2018年12月17日、荒野行動がサービス終了するのではないかという新たな噂が流れています。
以下で、荒野行動サービス停止の噂の真相や、中国で禁止されるオンラインゲームの一覧と禁止の理由、日本でのサービス継続の可能性、ユーザーの声について徹底解説します。
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荒野行動がなくなるって本当??
2018年12月17日、荒野行動がサービス終了するのではないかという新たな噂が流れています。
本家PUBGを開発するBlueholeが荒野行動のNetEaseを訴えていたとして今年の4月頃に話題になっていました。
しかし、今回の噂の発端は、中国政府によりオンラインゲームへの規制が行われるのではないかという中国国内での事情に関係するものです。
なんでそんな噂が??
では、なぜそんな噂が流れているのでしょうか。
中国でネットゲームを運営するには、政府の「オンラインゲーム倫理委員会」による審査が必要なのですが、一旦は審査が止まっている状況でした。
しかし最近になりこの審査が再開され、荒野行動やPUBG、フォートナイトなどの人気ゲームも審査対象となっているようなのです。
中国でゲーム規制が行われるという話もまだ噂段階なのですが、中国のとあるゲーム会社が、Weibo(ウェイボー、中国版Twitter)でその噂を否定する投稿をし、その後投稿を削除するということがありました。
これにより規制の噂が真実味を帯びることとなり、ユーザーの間で騒ぎになっています。
中国で禁止されるゲームの一覧と規制理由
タイトル | 規制理由 |
PUBG (Bluehole) | 血と暴力表現 |
Fortnite フォートナイト (Epic) | 血と暴力表現、下品な内容 |
H1Z1 (Daybreak) | 血と暴力表現、下品な内容 |
AVA (Red Duck) | 血と暴力表現、下品な内容 |
Ring of Elysium (Tencent) | 血と暴力表現、下品な内容 |
Paladins (Hi-Rez) | 過剰に露出度の高い女性キャラ、血と暴力表現、下品な内容 |
Free Fire Batlegrounds (Garena) | 過剰に露出度の高い女性キャラ、血と暴力表現、下品な内容 |
Knives Out 荒野行動 (NetEase) | 過剰に露出度の高い女性キャラ、血と暴力表現、下品な内容 |
Quantum Matrix (NetEase) | 血と暴力表現、下品な内容、不和のチャット |
Reddit(英語サイト)によれば、今回審査された20タイトルのうち、上に記した9つのオンラインゲームは禁止/撤退措置となるようです。
元々中国ではゲームの暴力表現については非常に厳しく、モンハンでさえも中国国内でのリリース後に発売禁止になった過去があります。
荒野行動やPUBG、フォートナイトなどのシューター系のゲームが禁止されるのは、ある意味当然の流れと言えるでしょう。
また荒野行動に関しては、過度に露出度の高い女性キャラも規制理由のひとつとなっています。
中国で露出度の高いスキンを含むゲームを出すことは難しいようです。
中国で子供の視力や学力の低下が問題に
中国でオンラインゲームに対する規制が厳しいのは、子供の視力や学力の低下が理由になっていると言われています。
世界でも子供の視力低下が問題になっている中、中国の子供の近視率は世界最悪となっています。
ゲームだけが原因とは言えませんが、スマホが広く普及し始めたことが近視の原因と考えられているため、今後もゲームへの規制が強まっていくものと思われます。
日本からも荒野行動がなくなる?
ご存知の通り荒野行動を運営するNetEase(ネットイース)は中国国内の企業です。
中国で荒野行動が禁止されれば、NetEaseがオンラインゲーム事業から撤退するのかというと、それは考えにくいです。
荒野行動の売上のうち日本が占める割合は74%と非常に高く、中国で禁止になったからといって即撤退となるとは言えません。
それに加え、中国で禁止になるというのはReddit(海外の掲示板)に投稿されたリーク情報であって、まだ公式からのアナウンスはありません。
信憑性は高いとはいえ、NetEaseも中国市場から日本を含む海外の市場へシフトしているため、荒野行動が日本でなくなることは考えにくいです。
中国の規制がオンラインゲームに与える影響は大きい
中国以外の国の会社で開発されているゲームなら問題ないのかというと、そうとも言えません。
全てのオンラインゲームの売上のうち、中国が占める割合は非常に高く27%に上ります。
中国でのオンラインゲーム規制は、良くも悪くも日本でのサービスにも影響するでしょう。
ユーザーの声
荒野行動がサービス終了になると聞いて、ユーザーの間では「荒野行動なくなるってまじ?」や「悲しい」などの声が上がっています。
また、中国国内で禁止されることと日本でのサービス停止について混同されている様子も見て取れます。
日本で荒野行動がサービス継続されるのかについては、今後の動向に注目する必要があります。