったサービスを提供できる可能性があります。
中にはクーポンの発行もしている場合もあるため、対応しているお店を利用する際にはチェックしてみても良いでしょう。LINE整理券の決め事については、会場やお店ごとに異なっており都度確認が必要です。
別の会社が扱っているサービスだがLINEアプリのみで完結可能
LINE整理券はmatocaやEPARKなど別の会社が運用しているシステムで、ミニアプリとも呼ばれています。別のアプリをインストールする必要はなく、LINEアプリの中で完結することが可能です。
主にLINEのトークにリンクがあり、そこから利用できるサービスです。通知もLINEのトークで行われることが多く、新たに設定などをしなくても利用がしやすくなっています。
時間指定はできるものとできないものがある
希望の時間が選択できるかどうかは、システム上は可能になっていますが、整理券を使用する公演やお店によって対応が異なります。申込時にユーザー側で1時間ごとや2時間ごとなどの大きなくくりで選択をして、10分や15分単位でどの時間に行けばいいのかを確定後に指定されるケースも多くなっています。
中にはまったく希望の時間を選択できないものもあり、当日空いていない時間帯があったり遠方から来る予定の人からは困惑する声も上がっています。今回話題になっているJO1のものも、申込時の時間帯の選択ができないようになっていて、他のアーティストのコンサートでは1時間ごとに選べたなど不満に思う声も上がっています。
サービスによっては先着順のものがある
申込をしたい先によっては完全に申し込みをした順番で処理を行っているものも存在します。今回のJO1のものは異なりますが、物販購入のように早く購入できた方が有利なものに適応されるケースが多くなっています。
その場合は遅い時間が良ければ申し込みも遅めにする必要があります。タイミングもその時の人の集まり方次第になってしまうため、予測が難しくなっています。
JO1の整理券も今回は申し込みの先着順での対応になっています。
公演の数日前に時間がわかるケースが多い
整理券が何時の枠になったのかわかるのは、公演の2日ほど前の日が多くなっています。公演によっては大まかな時間を選択することが可能ですが、全く選択できない場合会場に行かなければいけない時間が2日前までわからないケースも存在するということになります。
申込時に時間を指定できない場合は、別の予定を事前に入れるのが難しい可能性があることを理解しておく必要があります。整理券番号の発表日は事前に公式サイトに載ることが多いため、確認をすると良いでしょう。
今回話題になっているJO1の整理券の発表も2日ほど前に通達されるようになっています。いちばん早い時間帯が朝の8時からとなっていて、遠方から訪れる人を心配する声が多数上がっています。
待ち時間の目安はリアルタイムで確認可能
待ち時間は当日の実際の人の動きで変動するものですが、LINE整理券ではそれをリアルタイムで確認することが可能です。当日は時間帯とその時間に予定している整理番号の一覧が表示されると共に、現状の進捗を「〇番まで呼び出し中」と表記が出るため、予定していた時間帯の表と照らし合わせることで早まっているのか遅れているのかを判断することが可能です。
想定より時間がかかってしまっている場合でも、事前にそれを知ることで到着時間を調整でき、自身のスケジュールの管理がしやすくなります。
逆に待ち時間が早まった場合でも進捗を確認することで早めに行くことができ、時間短縮をすることが可能です。待ち時間の変動を確認できるシステムには便利であるといった声が多数上がっています。
キャンセルやキャンセル待ちもLINEで可能
LINE整理券はLINEアプリ上でキャンセル手続きをすることが可能です。キャンセルが出たことによって自身の待ち時間が早くなる場合もあります。
また、公演やお店によってはキャンセルによって空いた枠の分、別の人が整理券を取得できるケースもあり、事前に整理券を取得できなくても当日取れる可能性があるということになります。
時間が過ぎても入れるのかはお店や会場の決め事による
整理券の時間を過ぎてしまった場合に対応可能なのかといった点についても、会場やお店によって異なります。30分以内であれば優先はできないが対応可能といった場合や、時間を過ぎていればいつでも可能といった場合があります。
なるべく時間通りに動いた方が迷惑になりませんが、遅れる可能性があるときは公式サイトや申込ページなどから確認をすると良いでしょう。中には遅れた時点で最後尾になってしまうケースもあるため注意が必要です。
JO1の整理券も時間が過ぎている場合は、到着時の最後尾に並ぶことになります。
同行者と連番にするのが難しいケースもあり
お店の予約などでは1つの整理券で複数人の予約が可能なケースが多いですが、コンサート会場の物販購入など順番待ちの整理券は1人につき1つの整理券が必要な場合があります。
一度の申し込みで何人分かをまとめて申し込みできるケースは確認できておらず、それぞれ別々に申し込む必要があるといった状態です。その場合は、タイミングを合わせて申し込みをするなど、近しい時間帯になるよう努めるほかありません。
JO1の整理券はチケットの所持が条件だが申込時に確認がされない
JO1の物販購入の整理券は、コンサートのチケットを持っている人が対象になっています。ただ、整理券の申し込み時にはチケットの確認がされず、誰でも申し込み可能な状態になっており、チケットの有無を把握できるのかといった疑問の声が多数上がっています。
当日チケットの確認がある可能性や、チケットがないと販売所まで入ることができない可能性も考えられますが、申し込みの時点でも人数が限られているため、本来購入できるはずの人が購入できなくなってしまう可能性があると懸念する声が上がっています。
LINE整理券の使い方
LINE整理券はLINE上で整理券を取得して、使用するまでの管理をすることができるサービスです。それぞれの公式アカウントのトーク画面にリンクが設置されていることが多く、LINE内でも開けるWEBページで申し込みや確認などをすることが可能です。
LINEの機能の一覧からはアクセスすることはできません。整理券専用のアカウントが作成されている場合もあるため、整理券を取りたいサービスの公式HPなどで整理券の利用ができる公式LINEアカウントを確認して見ても良いでしょう。
稀にJO1での公式LINEの友達登録がエラーになってできないというケースも起こっているため、その場合は本体の再起動やアップデートの確認などを行う必要があります。
LINE整理券の取り方
LINE整理券は対応するお店やアーティストによって配置は異なりますが、基本的にはLINEのトーク画面から申し込むことが可能です。応募期間が設けられている場合は期間中に申し込みを行います。
JO1の場合はオフィシャルグッズ整理券専用の公式アカウントがあり、申し込むためにはトーク画面の左下の「グッズ購入整理券」を選択します。次のページで申し込みたい日程を選択し、右側の「+」マークをタップします。
「受付中」をタップし、「物販購入を申し込む」を選択したら申し込み完了です。無事取得ができれば、後日整理券番号が通達されるようになっています。
呼び出しの流れ
当日の整理券が何番まで呼び出されているかなどの状況はリアルタイムで確認することも可能です。また、確認をしていなくても時間が近づくとLINEのメッセージで通知が行われます。
30分から1時間ほど前に通知がくるケースが多くなっていて、「まもなく入場可能になるため、会場付近へお越しください」といった旨の内容が通達されます。この通知が来た後であれば、早めに到着しても列に並ばせてもらえるケースも多くなっています。
整理券で区切られた時間帯の中では順番は事前に決まっているわけではなく、到着順になるケースが多いため、可能であれば早めに到着できるようにしておくと良いでしょう。
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