画像加工アプリ「LensaAI」が「MagicAvatars機能」をリリースして、アバターAI作成アプリとしても知名度を上げてきました。
LensaAIのMagicAvatars機能の使い方と危険性を紹介していきます。
LensaAIでMagicAvatars機能がリリース
Lensa AIのMagicAvatarsがどのような機能なのかを紹介していきます。
画像から手軽に人や物を消せるCleanup.picturesの使い方や危険性を徹底解説
10枚から20枚までの写真で複数のアバターを作成
機能紹介
- オリジナルのAIアバターを自動で作成
- 10枚から20枚の写真を元にアバターを作る
- 作成されたアバターはアプリ内に保存されて端末にも保存できる
- 写真の人物との面影を残して様々なシチュエーション・格好・構造やポーズで写真を作る
MagicAvatarsが注目されている一番の理由は、写真を10枚から20枚アップロードして、その写真を元に自動でアバターを作ってくれる部分です。
作られたアバターの質は高く、画像としてアップした際に映されている顔とそっくりの顔のAIが作られます。
上記2枚の画像も同じタイミングで作成された画像で、画像には同一人物を使っているにも関わらず出来上がった写真の構造は大きく異なります。また、上記写真のような服装の元画像はアップロードしていません(自動生成された結果服まで自動で着せ替える仕様です)。
自分でどのような写真を作るかの指定こそできないものの、一度に作成される写真も50枚から200枚と多くサービスの質には多くのユーザーが満足しています。また、全く同じ写真を同じ枚数再び投稿してMagicAvatarsを活用して写真を自動生成したとしても、結果は違ったものになります。
LensaAIのMagicAvatars機能の使い方
Lensa AIでMagicAvatarsの使い方を紹介していきます。
MagicAvatar機能の操作方法
Lensa AIでMagicAvatarsを使う場合ですが、アプリをインストールした後に表示される上記左側のホーム画面から「MagicAvatars」を選択します。
MagicAvatarsについて紹介されるポップアップが表示されるため、「今すぐ試す」を選択します。
最初に「ご理解いただきたい点」として注意事項が説明されます。要約すると「アップロードした写真によってはコントロールできずブレを起こす可能性がある」ということです。
はっきりとした映りのいい写真を使うか写真バリエーションを増やす(アップロードする写真を増やす)ことを推奨しています。「続行」を押せば写真アップロード画面に移ります。
「はっきりとした映りのいい写真」についてもアップロードする画面にて確認できるため、「良い写真のサンプル」に該当する写真を10枚から20枚アップロードしてください(できるだけ多い方が質の良いAIが出来上がる傾向にあります)。
アップロードした写真人物の性別を入力します。「その他」という項目がありますが、より明瞭なAIを作りたい場合は選択を推奨しません。
アバター作成は買い切りタイプで販売されていて、3つのプランが用意されています。そのまま購入してもいいですが、年額プランに登録している場合は最大52%オフで購入可能です(下記で料金一覧は紹介しています)。
アバター作成は「写真のアップロード」→「AIでアバター作成」の順に行われます。
アップロード(上記左側画像)の際は特にタップする項目は表示されませんが、比較的すぐに終わります。アップロードが完了したらAIでアバターの作成が行われます。
上記右側画面になればアプリを閉じても問題はありません。通知をオンにしていれば「完了したら通知を受け取る」で通知を受け取ることができて、「この画面を非表示」を選択するとLensaの他の項目を選択しつつ待てます。
完成した画像について
アバターとして完成した画像はホーム画面から「MagicAvatars」を選択すれば表示されます。
一度に作成したアバターごとにセットで表示されているので、先ほど作ったアバターを選択してタップします。
完成した写真は「バリエーション」と「スタイル」で分けられていて、画像のジャンルともいえるバリエーション画像が購入した買い切りプランによって「5枚から20枚」作成されています。
画像をタップして「写真を保存」を選択すれば端末にも保存できて、隣のシェアボタンをタップすれば他SNSへのシェアを行えます。
また、今回は一番安い「50体のユニークアバタープラン」でアバターを作成・購入しましたが、実際に完成したアバターは55体でした(アップロード時に11枚アップロードして5×11で55枚できたと考えられます)。
選ぶ写真の注意点
写真を選ぶ際の注意点はおおよそ下記の通りです。
選ぶ写真の注意点
推奨されている写真
- セルフィのクローズアップ
- 成人済み
- 様々な背景がある
- 1人で映っている
- 様々な顔の傾きや角度・表情
- 基本は正面を向いた画像(何枚かは傾きがある写真があってもOK)
- アップロード画像は全部同一人物
NGとされている写真
- 集合写真
- 別人の写真
- 全身画像
- 最大幅の画像
- 子供の画像(規約違反)
- 動物
- 顔が隠れている
- サングラス
- 公序良俗に反する画像(ヌード系)
「推奨される写真」を多く選択すれば、それだけで質の高いアバターが完成する可能性が高くなります。AIが顔を認識しやすいからです。
逆に顔が隠れたり集合写真や全身写真で顔を認識しづらい写真が多かった場合は、ブレが多くなり良いアバターを作成できなくなります。
子供の写真をアップロードした場合は規約違反に該当し、なんらかのペナルティがある場合も考えられます。
MagicAvatars機能の購入プラン
MagicAvatarsの購入プランは下記の通りです。
プラン | 金額 | サブスクリプション登録時の金額 |
50体プラン | 650円 | 320円 |
100体プラン | 1000円 | 480円 |
200体プラン | 1200円 | 650円 |
アバター200体のプランが最大1200円で、100体のプランが1000円必要なのを考えると、一番お得なのはアバター200体のプランです。ただし、この200体のプランだとアップロードした画像を元に作った画像しか生成されないため、バリエーションを増やしたい場合は50体プランを複数購入するのも選択肢のひとつです。
また、サブスクリプションの年額課金を行えばMagicAvatarsを購入する際の金額を約52%安くできます。サブスクリプションは年額3400円です(週・月課金もありますが割高になります)。
MagicAvatarsでなくても写真のイラスト風加工は可能
MagicAvatarsを使いたい場合はアバター作成時にサービスを購入しなければいけないため、Lensaの課金は必須です。
課金は少し考える場合もLensaの活用は可能で、従来の画像加工サービスは無料の範囲で使える部分があります。こちらもサブスクリプションに登録した方が幅が広がりますが、無料で使える部分だけでも使いこなせれば画像加工としては充分です。
アバターの作成をしたい場合、まずは一番安い50体アバター作成プランでどのようなサービスかを試してみるつもりで購入するのがおすすめです。
LensaAIのMagicAvatars機能の危険性について
LensaAIのMagicAvatars機能の危険性についてを紹介していきます。
アプリ内に写真をアップロードする関係で危険性についても考えられているアプリですが、プライバシーポリシーにはどのようにユーザーから得た情報を利用するかは明記されています。
LensaAIのプライバシーポリシーから危険性を考察
LensaAIのプライバシーポリシーには「収集した情報」の取り扱いも明記されています。要約すると下記の通りです。
収集した情報の扱い
- IPアドレスとインターネット接続データ各種は記録される
- 自分の情報(IPやインターネット接続データ各種)はマーケティング目的で使われる
- 収集した画像は効果が正しく提供されたか、改善点はあるか等のLensaサービス向上のために使われる
- アバター作成時の写真はアバターが作成されたと同時に削除される
多くのユーザーが心配している「アップロードした写真」に関してはLensa運営のサーバーからアバター作成時にすぐ削除されます。自分のアバターはアプリ内に残されたままです。
収集される情報は利用者のIPやインターネット接続データ等のデバイスの情報です。この情報も危険性の観点から言えば無視できるものではありませんが、大抵のアプリ運営は上記データを顧客データとして保存・プライバシーポリシーに反さない範囲で活用しています。
プライバシーポリシーを見る限り画像の取り扱いに関する危険性は薄く、データこそ収集されるものの悪用されると判断するには至りません。
また、アプリインストール時の「トラッキングの許可」で広告IDの収集は無効にできます。
メール送信で写真やアバター削除依頼を受け付けている
Lensa運営はメールにて画像やアバターの削除を受け付けています。
写真はアバター作成後に削除はされるものの作成されたアバターはLensaのサーバー内に保存されたままで、不安がある場合はメールにて削除依頼を行っても問題はありません(その代わりサーバーから消えた場合は自分のアプリからも作ってもらったアバター一覧から消えます)。
メールアドレスは「privacy@lensa-ai.com」ですが、申し立てから反映まで時間がかかる場合があります(最大で90日程度です)。
動作が非常に重たく危険ではないかと噂あり
プライバシーポリシーを見た限りでの危険性は高いとは判断できませんが、LensaもしくはLensaのMagicAvatars機能を活用する際、アプリが重たくなる傾向にあります。
多くの日本人ユーザーも感じている違和感で、特にアプリをインストールして最初のホーム画面に移行するタイミングと、しばらくアプリを開いてMagicAvatarsの使い方通りに試している場合に重たくなりがちです。
アプリが重たくなるということはその分アプリ内で複雑な処理が行われている証拠でもあり、情報を抜き取っているのではないかと考えているユーザーもいます。
動作が重たいのは演算処理が多いせい
アプリの動作が重たくなるのは「膨大な演算処理能力を消費しているから」とLensa運営は説明しています。
特にMagicAvatarsの場合はAIの技術を駆使してアバターを50体以上作る関係で、どうしても処理能力は必要になります。Lensaのサーバーに負担がかかりやすく、その分アプリ動作が重たくなっているとは考えられます。
個人情報の抜き取りや不正があるせいでアプリの動作が重たくなっている説は否定することができます。
年額プラン登録の際に無料トライアルが試せない場合あり
アプリの危険性とは別の話になりますが、MagicAvatarsを活用する際に料金が安くなるからと無料トライアルを使って年額課金のサブスクリプションに登録しようと考えている場合、無料トライアルが試せないケースが見つかっています。
上記左側画像はMagicAvatars購入時の画面で、この画面からサブスクリプションに登録しようとした際の画像が上記右側画像です。
この画面から登録するとサブスクリプションの無料トライアルを試せずにそのまま課金が行われます。
サブスクリプションに登録していない段階でアプリを操作した際にたびたび表示される上記広告で「7日間の無料トライアル」にチェックを入れないと無料トライアルが開始されません。
気になる場合は再度画像のアップロードは必要にはなりますが、ホーム画面に一旦戻って広告からサブスクリプションに登録するのがおすすめです。
画像から手軽に人や物を消せるCleanup.picturesの使い方や危険性を徹底解説
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