YouTubeでチャンネル内の動画を絞り込むために使っていた「古い順」という項目がなくなったと話題になっています。
投稿されたチャンネル内の動画を古い順に並び替える機能ですが、古い順がなくなったために古い動画の視聴・検索が困難になりました。YouTubeでチャンネル内の動画を並び替える古い順がなくなった原因と対処法を紹介していきます。
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YouTubeで古い順がなくなった
YouTubeでチャンネル内の動画を並び替える機能のひとつ「古い順」が消えた詳細や原因を紹介していきます。
チャンネルの動画を古い順で並び替える機能について
YouTubeで自分が視聴したい動画投稿者・YouTuberのチャンネルホーム画面が上記左側画像ですが、「動画」を選択すれば動画の一覧が開かれていました。
動画の一覧が開かれるだけでなく、動画一覧の左上(画像右側の左上の赤枠付近)の「アップロード動画」を選択すれば、追加日(古い順・新しい順)の2つが表示されます。
このうち「古い順」を選択すればそのチャンネルの持ち主が投稿した動画のうち投稿日時が古いものから順番に一覧となって表示されていました。
2022年10月29日現時点では、上記の手順で動画一覧を開いたとしても、画像右側のように「最近アップロードされた動画」「人気の動画」の2つの項目しか出てきません。
最近アップロードされた動画はその通り「投稿日時の新しい順」で、「人気の動画」は動画の中で高評価や視聴回数が特に多いものが上位に表示されます。
今までも選択できた並び替えですが、「古い順」だけが消されていてチャンネル内の古い動画を探す場合に不便になりました。
ただし、新しい機能も追加されていて、今までは普通の動画・ライブ・ショート動画全てが「動画」の項目で一覧が出されていましたが、「動画」「ライブ」「ショート」に細分化されています。
10月中旬ごろに発生し現在も発生中
YouTubeのチャンネル内動画の並び替えで古い順がなくなった問題が見つかったのは、2022年の10月中旬ごろです。
10月中旬から29日にかけてほとんどのユーザーに問題が発生していて、中旬ごろはまだ発生していたユーザーが少ない状態でした。
29日現時点ではYouTubeユーザーの多くが古い順の並び替え機能が消されています。
YouTubeのアップデートが原因
古い順がなくなった問題は、YouTubeで行われたアップデートが原因です。
YouTubeでは、ライブ・ショートの新しいフィルタを実装がアップデートにて行われています。アップデートのタイミングが早かったユーザーのみ10月中旬には問題が見つかっています(古い順が消えたこととライブ・ショートの新しいフィルタが追加されたとYouTubeの従来の違いが報告されています)。
YouTube曰く不具合で原因究明中
ほとんどのユーザーから「古い順」が消えた上にアップデートの期間と重なって問題が露見したため、多くのユーザーは「YouTubeの改悪」「仕様変更で古い順が消えた」と推測しています。
しかし、YouTubeは問題が発生した一部のユーザー宛てにこちらのアカウントでTwitterでリプライを投稿していて、内容は「古い順」の並べ替えオプションが表示されなくなる問題が発生」というものです。
こんにちは。モバイル端末用にコンテンツタイプ(ショート、ライブ等)の新しいフィルタをリリースしたところ、公式アーティスト チャンネルを除くチャンネルで「古い順」の並べ替えオプションが表示されなくなる問題が発生し、引き続きの調査を行っております。何卒ご理解の程お願い致します。
引用:Twitter
YouTube側が「問題が発生」と銘打っているため、アップデートで古い順を消そうとした意図はなく、エラーが発生してなぜか消えてしまったと考えられます。
古い順に並び替えられるアカウントと並び替えられないアカウントがある
YouTubeの古い順は、なくなったアカウントとなくなっていないアカウントで分けられます。
まず、自分が他ユーザーのチャンネル内で古い順に並び替えるフィルタが出てこない場合、YouTubeのライブやショートのフィルタ追加のアップデートが反映されていると考えられます。
逆に他のユーザーのチャンネルでも古い順に動画を並び替えられた場合、「自分はアップデートが反映されていない」「そのチャンネルだけたまたま古い順に並び替えられていた」パターンが考えられます。
また、YouTube公式は「古い順の並び替えが公式アーティスト・チャンネルを除くチャンネルで発生している」と説明しています。
公式チャンネルでは確かにまだ「古い順」が表示されているものがあるとユーザーの声が出ていましたが、上記の公式チャンネルではそもそも「投稿日時の新しい順」「人気の動画」すら出てきませんでした。
端末によって古い順が出てくる・出てこないに差があり、なおかつチャンネル単位でも古い順が出てくるか出てこないかの違いがあります。どのようなチャンネルで古い順がまだ出てくるかの傾向までは掴めていません。
YouTubeで古い順がなくなった場合の対処法
YouTubeで古い順がなくなった場合の対処法を紹介していきます。
再起動や通信環境を整える、キャッシュクリア等の端末単位でエラーが発生した場合の対処法は下記を参考にしてください。
YouTubeで削除していないのに動画が消えてしまう不具合の詳細や対処法を徹底解説
動画検索で投稿日時の演算子を使う
YouTubeには検索時に「演算子」を含めて検索に反映させられます。この演算子の中に期間を指定するものがあります。
まず検索に自分が本当に検索したいワード・チャンネル名を入力します。その後ろの下記の演算を入力してください。
期間指定の演算子
- before:年-月-日→年月日の部分に入力した期間より前の検索結果のみ表示
- after:年-月-日→年月日の部分に入力した期間より後の検索結果のみ表示
例えば、自分が視聴したい動画が投稿主のチャンネルができたおおよそのタイミング(仮に2019年1月2日だと仮定します)を見極めます。その期間より後に投稿されたものを表示させる場合、検索したいキーワードの後ろに「after:2019-01-02」のように入力します。
この方法でも少なくとも完全に投稿が遅い順に表示させることは不可能ですが、数ある動画の中からある程度の絞り込みは可能です。
チャンネルトップ画面でアップロード動画を押してみる
本来なら、チャンネルトップ画面で「動画」を選択して一覧の左上に出る項目から「古い順」を選択します。
しかし、動画を選択せず「ホーム」のままの状態でも「アップロード動画」という項目がYouTubeのライブ・ショートのフィルタ追加アップデートが行われた後も表示されます。
このアップロード動画をタップすれば「新しい順」「古い順」が表示されたとの報告も出ています。
ただし、10月中旬ごろにアップロード動画を押したら出てきた報告が多く、逆に10月下旬の現在ではアップロード動画を選択しても古い順の並び替えができなくなっている場合があります。
視聴したい動画のタイトルを覚えていれば直接検索できる
もし、視聴したい古い動画のタイトルやどのような動画だったのかを覚えていた場合、検索にてキーワードを入力することで動画が出てくることもあり得ます。
古い順に一覧で表示させることこそできないものの、類似ワードであれば検索できると割り切って、視聴したい動画の系統からワードを自分で決めて検索してみるのをおすすめします。
ブラウザ版YouTubeを使う
ブラウザ版のYouTubeでも、古い順がなくなった報告が多く見受けられます。
しかし、アプリ版と比べると「ブラウザ版ならまだ古い順が出ている」との声が多いのも事実で、ユーザーによってはブラウザ版なら古い順がなくなっていないこともあり得ます。
YouTubeブラウザはこちらからアクセスできます。
後日YouTubeが対応する場合あり
YouTubeは問題発生ユーザーに宛ててTwitterのリプライで「問題が確認されていて現在調査中」と回答しています。
調査の結果YouTube側に問題があるエラーで問題を解消できた場合は、不具合が解消されて古い順も復活すると考えられています。
10月中旬の一部ユーザーに向けてのアップデート以降時間こそ経過していますが、ほとんどのユーザーにアップデートが反映されてから、本腰を入れて古い順がなくなった問題の解消に取り掛かることもあり得ます。しばらく様子を見て順次復活されているか確認するのも対処法のひとつです。
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