今回は、docomoの「iモード」等がサービス終了!詳細と通話やメールは使えるのかを徹底解説していきます。
docomoのガラケーを使っている人に関係のあるニュースをdocomoが公表しましたが、ガラケーユーザーに大きな影響を与える可能性が高いです。
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docomoのiモードがサービス終了!
docomoのiモードに関連するサービスが終了することをdocomoが発表しました。
多くの人はスマホを使っているので関係ないと思っているかもしれませんが、通話用等でdocomoのガラケーを活用していたという人にとっては大いに関係のある発表です。
そもそもiモードとは
docomoのiモードとは、「ガラケーのインターネット接続・キャリアメールの送受信を支える携帯電話のIP接続サービス」のことです。
主にdocomoのガラケーに採用されているIP接続サービスで、ガラケーを使ってインターネットで何らかの検索をする場合や、メールを送信したい場合等に活用されます。
iモードは日本ではじめて携帯電話に採用されていたのですが、2006年に普及して2020年まで約13年間に渡ってdocomoユーザーの手助けをしていました。
既にiモードの新規受付は終了していて(終了したのは2019年9月30日です)、ガラケーをメインに使っていた多くのユーザーもスマホに乗り換えようと動き出しているところです。
iモードそのものは使えるが「iモード検索」が使えなくなる
docomoが2020年のうちにiモードのサービスを終了するという噂は、iモードのサービスが終了した2019年から言われていた噂です。
しかし、docomoが2020年2月に発表した情報によると、「2020年に終了するのはiモード検索」だけでした。
iモード検索とは、docomoのガラケーでインターネットで検索する際に使う検索バーのことで、この検索バーを使ってキーワードを検索して情報収集をしていたという人が大半ではないかと予想されています。
iモード検索だけが使えなくなったとしても他の検索サービス(Yahoo!・Google等)を活用すれば問題はありませんが、今までiモード検索を使ってきた人は、やや不便に感じるかもしれません。
2020年3月24日10時にiモード検索が使えなくなる
iモード検索が使えなくなるのは「2020年3月24日の10時から」です。
3月24日になったとしてもdocomoのiモードそのものが使えなくなるというわけではありませんが、今までと違った使い方となる可能性のあるタイミングだと覚えておいてください。
2026年3月31日にiモードとFOMAが使えなくなる予定
2026年3月31日には、iモードとdocomoの「FOMA」が完全に使えなくなります。
iモードは既に新規申し込み受付を終了しているので今から新規で登録することもできず、2026年になったら完全にサービスが終了されてしまいます。
ガラケーからスマホに移行しておく必要がありますが、6年も猶予期間のようなものが存在するので、今から急いでガラケーからスマホに移行する必要はありません。
ただし、サービス終了ギリギリに移行するのではなく、スマホに慣れるため早い段階でスマホを契約した方が効率がいいです。
ユーザーのガラケーからスマホへの移行が目的
docomoでiモードが使えなくなるということは、iモードサービスとの契約が必須機種のガラケー(ガラケーでもスマホ回線に繋がっている機種も存在します)も同時に使えなくなるということです。
docomo側が「ユーザーにスマホを使ってもらいたい・移行してもらいたい」という魂胆があってのサービス終了ではないかと予想しています。
ガラケーは非常にシンプルに操作できますが、サービスの質はスマホの方がいいのはもちろん、料金プランも安いものが多くなっているので、docomoも力を入れて宣伝していきたいのでしょう。
auも「3Gサービス」というガラケーの接続サービスが終了するので、携帯・スマホ業界全体でガラケーからスマホへの移行をおすすめしているイメージで構いません。
docomoのiモード・FOMAがサービス終了するとどうなる?
docomoのiモードやiモード検索、FOMAのサービスが終了するとそれぞれどうなるのかも紹介します。
これらのサービスが終了することは、ガラケーを使っている人にとっては重要な事項なので、しっかりと確認をしておいてください。
また、docomoのガラケーを使っていなかったとしても、各シャリアの通信や接続に関するサービスが終了する際の参考にすることができます。
iモード検索終了で検索結果が表示されなくなる
iモード検索のサービスが終了してしまうと、iモードを使ってインターネット検索を行うことができなくなってしまいます。
iモードの機能である「ニュースや天気を見る」「メールする」「ゲームや音楽をダウンロードする」といったことは可能ではありますが、インターネットを使って調べものをすることが困難となります。
ただし、iモード対応のサイトは現在では非常に少なくなっていて、大抵はPCサイト等もスマホでないと表示できないようになっています(サイトの容量の関係です)。
そのため、ガラケーで調べものができなくなったとしても、そこまで困るようなことはありません。
iモードそのものの終了でインターネットに繋がらなくなる
iモードそのものが終了してしまった場合、インターネットに関する情報網が全て使えなくなります。
今までならiモードを開くことはできましたが(新規会員登録はできません)、iモードから利用できる天気やニュースの情報・音楽やゲームのダウンロード等を行うこともできなくなります。
インターネットに繋がらないので、インターネットを経由する必要があるドコモメール等も活用できなくなると考えてください。
FOMA終了で通話やメールができなくなる
2026年にiモードと一緒にdocomoの「FOMA」もサービスが終了してしまいますが、FOMAはiモードと違って「携帯電話の電話部分」を支えているサービスだと考えてください。
FOMA(3G)がサービス終了してしまうことで、FOMA対応携帯での通話が一切できなくなってしまいます。
iモードとFOMAが同時にサービス終了してしまうことによって、使っているガラケーがただの置物になってしまうのだと考えて構わないでしょう。
2020年3月24日以降も通話やメールは可能!
今回、ユーザー視点で主に騒がれているのは「2020年3月24日にiモード検索が使えなくなる」ということですが、これはiモード検索だけの終了ですので、iモードやFOMAが使えなくなるわけではありません。
これはサービス終了期間が間もないことが原因ですが、2020年3月24日を過ぎたとしても、2020年3月31日まではガラケーを使ってiモードや通話を行うことは可能だと考えてください。
そのため、ガラケーを持っている理由が「通話だけのため」である場合は、今すぐに機種変更を行う必要はなく、しばらくは後回しにしても問題はないでしょう。
もちろん2026年3月31日までにスマホへの機種変更が必要ではありますが、docomoがサービス終了間近(サービス終了後)にお得な機種変更プランを立ててくれる可能性も考えられます(スマホに慣れたいから早めに機種変更しても問題はありません!)。