2019年10月30日(水)にMacOS10.15.1 Catalinaのアップデートがありました。MacOSはアップデートをしなければ問題が出たり、動作が重くなることがあるので、アップデートをする人がほとんどでしょう。
今回はMacOS10.15.1 Catalinaアップデート後に出る不具合の詳細と一覧を徹底解説します!
コンテンツ
MacOS10.15.1Catalina
2019年10月30日(水)にMacOS10.51.1のアップデートがありました。
追加機能
- 70種類以上の絵文字
- AirPods Proへの対応
- Siriの音声データ保存、履歴の削除
- アプリ「ホーム」の強化
今回のアップデートでは、上記のような機能が追加されています。また、他にも様々な不具合が改善されているようです。
不具合が多数報告される
追加された機能もありますが、残念ながらMacOS10.15.1 Catalinaでは、不具合報告が上回る評判となっています。
Apple社のOSは、同じデバイスを利用し続けていても、新機能が追加されるため非常に便利ですが、どうしても不具合が毎回報告されてしまいます。
MacOS10.15.1 Catalinaの不具合一覧
MacOS10.15.1では複数の不具合が報告されています。具体的にどういった不具合が出ているのかを一覧にしてご紹介します。
ブラウザが重い
OSのアップデート後から、ブラウザの読み込みが非常に重くなるといった問題が出ています。
注意ポイント
Intego・ウイルスバスターfor Macとの互換性
特定のアンチウイルスソフトとの互換性があるようで、適用しているとブラウザの表示が遅くなったり、インターネットのアクセスをブロックされてしまいます。
Integoはアップデート、ウイルスバスターはhotfixを入れる事で対処可能です。必ず行ってください。
HDD/SDDを認識しない
外付けで用意しているHDDやSDDを認識しなくなるといった問題が発生しています。
ストレージがすでにいっぱい、また、ファイルごとに分けているといった場合は非常に厄介な問題となっています。
zipファイルの展開ができない
zipファイルの展開ができない不具合が出ています。
保存は可能となっているようですが、ファイルから開くことができません。特に日本語名で記載されたファイルは開くことができないケースが多くなっています。
サードパーティ製のアプリを利用すれば開くことも可能になります。
データの消滅
保存されているデータが一部消滅してしまう事があるようです。
アップデート時には何の問題も無かったデータが、だんだんと消えてしまう事もあります。
バックアップを入れてもデータが消え、メールなどは大量に消えてしまう事もあるので注意しましょう。
電源が切れなくなる
Macの電源をシャットダウンすると、すぐに自動再起動されてしまいます。
シャットダウンをしようとするとシステムエラーが発生したと通知が発生し、再起動してしまいます。2回程シャットダウンを繰り返す、もしくはアンチウイルスソフトの改善(アンインストールorアップデート)することで電源を切る事ができます。
動画の音が途切れる
動画の音が途切れたり、火花が散るような「ぶちぶち」といった音が途中で流れる事があります。
特にバックグラウンドで何か作業やインストールをしている時に発生する事が多く、動画を聴いたり、音楽を聴くことが難しくなってしまいます。
一部アプリで不具合
注意ポイント
32bit対応アプリ起動不可
これはOS更新時につきものとなりますが、一部のアプリで不具合が発生している模様です。
アンチウイルスソフト同様、アプリとOS間での互換性による不具合で、最悪の場合アプリを開くことができない事もあります。
32bit対応のアプリが起動できなくなる他、62bit対応のアプリも一部起動できません。
アップデート中にフリーズ
MacOS更新時に稀に発生するエラーですが、今回のアップデートでもフリーズする可能性があります。
フリーズしてしまった場合、一度電源ボタン長押しで強制シャットダウンし、少し時間を置いてから再起動中に、「Command」+「R」を押すと、最後にアップデートしたOSを復元することが可能です。
万が一フリーズする事があった場合は、お試しください。
タッチパネルの認識をしない
タッチパネルを利用しても、反応しないことがあります。
特に起動時やスリープ解除時に発生することが多く、キーボードの反応がない時もあります。
Adobeのデータ消失
Adobe内にあるデータが消失してしまう事があります。
Adobeを開くと「データがありません。復旧しますか?」と表示されてしまいます。
また、Adobeを開き、データは残っていても、ずっとロード中の画面が流れ、開くことができません。
iPhoneの同期ができない
iPhoneをMacに繋げると、同期やバックアップを行う事が可能ですが、それができなくなります。
コードを繋げても反応しない、もしくは一瞬だけFinderが現れるが、すぐに消えてしまい、バックアップを取る事ができなくなってしまいます。
アップデートは待つべき?
注意ポイント
アップデート非推奨
今回のアップデートに関しては、今のところ見送る事をおすすめします。
現状、不具合がとても多く、個人では対処しきれない問題が複数出ていたり、データの消滅などの問題も出ています。
アンチウイルスソフトの件以外は具体的な対処法も無く、完全に待ちの姿勢となってしまう為、まだアップデートを行っていない方は見送りましょう。